
ここ一年、DODAに掲載した求人数シェアの推移を見ると、「第二新卒歓迎」を掲げる求人の割合が増加。大手企業だけでなく中小企業でも、即戦力だけではなく、将来を見据えて第二新卒採用を積極的に行う傾向が出ています。また、その中でも特に採用ニーズが高い職種は、「営業」、「企画・事務」、「エンジニア」です。
第二新卒は、これまでの経験やスキルだけでなく“ポテンシャル”を評価されます。では、“ポテンシャル”とは何なのか。今回の特集では、第二新卒採用において採用担当者が「評価したポイント」を紹介します。「採用担当者は、何を基準に“ポテンシャル”を見ているのか?」というポイントをつかむことで事前準備をしっかり行えるはず。転職成功を実現してください。

リーマンショックに端を発した世界同時不況の影響で、新卒採用をストップした企業が多くありました。しかし近年、景気が回復の兆しを見せたことで企業の採用熱が再び活発化。数年前に採用できなかった新卒の代わりに、第二新卒採用を積極的に行う企業が増えています。企業が第二新卒を採用するメリットとしては、「実務経験が少ないものの、社会人経験を持っているため、基本的なビジネスを理解している」ということ。つまり、ビジネス構造や顧客折衝など、ビジネスの基本を身に付けているので、商材や業界特有の知識を学べば早い段階で独り立ちできることが挙げられます。また、社会人経験が少ない分、柔軟に知識を吸収できる素養があるため、入社後の“伸びしろ”への期待も大きくなります。今後の将来を担う若手を採用することで、企業は中長期的な事業拡大が見込めるのです。


企業が第二新卒採用を行う理由の一つとして、「教育コスト」を新卒より抑えられることが挙げられます。つまり、短期間で戦力人材に育てられることが魅力。そのためにも挨拶、ビジネスマナー、言葉遣いなど、ビジネスパーソンとして“当たり前”のことを“当たり前”にできるかどうかがポイントとなります。

採用担当者にとって第二新卒を採用するということは、「まだ見ぬ未来への投資」に他なりません。重要なのは、「将来、大きく成長するだろう」という安心感を人事担当者に与えること。「独学で資格取得をした」「休日は本を必ず一冊読む」など、自主的に行っている自己研鑽の具体的な行動を伝えることがポイントです。

人事担当者は、第二新卒に対して「時間や労力をかけて採用した人材が、前職と同じようにすぐに退職してしまうのではないか」という不安を抱くケースがあります。それを払拭するためには、前職の転職理由に加えて「そこから学んだことを、転職先ではどう活かして、長く活躍していけるのか」を伝えることがポイントです。

一見、簡単そうに見えるこのポイントも、実は多くの転職者ができていません。人事担当者は、「なぜ入社したいのか」に加え、「入社後にどんな活躍をして、自社の成長に貢献できるのか」を知りたいのです。人事担当者は“入社”ではなく“入社後”に目を向けて採用活動を行っています。このポイントを意識することが大切です。

転職者の“将来なりたい姿”と“今の姿”の差が、“これからの成長幅”であると人事担当者は判断します。つまり、その成長幅を“入社後の伸びしろ”として評価されるのです。「どのような知識・スキルを」「どのような方法で身につけていくのか」など具体的に“将来なりたい姿”を語り、入社後の活躍を人事担当者にイメージしてもらうことがポイントです。
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