初めての転職は、学生の就職活動とは違い、正しい情報を理解していないとさまざまな落とし穴が待ち受けています。そこで今回は、先輩方が経験した「転職失敗例」を例に挙げながら、転職を成功させるコツをご紹介していきます!

 

就職活動中の失敗—スケジュール編—

【失敗例1】

“平日に面接時間が確保できず活動が長引いています…。
「働きながら転職活動をしています。平日に面接を要望されるのですが、今の仕事が忙しくてなかなか時間がとれません。」失敗者:J.Kさん(30歳)”

 

ほとんどの企業が平日に面接を実施しています。これは転職時もっとも苦労する点のひとつではないでしょうか。企業によっては面接日程を2回以上キャンセルすると、その時点で選考から落としてしまうというケースもあるようです。

 

◎成功させるコツ:有給をうまく利用しよう!

現職の仕事もおろそかにはできませんから、有給をうまく利用して1日または半日しっかり時間を確保できるよう、仕事のスケジュールを事前に調整しておく必要がありますね。

 

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【失敗例2】

“スケジュール管理がうまくできず、複数社の面接日程が重なってしまいました。
「比較検討のために、同時に複数社に応募。しかし、スケジュールの管理がうまくできず、面接を同じ日に2件入れてしまいました。時間的にも、どちらか一方には行けそうにありません。どのように対処すればよいか悩んでいます。」失敗者:K.Kさん(24歳)”

 

もちろん面接日程の調整は可能です。しかし、一次・二次面接など人事担当者が面接する場合は比較的容易でも、役員以上が面接を担当する場合は日程調整の相談も慎重に行わなければなりません。

 

◎成功させるコツ:優先順位をはっきりさせる
そんなときは、企業の優先順位を付けておき、志望度が高い企業から受けていくと◎。面接慣れしたいからという理由で一次志望の企業を後回しにしてしまうと、採用枠が埋まってしまう場合もあるのでご注意を!

 

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就職活動中の失敗—社内調整編—

【失敗例1】

“就職活動中であることが上司にバレてしまい…。
「現職の待遇に不満を感じ、転職活動をはじめて1カ月。活動をしていく中で、今の会社でもう少し頑張ってみようと思い直すようになりました。しかし、転職活動をしていることが同僚を通じて上司にばれてしまい、会社の居心地が悪くなってしまいました。このまま退社をしたほうがよいのでしょうか?」失敗者:T.Iさん(26歳)”

 

会社に所属している限り、退社の意思を伝えてしまうのは大きなマイナスになります。どのような形で伝わってしまうか分からないので、次の入社先が決まるまで細心の注意を払いましょう。最近ではうっかりSNSから漏れてしまうこともありますので、気をつけたいところです。

 

◎成功させるコツ:平常通りに働くのがベター

上記のようにすでに知られてしまったケースは、慌てて否定すると余計な不信感を煽ってしまいます。転職の話題に触れず、平常通りに仕事をこなしましょう。もし問い詰められた場合は、きっちりと否定を。

 

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【失敗例2】

“退職交渉がうまくいかず、内定先に伝えた入社日に間に合わなそうで…。
「内定をもらい入社日を聞かれたので、その場で日時を決定してしまいました。しかし、今の職場から引き留めに合い退職交渉が思うように進まず、内定先に伝えた入社日に間に合いそうもありません。転職先には『その日で大丈夫です!』と伝えているため入社日を延期してもらうのも難しい状況です。どのように対応すべきでしょうか?」失敗者:M.Mさん(29歳)”

 

無事内定がもらえると舞い上がってしまいがちですが、その場で入社日を伝えることは避けましょう。退職交渉はスムーズにいかないことも多いため、転職先の入社日は、退職交渉の進捗を見極めつつ決定するといいでしょう。

 

◎成功させるコツ:退職交渉の経緯をしっかりと説明して延長交渉を

 

それでもうまくいかない場合は、入社日の延期交渉も可能です。ただし遅れてしまった理由を説明する必要があるため、退職交渉の経緯をまとめて伝えられるようにしておきましょう。こうした際に「段取り能力があるかどうか」を見られている場合もありますよ。

 

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就職活動後の失敗—職務内容編—

【失敗例1】

“あこがれの仕事に転職しましたが、想像以上につらいです。
『楽しくて、収入も良い』と言っていた友達にあこがれて、同じ職種に転職したのですが思っていたよりもハードでついていけそうにありません。もう一度転職したいのですが…。」失敗者:N.Kさん(29歳)”

 

◎成功させるコツ:しっかりとした情報収集を!

