IT・Web領域専任キャリアアドバイザーの連載コラム インフラエンジニアのための転職力アップ法

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社内SE志望者が最終面接で落ちる「NG回答」

2014.02.13

IT・Web領域専任キャリアアドバイザーの糸井 崇喜です。

社内SEはITエンジニアにとって人気の職種ですが、残念ながら、転職活動を進めて最終面接まで行ったのに、不採用になる事例をよく見てきました。

どんな場合に不採用になるのか。最終面接まで行っているのですから、技術的な資質は問題がないと判断されているはずです。不採用となった理由は、採用企業の経営陣や事業責任者らが参加する採用面接で、「この会社の社員としてふさわしくない」と思われてしまったことにあります。今回は、最終面接での「NG回答」の例を見ていきましょう。

まずひとつ目の事例を紹介します。最終面接で「改めて、志望動機は?」と聞かれたときに「私が社内SEをやりたい理由は……」とその職種を志望する理由を話し始めてしまったケースです。ここは、社内SEという職種の志望ではなく、「この会社」を志望する動機を説明するべきでした。経営陣は「なぜうちの会社を受けるのか」という説明を聞きたかったのです。

なぜ、会社を志望する動機を確認するのか。それは、経営戦略に照らして採用した人材が、将来にわたって自社で働いてくれるかどうか、自社の製品やサービスに愛着を持っているかどうか、長期的な視点を知りたがっているからです。

「この会社」に入りたい理由を

「10年後にどうなりたいですか?」と聞かれて、「マネージャーになりたい」といった具体性に欠ける回答をしてしまうことも、NGです。この場合、「その会社で、自分がどのような能力を伸ばして、何を実現したいのか」を説明することが期待されています。

野球選手に例えると「足が早いので盗塁王を目指します」や「全試合フル出場を目指します」といった、選手の個性が出ている回答が良い回答といえます。その会社で果たせる役割や、自分の能力で実現したいこと、例えば「業務効率を上げて原価を下げます」といった具体的な「実現したいこと」を説明できるようにしてください。

その他、「どんな学生時代を過ごしたか」「性格上の強みは」など、ITと関係がない質問をされることもあります。「あなたの弱みを複数あげてください」といった、答えにくい質問が出された例もあります。最終面接で予期せぬ質問に動揺し、質問意図に答えられないことがないよう、自分の専門分野に関することだけでなく、新卒採用と同じような面接への心構えを持っておいた方がいいでしょう。

面接について万全の準備をご希望の方はぜひ、キャリアアドバイザーへお気軽にご相談ください。

IT・Web領域専任キャリアアドバイザー 糸井 崇喜

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