営業、接待、恋人とのデートに上司との飲み会…人と接することの多いビジネスパーソンであればどんな場面でも、相手に与える印象は大切です。しかしどんなにトークがうまくても、スーツがビシッときまっていても、アイラインが上手に引けていても、印象を台無しにしてしまうもの。それが、足の臭いです。

夏に頑張るビジネスパーソンの天敵、足の臭い。いったい、どのように防いだらいいのでしょう。今回は接待などのシーンでお座敷にあがるとき、うっかり臭ってしまいクライアントがしかめっ面!などとならないよう、ビジネスパーソンが大切な日の前に実践しておきたい5つの足の臭い対策を紹介します。

 

そもそも、なぜ足は臭うのでしょうか。

■不快な臭いは汗と雑菌のコラボレーションから生まれる

湿度と気温が上がれば、人は体温調整のために汗をかきます。足の裏には、この汗を出す汗腺が集中していることもあって、平均してコップ1杯程度(約200ml)の汗をかくそうです。つまり、靴の中は人工的なサウナのような状態なのです。これだけ聞いても、何だか汗臭い感じがぷんぷんしますよね。

ところがこの汗、実はほとんど無臭に近いのだとか。それではなぜ、あのような悪臭が漂ってしまうのでしょうか。
実は臭いの原因のひとつは空気にあります。汗は空気に触れると酸化し、悪臭を放ち始めます。
それだけではありません。汚れた足の裏には、角質やアカがビッシリとこびりついており、これが、雑菌の餌となって、彼らを繁殖させているのです。この雑菌がくせ者で、酸化した汗の臭いを増長させてしまいます。人工的なサウナのような、高温多湿の靴の中は、まさに雑菌のすみか。繁殖するにはもってこいの環境なのです。

自分がクライアントの立場のとき、あるいはクライアントと一緒のときに、そのような雑菌まみれの足で商談や接客をしていたのだと思うと、何だかゾッとしてしまいます。

そうならないためにも、足の臭いを防ぐためには、汗と雑菌繁殖の問題をクリアすればいいわけです。さぁ、基礎知識を学んだところで、ビジネスパーソンが人と会う前に実践したい4つの対策を紹介します。

 

■すぐに始められる足の臭い対策

その1 足の裏はボディーソープでなく、固形せっけんで洗う

言うまでもなく、足の裏を常に清潔に保つことが大切です。毎日のシャワーや入浴こそ防止にはもってこいなのですが、ひとつ注意をしておきましょう。
それは、足の裏はボディーソープではなく、殺菌性の強い固形せっけんのようなもので洗うということ。体をこすりながら、ついボディーソープで洗ってしまいがちですが、保湿効果が強いために、逆に足蒸れの原因となってしまいます。

クライアントといつも清き関係を築くには、まず自分の足元を要チェックですね。

 

その2 自家製の足湯で悪臭予防

近年、流行の足湯を、自宅の浴室で再現しましょう。40度以上のお湯を洗面器に張り、そこにコップ1杯程度のお酢を入れます。そこへ足を浸すこと約15分、キレイに洗われた足は、さらにお酢の殺菌効果で臭いのもとをシャットアウトしてくれます。
また、とくに足の臭いがキツイ方は、お酢の代わりにミョウバン水が効果的とか。このミョウバン、実は水虫や体臭にも効果的なだけではなく、肌もつるつるになる優れもの。ドラッグストアで簡単に入手できるので、一度試してみるのもいいでしょう。

備えあれば憂いなし。ビジネスパーソンたる者、段取り八分(はちぶ)の言葉にあるように、事前対策は必須といえそうです。

 

その3 オフィスでは室内履きに履き替える

ひとたび外に出たら、靴は履いたままになってしまうことの多いビジネスパーソン。せめて、オフィスにいるときぐらい、靴を脱いでおきたいものです。本来ならできるだけ素足で過ごすことが、足の蒸れだけでなく臭いや水虫の発生を抑えることにもなってくるのですが、さすがにそうもいきません。そこで、会社やオフィスでは、スリッパやサンダルを履くなど足への通気性をよくすることを心掛けることをオススメします。そうすれば、足の蒸れを防ぐ最良の予防策となり、突然の接待でお座敷にあがるときも安心です。

 

その4 靴を足にフィットさせる

足の臭いの原因で、意外と多いのが、自分の足にフィットした靴を履いていないということ。実は隙間の多い靴を履いていると、常に足が緊張した状態となり汗をかくことになります。そのため、いつも蒸れた環境が出来上がってしまうのです。こうしたことを防ぐためには、中敷きを使うなどして、足を靴にフィットさせるようにします。すると、リラックスするだけでなく、適度な隙間からの通気性が生かされることになるので、自然と換気されることにつながります。

ここにご紹介した方法だけでなく、消臭スプレーを使うなど人それぞれの工夫もあるでしょう。ただし、あまり臭いを気にし過ぎてしまうことも、その緊張から発汗の原因となることもあるそうです。周囲の人たちに不快な思いをさせず、スマートにふるまうためにも、過剰な意識をし過ぎず、自分に合った無理のない方法を試してみてはいかがでしょうか。