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更新日:2023年7月27日

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転職のタイミング結婚・出産

転職後に妊娠したほうが有利? 子どもを作るタイミングに悩んでいます

半年前に結婚し、できれば早く子どもが欲しいと思っています。今の仕事は給与面で不満はなく、管理職候補にもなっているのでやりがいを感じているのですが、繁忙期は毎日終電で帰る生活が続き、体調管理もなかなか難しく妊娠できるか不安です。ほかにやりたい仕事もあることから転職を希望していますが、転職後すぐに子どもができた場合、育休を取るのは難しいと聞きました。今の会社で頑張ったほうがよいのか、とても迷っています。

(34歳/メーカー・営業/既婚・子どもなし)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

転職と妊娠のタイミングは、それぞれにメリット・デメリットがあります

転職 妊娠 タイミング

「やりたい仕事に転職すること」と「子どもを産むこと」の両方をとても大切に考え、悩む気持ちはよく分かります。仮に、どちらか一方を優先させたとしても、それぞれにプラス面・マイナス面があり、「正解」はありません。

30代になると現職でのキャリアの方向性がある程度定まってくるため、転職を含めた今後の身の振り方について考えることが増えると同時に、妊娠や子育てなどのライフイベントが重なることも多く、何を優先すべきか迷いやすいタイミングでもあります。

そこで、将来、自分の選択を後悔しないためにも、現職で妊娠・出産をする場合と、転職後に妊娠・出産を考える場合のメリットやデメリットなどを見ていきましょう。

転職する前に妊娠・出産する場合

現職のままで妊娠・出産を迎える場合は、職場内に知り合いが多い慣れた環境の中で、育休や産休を取得できることが最大のメリットです。キャリアを積んできた時間が長く、職場で信頼を得ていれば、産休・育休後、職場に戻りやすいはずです。妊娠中に急な体調不良で欠勤したり休暇を取ったりすることがあっても、周囲からのサポートが得やすくなるでしょう。

デメリットとしては、転職活動をしたいという気持ちがあっても、小さい子どもを抱えていると活動そのものが難しくなってしまうことが挙げられます。また、復職後に転職活動を始めるタイミングを逃してしまい、そのうちに第2子が生まれ、転職活動がさらに先延ばしになってしまうケースもあります。

転職後に妊娠・出産する場合

転職を優先する場合は、子育てをしながら転職活動をするよりも物理的に動きやすいため、自分自身のペースで計画的に活動できます。やりたい仕事や将来的なキャリアプランを見据えて幅広く転職先を探すことも可能です。

ただし、転職後、妊娠するまでの在職期間によっては育児支援制度を利用できないことがあるので、注意してください。例えば育児休業では、勤続1年未満の場合に育児休暇を取得できないと労使協定で定めている企業もあります。そのため、転職後1年未満で出産することになった場合、労働基準法により産休を取ることはできても、育休を取れない可能性があります。また、転職直後の慣れない環境の中で出産や育児をしながら働くのは、かなり大変になることも想定しておかなければなりません。

もし勤続1年未満で企業の育児休暇を利用できた場合でも、育児休業給付金を受給するためには、「育休を取得する前の2年間において、賃金支払基礎日数が11日以上ある完全月が12カ月以上あること」が要件のひとつになります。そのほかにも支給要件がありますので、転職のタイミングを決定する前に自分が当てはまるがどうか確認しておきましょう。

厚生労働省「育児休業給付育児休業給付の内容と支給申請手続」

あなたは大丈夫?育児休暇や時短勤務が適用されないケースに要注意(育児支援が受けられないケース)

仕事と育児を両立させやすい転職先を見つけましょう

出産のタイミングが転職前と転職後どちらであっても、仕事を続けるのであれば、育児と両立できる職場環境は必須ですね。子育てしながらでも働きやすい転職先の条件をまとめてみました。

子育てと両立しやすい職場とは?

仕事と育児を両立させやすい転職先を見つけるポイントの一つは、子育て中の女性社員が在籍しているかどうかです。子育て中の女性社員が多く活躍している会社は、社内の風土や環境を含めてバックアップ体制が比較的整っていると考えてよいでしょう。

また、時短勤務やフレックス勤務、在宅勤務などの制度が導入・活用されているかも重要なポイントです。子どもは体調を崩すことが多く、急な早退や遅刻が発生することもあるため、勤務時間や勤務場所の融通が利く会社であれば不安も和らぐでしょう。ただし、入社してから一定期間を経てからでないと利用できないケースもありますので、しっかりと確認をしましょう。

なお、保育所や学校の行事などで休暇を取りたい日も出てくるでしょうから、有休取得率も参考になると思います。

女性が活躍できる企業 子育て支援企業の見つけ方・選び方 えるぼし

転職と妊娠、いま優先度が高いのはどちらか、よく考えてみましょう

質問者のように転職と妊娠を両方考えている場合、どちらを優先すればよいか悩む人はたくさんいます。子どもが欲しいと考えている女性が避けては通れない問題ともいえるでしょう。

現職でキャリアアップする、転職してキャリアチェンジする、またはライフイベントを優先して妊活に取り組むなど、何を優先するかは人によって異なりますが、納得のいく決断ができるよう、慎重に検討しましょう。

転職理由を整理してみましょう

やりたい仕事と今の仕事、どちらを選択する場合も、今後のライフスタイルの変化を視野に入れることが大切です。今の仕事にやりがいを感じているのに、なぜ違う仕事をやってみたい、転職したいと思っているのか、まずはその動機を分析してみましょう。もしやりたい仕事ができる職場への転職に成功しても、転職理由が明確でないと、今と同じような悩みを抱えることになりかねません。

質問者は早く子どもが欲しいと思っているものの、体調管理に不安を抱えていますから、長時間労働を見直したいということが転職理由の一つに挙げられると思います。ほかにも理由がないか考えてみて、自分が仕事や会社に求める条件を整理しておくとよいでしょう。

また、質問者のように30代で「やりたい仕事」への転職を希望する場合には、未経験の業界や職種への転職はハードルが高いことを認識しておくことも大切です。30代では経験やスキルがより重視されるので、「やりたい仕事」への転職がかなわない場合に備えて、「今の仕事」を活かせる同じ業界や職種の求人も並行して検討することをおすすめします。

未経験の分野に転職したいけどチャレンジすべき?

転職せずに仕事・妊活・育児をするという選択肢も

管理職候補になるほど評価されているのなら、働き方を変えて今の会社で働くことも一つの選択肢です。定時で仕事が終わることが多い部署に異動を希望したり、体調管理を優先して負担の少ない業務に切り替えてもらったりするなど、会社や上司に相談することで働き方を変えられる可能性もあります。

転職は大きな環境の変化なので、最初は慣れないせいでストレスがかかることもあるでしょう。しかし、部署異動など社内での役割変更であれば転職ほど環境の変化による影響はなく、無理せず働き方を変えていけると思います。

パートナーともよく話し合いましょう

妊活はプランどおりにいくとは限らないものです。それらを踏まえた上で、今は「やりたい仕事に転職すること」と「子どもを産むこと」のどちらを優先するのか、パートナーと一度しっかりと話し合いましょう。お二人が納得のできる選択をすることが一番大切です。

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