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転職マネー相談室

Vol.13 転職活動編 その6:転職活動中にもらえるお金

転職活動には、交通費や宿泊費など結構かかるもの。応募先企業から支給されたり、一部でも補助される場合はありがたいのですが、全額自己負担となると、遠方の企業には活動しづらいことも。こんなときに活用できる制度を紹介します。

一般的に雇用保険は「失業中のしばらくの期間、前職で受け取っていた給料の何割かを受け取る」制度ですが、雇用保険には就職活動費を支援する給付制度もあります。「広域求職活動費」といって受給資格者等(高年齢受給資格者を除く)が公共職業安定所の紹介で広範囲の地域にわたる求職活動(会社訪問、面接、事業所見学等)を行う場合に支給されます。

具体的には以下のような条件があります。

  • (1)待期期間満了後、または給付制限期間の経過後に広域求職活動を行うこと。
  • (2)広域求職活動のため訪問する事業主から広域求職活動に要する費用が支給されないこと。または支給されても、その支給額が広域求職活動費の額に満たないこと(事業主から費用が支給された場合は、広域求職活動費とその額との差額が支給されます)。

また、この広域求職活動費には大きく分けて「鉄道賃、船賃、車賃」と「宿泊料」の2種類があります。支給額は以下のとおりです。

(a)鉄道賃、船賃、車賃

自らの居住地の管轄公共職業安定所と訪問先の事業所の所在地を管轄する公共職業安定所との往復に要する費用

鉄道賃 普通旅客運賃相当額(路線により、特急、急行料金が加算されます)
船賃 2等運賃相当額
車賃 1kmにつき37円で計算した額

(b)宿泊料

宿泊数に応じて、1泊8,700円(一部地域は7,800円)

次に、この給付を受けるための手続きですが、原則として広域求職活動の指示を受けた日の翌日から起算して10日以内に公共職業安定所に申請する必要があります。なお、この支給を受けた後で、その活動の全部または一部を行わなかったときは、その旨を届け出るとともにその金額を返還しなければならないので注意が必要です。

このように「公共職業安定所の紹介で」という条件はありますが、広範囲の就職活動をする場合にはぜひ知っておきたい制度です。心強い味方となってくれることでしょう。

執筆担当:株式会社FP相談センター、ファイナンシャルプランナー 野村 小百合

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