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転職市場予測2024上半期
【doda編集長とキャリアアドバイザーが動向を解説】

転職市場で求人数は増えるか、求人が増える業界・職種はどこかなど、doda編集長と16人のキャリアアドバイザーが解説します。企業が求人を出す背景や採用したい人物像などのアドバイスもお届けします。

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15の業界・職種の転職市場の動向は?

15の業界・職種の転職市場の動向をdodaキャリアアドバイザーが解説。企業からの評価が高い経験、スキル、転職活動時のポイントなどもお伝えしています。

2024年上半期の転職市場は求人が増え、追い風が続く見込み

取り上げている15の分野 のうち14の分野で求人が「増加」または「好調を維持」と予測しています。

求人増加(10分野): IT・通信、電機・機械、不動産・建設、金融、メディカル(医療業界)、営業、法務、企画・マーケティング、化学・素材、食品
好調を維持(4分野): 人事、経理、販売・サービス、クリエイティブ
横ばい(1分野): 事務・アシスタント

このように2024年上半期の転職市場では求人数が好調な分野が多く、転職のチャンスが広がるでしょう

求人増加の背景は、新型コロナウイルスの影響で一時採用活動を控えていた企業が採用を再開し、一定期間、採用できていなかった分の人材を確保しようと、コロナ流行前の求人水準を上回る「リバウンド需要」が好調のためです。

「リバウンド需要」は、2021年ごろから徐々に需要が拡大し、2023年にはあらゆる業界で過去最高水準の求人数を記録しました。2024年も2023年に引き続き、「リバウンド需要」を背景に高水準の求人数を維持すると考えられており、転職市場全体で求人の増加が期待できます。

ただし、こうした「リバウンド需要」に伴う採用は充足する企業も少しずつ出てきており、『未経験歓迎』の間口の広い求人から採用終了する傾向があります。未経験の業界・職種への転職を考えている人は早めに活動開始したほうがよさそうです。

2024年上半期では若手・ベテランともに転職のチャンスがあります。ベテランのニーズが高まっている背景には、事業拡大に伴い組織強化を図りたい企業が、技術力や知見・経験を必要としていることがあります。

若手のニーズが高まっている要因には、将来を担う人材を育成しようと採用を強化していることのほかに、新卒採用に苦戦する企業が増えており、新卒採用で充足しなかった人材を第二新卒・若手で補完しようとする動きがあります。

業界別で見ると、IT・通信業界では引き続き各種DXニーズが拡大しており、建築・土木業界では2024年3月の働き方改革の猶予終了(4月から時間外労働の上限規制適用開始)、製造業では世代交代を踏まえた技術継承、化学・素材業界ではEV(電気自動車)の生産体制の強化、物流業界では2024年問題に伴うドライバーの採用強化、食品業界では新卒採用から中途採用へ人材戦略の見直しなど、業界によって人材採用の課題は異なります。

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2024年上半期の転職市場で押さえておきたいトレンドは?

転勤をなくす「地域限定社員」を導入する企業が増加。働きやすい環境づくりが進む

売り手市場に伴い企業間の人材獲得競争が激化しています。そのため、企業は採用に力を入れるだけでなく、社員満足度を高め、社員の定着率向上(離職防止)を図る動きが活発化しています。その一環として、最近では全国転勤をなくし、働くエリアを限定した「地域限定社員」の制度を導入する企業が増加しています。

これにより、働き手は希望の地域で長く就業できる選択が可能になってきています。また、これまで事業所の人材不足を転勤で確保していた企業には、中途採用を強化する動きも見られます。

DX化の推進でビジネスモデル・採用ニーズにも変化が

あらゆる業界・職種でDX化が進み、ビジネスモデルや企業が求める人物像にも変化が見られます。

例えば、販売・サービス職では、飲食業界や小売業を中心に配膳ロボットや無人レジを導入するなどDX化が進んでいます。これまで、接客に費やしていた時間を、店舗の売り上げを上げる戦略や、店舗運営の効率化を考える仕事に割くようになってきているため、こうした店舗では、戦略立案や、マネジメント・業務効率化ができる人材のニーズはますます高くなっていくと予想されています。

そのほか、クリエイティブ職では、ChatGPTなどの生成AIの発達により、制作スキルがあるだけでなくデザインの企画力や、マーケティングの知見もある人物が求められるようになっているなど、採用ニーズにも変化が見られます。今後身につけておくと有利なスキルやアピールすべき経験が変化し始めているため、各業界・職種の解説を参考にしてください。

賃上げ(ベースアップ)に踏み切る企業が2023年に続き増加。求人の好条件化

2023年は物価高の影響を受け、賃上げに踏み切る企業が増えていましたが、2024年上半期も引き続き、賃上げの動きが継続する予想です。少子高齢化に伴い、企業の人材確保は喫緊の課題。2023年は賃上げを見送った企業も、他社への人材流出を防ごうと、賃上げに踏み切る企業が増加する見込みです。

あわせて、中途採用で内定者に提示する給料も上がってきています。これを機会に、転職活動をしてみると、年収アップや就労スタイルなどで希望にかなう求人に巡り合えるかもしれません。

2024年上半期の転職はキャリアアドバイザーとかなえよう

このように2024年上半期の転職市場では求人が増え、自分の希望に合った企業選びもかないやすくなっています。転職活動では、しっかりと自分の強みを企業に伝え、組織や会社にどれだけプラスの影響を与えられるかをアピールしましょう。
あなたの今までの経験の中から、目指す業界や企業にフィットする強みや可能性を見極めるのがキャリアアドバイザーの役割です。プロの力を使いながら、2024年上半期の転職を成功させてください。

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