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更新日:2022年3月28日

タグ:
企業・職種の選び方管理職

将来のキャリアパスが見えず不安

消費財メーカーに勤めています。女性消費者のニーズを的確に捉えた商品開発を行うために女性の管理職を増やす企業も多い中、うちの会社ではその動きがまだまだ遅れています。私自身は管理職としてキャリアアップしたいと考えているのですが、これ以上昇進しないのではと思い、キャリアパスが見えません…。このまま今の会社にとどまっても自分の成長が止まってしまう気もしますし、将来が不安なので、女性の管理職がいる企業に転職しようと思っています。

(32歳/メーカー/既婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

時田絵里奈
国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士
国家資格 キャリアコンサルタント
FP3級

新卒で当社に入社。IT領域の派遣営業を経て、2011年よりキャリアアドバイザーとして従事。IT業界の職種を中心に幅広く転職サポート、これまでに3,000人以上のキャリアカウンセリングを担当。
2016年に長男を出産。自身もワーキングマザーであることから、働き方を変えたい、ワーク・ライフ・バランスを改善したい女性の転職サポートに強みを持つ。

女性がキャリアパスを描く際に、押さえるべきポイントを知っておきましょう

ご自身のキャリアに目標を設定し、中長期的な視点を持たれていることは素晴らしい姿勢だと思います。とはいえ、キャリアパス自体があいまいだと、キャリアアップしたい・将来は管理職として働きたいと考えていても、今後どうしたらよいか悩み、質問者のように不安を感じて女性管理職がいる企業に転職を考えることもあるでしょう。

キャリアパスとは?

キャリアパスとは企業の人材育成制度の一つで、目標とする職位や職責に到達するために必要なスキルや経歴を明確にした道筋のことです。

キャリアパスの提示によって社員が目標を持って仕事を進めることができ、モチベーションもアップし、人生設計を描きやすくなります。会社にとっても、優秀な人材を育成でき、生産性の向上や離職防止などの効果が期待できます。

仕事 目標

女性がキャリアに不安を感じる理由

女性だけに限ったことではありませんが、キャリアに不安を感じる理由の多くは、「ありたい姿」とのギャップによるものが多いでしょう。「給料の上がり方が低く、希望額に達していない」「会社特有の業務を担当することが多く、他社で通用するスキルを身につけられている気がしない」「現在の職種・業種に将来性がなさそう」など、今の自分の姿と理想とする姿との間に開きがあるため不安を感じる人が多いようです。

「キャリアの不安を払拭したい」と思ったときにやるべきことは、今の自分の姿と理想とする姿との間にどのようなギャップがあるかを明らかにすること。このギャップが分かればキャリアパスも描きやすくなるはずです。

キャリアパスの描き方

ご自身のキャリアへの不安の理由が明らかになったところで、自分なりのキャリアパスを描いてみましょう。

このとき、ゴールの設定で重要なのは、「キャリアパスをたどった結果、どうなっていたいか」です。管理職を大きなゴールとした場合、必要な経験やスキルといった小さな目標が見えてきますが、管理職はあくまでポストの一つです。「やりたいこと」であって「ありたい姿」とは別のもの。結婚後もキャリアを積んで仕事と両立したい、出産後も管理職を続けたいなど、ゴールに到達したときどうなっていたいか具体的にイメージすると、目標に向かって動きやすくなるでしょう。

また、自分の業務適性を理解しておくことも重要です。自分に向いていない仕事の場合、やりがいやモチベーションが低下して目標の達成が難しくなるため、自分に適した仕事内容をベースにキャリアパスを立てましょう。

女性のキャリアパスに立ちはだかる「マミートラック」

女性がキャリアを積み上げていくときに大きな壁になるものとして「マミートラック」があります。マミートラックとは、産休・育休を取得して職場に復帰した女性が、時短勤務や業務内容の変更などにより、なかなか昇進や昇給ができない状況に陥ることを指す言葉です。

例えば、時短勤務の影響で責任ある仕事を任されなかったり、部署異動になったりすることがマミートラックの原因になり得ます。こうして、キャリアパスを立て直す必要に迫られる人も多いのです。

マミートラックとは?産休明けの仕事対策

女性のキャリアパスへの不安について会社の考えを聞いてみましょう

マミートラックに乗ってしまわないかという不安も含めて、女性のキャリアパスについて会社の考えが見えないときは、まずは上司や人事に、女性の管理職登用についての方針を聞いてみてはどうでしょうか。

場合によっては、自分が手を挙げて、その会社の最初のロールモデルになることで、自分の存在感をアピールすることにもつながるかもしれません。ただ、上司や人事も消極的で、いくら自分が動いても難しそうということであれば、転職も考えましょう。

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女性管理職に関する政府の取り組み

政府は、指導的地位に占める女性の割合を高める目標を掲げています。2014年には「すべての女性が輝く社会づくり本部」が設置され、2015年には女性活躍推進法が施行されるなど、女性活躍推進を下支えする環境整備が進んでおり、これからは、今まで女性管理職がいなかった企業でも、新たに登用されるケースが多く出てくるはずです。

ですから、転職活動をする際にも、応募先企業の女性管理職の人数だけを見るのではなく、その会社が女性活躍をどう捉え、どのような目標を立てているのかにも目を向けるとよいでしょう。

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転職による人との出会いでも視野が広がる

キャリアの可能性を広げる上で重要になるのが「人との出会い」です。毎日同じ会社の中で過ごしていると、自分の価値観もその枠組みの中で固まってしまいかねません。そうなると、柔軟な思考力が育たず、キャリアアップから遠ざかってしまうかもしれません。

転職によって「人との出会い」を生み、今までとは異なる業界や分野で活躍している人のさまざまな考えに触れて新しい視点が養われれば、自分なりのキャリアパスが明確化されていく可能性もあるでしょう。

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