「福利厚生」とは「福利」、幸福をもたらす利益と、「厚生」、生活を豊かにすることがそもそもの意味です。
福利厚生には、社会保険への加入、有給休暇制度、社内積立やグループ保険のほかにも、保養所利用やアミューズメント、スポーツクラブなど余暇や健康増進のための制度があります。よく耳にする福利厚生施設とは、「生活を豊かにするための施設」のことで、具体的には医療施設、保養施設や娯楽施設をいいます。
かつて福利厚生は、企業が独自の保養施設を保有していたなど、企業ステータスのひとつとしてとらえられていた時代があります。ところが現在では、その資産価値は減少し、維持することが負担となっています。また、労働力の流動化や価値観の多様化によって、福利厚生メニューは時代に合わなくなってきました。
このような時代背景から、福利厚生制度のアウトソーシング化が進んでいます。福利厚生専門の会社がメニュー開発、メニュー提供、申し込み、手配等を代行してくれます。多くの会社がサービスを受けることにより、スケールメリットを活かしたメニューがラインナップされ、一企業では成しえない充実した福利厚生制度を利用することができます。
旅行や、レジャー、リラクゼーション、スポーツなどに加え、マネープランの相談や人間ドックなど多岐にわたったメニューの中からご自身にあったものを選択することができます。さらに、企業にとってはコスト削減が可能となり、効率のよい福利厚生を実現できるというメリットがあります。
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利用する社員が使い方を選ぶ、選択型福利厚生制度(カフェテリアプラン)を採用する会社も珍しくありません。カフェテリアで食べたい物を選ぶように、社員が自由に福利厚生メニューを選択できます。
利用したいメニューがない、勤務地域や年齢、性別による不公平感がある、何年も同じ福利厚生では飽きてしまう、といった固定の福利厚生制度に見られるデメリットが改善される制度です。企業は、社員の満足度を高めながら、福利厚生費を抑えることができるといったメリットがあります。
転職する際には、転職先の会社にどのような福利厚生制度があるのか確認してみましょう。
執筆担当:株式会社FP相談センター、ファイナンシャルプランナー 小泉 朱希
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