“体が資本”と昔からいわれていますが、普段から健康を意識し体を鍛えている社会人はどれくらいいるのでしょうか。gooリサーチとプレジデント編集部が2010年に行った共同調査によれば、「毎朝の体操、1駅分歩くなど、日常の中に決まった運動を取り入れ、習慣化している」と答えた人は、「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」の合計が、年収400万円台の27.3%に対し、年収1,500万円以上では40.5%と、大きな差がある結果に。

他にも、ランニング専門誌『ランナーズ』が2010年に行った調査では「皇居を走る男性ランナーの半数以上が年収700万円以上」という結果も出ています(※)。以上のことから「収入が高い人は、健康に気を遣っている傾向がある」といえそう。では、なぜそのような相関関係があるのか、その理由を分析してみました。

 

1.計画的に仕事をするスキルと体を鍛えるスキルは似ている

仕事ができる人は計画的に仕事を進めることができるため、プロジェクトの進捗(しんちょく)を把握したり、事業全体を俯瞰する視野を持っています。体を鍛える場合、自身で目標を設定し、その目標を達成するためのプロセスを逆算して、トレーニングしなくてはなりません。以上のことから、自身で目標を持ったダイエットや筋トレをする際にも役立ちます。

 

2.セルフコントロールは、仕事にも健康にもいい影響をもたらす

社会人なら「楽しくなくてもやらなければいけない仕事」は多くあります。そんなときでも自らの気持ちをコントロールし、前向きに仕事に向き合うことは健康的な習慣を継続することと似ています。「忙しくてもジムに行く時間をつくる」「朝早く起きてランニングをする」「アルコールや脂肪分の多い食事を控える」など、自らを律することができる能力の有無は、仕事においても影響するといえるでしょう。

 

3.お金を稼ぐ人は、体へ投資する意欲も高い

「お金持ちが最後に選ぶ買い物は健康だ」という話があります。どんなにお金があっても健康でなければそれを自由に使うことはできません。そのため、お金を稼ぐ人は、定期的に人間ドックに通ったり、パーソナルトレーナーを付けてエクササイズするなど、体にも投資する意識が高くなるようです。

 

4.ITを有効活用して健康も管理

最近はウエアラブルコンピューターといわれる、腕時計のように身に着ける健康デバイスが流行の兆しを見せています。例えば、腕に着けるだけで、身体の活動量を測定し、歩数や歩いた距離などからカロリー消費量を計算できる端末など、健康管理をサポートするデバイスが登場しています。また、スマートフォンでも筋トレやランニングなどの習慣をサポートするアプリが多く開発され、健康のバロメーターをグラフでいつでも確認することができます。仕事ができる人はこういった最新機器やサービスの情報を常にキャッチアップし、健康習慣やモチベーションを維持するために役立てているようです。

 

5.仕事ができる人も、体を鍛えている人も、自信を持っている

仕事ができるようになると少し自信がつきませんか? それと同様に、プロポーションの美しい女性や、腕っ節の強い男性は、自分に対する自信を持っていることが心理学でも証明されています。自信は、自分への信頼の積み重ねで生まれるもの。仕事も健康な体づくりも、途中で投げ出したりせず、トレーニングを積み重ねていくことでスキルが身に付き、それが自分に対する自信になっていくというところが似ているようです。

 

「仕事ができる人」と「体を鍛えている人」の相関関係の理由、納得のいくものでしたでしょうか? 20代のうちは不摂生な生活を送ってもそこまで体に差し障りはないし、体を鍛えることに投資する余裕はないというのが本音かもしれません。「体を鍛えればできるビジネスマンになれる」とは必ずしもいえませんが、相関関係があるのは間違いなさそう。これを機に、トレーニングを始めてみては?

関連リンク
※ ランナーズ2010年9月号
「年収1500万社員vs400万」630人分析! -グズ脱出&メリハリ化のコツ、すべてわかった
参考書籍『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』(幻冬舎新書)

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