「あこがれの仕事」と「自分ができる仕事」は違うもの。収入、仕事内容、職場環境など、どの要素にあこがれているのか、そして自分でも同じように実現できるかどうかを考えてみましょう。

新しい職場で働く自分を具体的にイメージするためには、地道な情報収集が必要です。転職先と同じ仕事をしている知人から話を聞いたり、選考の前に「この職種の人に話を聞いてみたい」と企業に申し出ることも可能です。また、一社だけにこだわるのではなく、他の会社や職種と比較検討することも大切です。

 

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【失敗例2】

“転職後すぐに、採用職種以外の仕事をすることに…。
「経理として採用されたのですが、入社後すぐに総務の仕事も任されてしまいました。転職した直後ということもあり、断れずに引き受けてしまいました。今では当然のように総務の仕事も担当しています。確かに、面接のとき『経理以外はやらない』と伝えたわけではないのですが、戸惑っています…。」失敗者:U.Kさん(24歳)”

 

◎成功させるコツ:面接時にきちんと伝えておこう

面接は企業の要望に応えるだけではなく、双方が希望や意思を伝え合う「お見合い」の場。面接時には、自分の意向をハッキリと伝えましょう。自分の要求があれば、マイナス印象にならない範囲で申し出ておくことが大切です。

 

また企業に所属している以上、担当業務の拡大は避けられません。どうしても希望と大きく外れて納得できない場合は、採用を担当した人事に相談してみましょう。上司は採用された経緯を知らない場合がありますし、これまでのキャリアを見たうえで判断した、という可能性もありますよ。

 

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就職活動後の失敗—社風編—

【失敗例1】

“条件はOK!しかし社風になじめなくて…。
「仕事内容や給与など条件に満足して転職しました。でも、いざ働いてみると、社風が合わなくて…。目標達成の数値を壁に貼り出したり、毎日朝礼で企業理念を唱和したりという風習に対して、戸惑いを隠せません。今まで穏やかな会社にいたからでしょうか。社内のこうした熱さになじめる自信がなく、もう一度自分に合った会社を探すことにしました…。」失敗者:T.Yさん(26歳)”

 

実は「職場の雰囲気や同じ部署の人と肌が合わない」という悩みは、転職経験者に多くあります。採用ページや面接官の印象と実際の現場では実感も異なり、事前に正確な情報を得ることは難しいといえるでしょう。

 

◎成功させるコツ:受け身にならず積極的に動こう

初めから自分に合う職場を見つけるのは、容易なことではありません。おそらく以前の会社でもすぐになじめたわけではなく、仕事を覚えながら徐々に周囲と打ち解けていったはず。受け身にならず、積極的に輪の中へ入っていく姿勢も重要です。

 

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【失敗例2】

“以前の会社のほうが良く見えてきて、戻りたいです…。
「給料や待遇に不満を感じて転職活動をし、それを解消してくれる企業と出会い迷わず入社。しかし、前職のほうが、居心地もよく、やりがいを感じながら働けていたような気がして、どうにか前の会社に戻れないものか悩んでいます。」失敗者:N.Tさん(27歳)”

 

まさに代表といえる、転職の失敗例ですね。後悔しない転職をするために「自分が仕事に求めること」を明確にしておきましょう。そこが不明瞭なまま転職をしてしまうと、「やっぱり転職しなきゃよかった」と思ってしまいます。

 

◎成功させるコツ:現職を“転職先の候補”の1つと考える

こうした事態を避けるため、現職も“転職先の候補”に入れておくという考え方もあります。転職活動をしながら今の会社と比較することで、現職の魅力を再確認できる場合もありますよ。

 

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まとめ

「仕事で何を実現したいか」「仕事に求めていることは何か」を具体的にイメージすることが、転職に重要な鍵となります。誰かに憧れたり、内定を急いだり、理想が高すぎたりと、自分の意思があやふやなままでは、転職だけでなく転職後の仕事もうまくいかなくなる可能性も。

転職はゴールではなく、自分が求めることを実現するための通過点。自分らしく働けるようにしっかりと考え、良い転職にしたいものです。

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