「何のために働いているのか?」この問いに答えられる女性は、どれほどいるでしょうか?結婚・出産といったライフイベントによって人生が大きく変化する女性は、しばしば“仕事の目的”を見失ってしまいがちになってしまうこともあるのではないでしょうか?

 

仕事を充実させようとすればプライベートが疎かになり、プライベートを充実させると仕事のやりがいを感じにくくなる・・・。そんな働く女性は、一体どんなことにやりがいを持って働いているのでしょうか?今回はエンジニア、人事、営業、広報といった様々な職種の方にお話を聞きました!

 

自分が作ったものが動く。エンジニアとして働く私の”やりがい“はそこにあります

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幼い頃、誰もが一度は遊んだことがあるゲーム。昔はゲーム機で遊ぶことが一般的でしたが、今はご存知の通りスマートフォンでゲームをするのが一般的。LINEツムツムなど一度はプレイしたことがあるでしょう。

 

そういったスマホゲームの開発に携わっている社会人3年目のエンジニアの女性(S・Kさん)は、新卒として今の会社に入社したこともあり、エンジニアとしての知識はゼロでした。最初は研修などで新しい知識がインプットできるため、やりがいを感じていたそうです。

 

しかし、エンジニアとして最も苦労するのはサービスの開発。研修などで新しい知識をどんどんインプットしているときは、“新しい知識に触れる楽しさ”が仕事のやりがいに繋がっていましたが、実際にサービスを開発するとなると待ち受けるのは困難ばかり……。身につけている知識だけでは対応できない、イメージ通りのものにならない……など苦労することが多く、仕事の楽しさが分からなくなる時期もあったほど。

 

そんな彼女が苦労しながらも見つけた、仕事のやりがいは「自分が作ったものが実際に動いたとき」。多くの苦労があったからこそ、彼女は自分が作ったものが動く瞬間を見て感動したそう。そして、その作ったものに対して周りの人からフィードバックを受けると、それが仕事のモチベーションに直結するとのこと。

 

また、彼女はこんなことも語っていました。「これが世に出て遊んでくれる人が出てきたらもっとやりがいを感じる」。何かを開発している人のやりがいは、ここに詰まっているといっても過言ではないでしょう。自分で開発したものが他人の手に触れ、使ってもらえる。何かを開発することは困難も多く、時には逃げ出したくもなるかもしれませんが、ユーザーが使ってくれるシーンを想像すれば、やりがいも芽生えてくるのではないでしょうか?

 

採用の醍醐味は相手の人生を一緒に考え、前に進めること。それが何よりも楽しかった

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ほとんどの人が今いる会社に入る際、採用試験を受けたことでしょう。今となっては懐かしい思い出ではないでしょうか?ついこの間まで採用されていた側も、企業に入れば採用する側にまわることもあります。

 

新卒でベンチャー企業に入社し、採用を務めていた経験を持つ女性社員(F・Sさん)は「相手の人生を一緒に考え、前に進めていくことが何よりも楽しかった」と語ります。採用にも新卒・中途など様々種類がありますが、彼女が担当したのは新卒。まだキャリアも明確になっていない学生の話を聞くうちに、「自社の採用につなげるだけではなく、何かこの子のキャリアに役立つようなアドバイスがしたい」と思うようになったそうです。

 

中途の採用は、相手のキャリアがある程度明確になっていることもあり、採用側がアドバイスすることは多くありません。しかし、相手の今後のキャリアを考え、アドバイスできるのは新卒採用だけといっても過言ではないでしょう。

 

仕事をしていると自分のことばかり考えてしまい、なかなか他人の人生を考えることはありません。そうした中、”採用”という形で他人の人生に関わる機会を得られた彼女。相手を喜ばせるために、何か一生懸命考えているときって楽しいですよね?やはり、自分のことだけでなく他人のことにも一生懸命になって考えることは、働く目的の原動力になるのかもしれません。

 

自分だけのことを考えてしまうと、良いことがあったり、悪いことがあったりする度にモチベーションが浮き沈みしてしまいますが、相手を喜ばせることを第一に考えてみると、自分から積極的に動けるようになり、仕事に良い循環が生まれることでしょう。あなたもまずは近くにいる人を喜ばせることから始めてみてはいかがでしょうか??

 

忙しいからこそ週末の楽しみを頭に思い浮かべてますね。それが働くモチベーションになるんです

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広告代理店の営業……残業が多く、ハードワークなイメージが強いですよね。その認識は間違っていません。新卒3年目の女性(A・Tさん)も平日は夜遅くまで働いているそうです。仕事量が多くなってくると、目先のことばかりで手一杯になり、ふと立ち止まってみると「何で働いているんだっけ?」と思ってしまうこともしばしば…。

 

そんな中でやりがいを改めて考えてみると、自分が関わった広告が掲載されるのはもちろんのこと、上司に褒められる、仕事で関わった人に感謝される、ボーナスが増えるといったことが、最終的なやりがいになっているそう。ハードな仕事だからこそ、周りに認められたときの嬉しさは人一倍なんだそうです。

 

また、彼女は仕事がツラくなったときは、週末のことをイメージするそう。「週末の楽しみを思い浮かべて平日は乗り切ってるようなもの」という彼女は、毎週末友人との飲み会やカフェ巡り、ランイベントへの参加といった予定が入っています。毎週、学生の頃の友人、仕事で出会った友人など様々な人に会える楽しみから仕事を乗り切れるようです。

 

仕事の疲れから、週末は時間を気にせずに休みたい……という人も多くいると思いますが、あえて週末に予定を入れてみてください。それが、かえって仕事のやりがいや働く目的になるかもしれません。飲み会など何でも構わないので、週末に予定を入れてみると、平日に何かしら良い影響が生まれるかもしれません。

 

自社のことを多くの人に知ってもらえる。何か反応があったときは最高ですね

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テレビを見ているとき、自分の働いている会社のCMが流れてきたら、どう思いますか?きっと「あっ!私の会社だ!」と思い、少し嬉しくなりますよね。最後に話を聞いた広報の女性(M・Tさん)は、まさに会社の知名度を向上させるべく、毎日広報の仕事をしています。営業のように案件を獲得したという目に見える大きな成果が上がることは少ないですが、彼女は「広報という仕事柄、プレスリリースから記事になるというのも嬉しい」と広報ならではのやりがいを語ってくれました。また、その記事によって、「新規の顧客から問い合わせがあった」と営業担当に聞いたとき、「この仕事をやっていて良かった」と思うそうです。

 

お客さんだけでなく、メンバーからの喜びの反応を“仕事のやりがい”にしている彼女。自分のためだけに仕事をしない。そういう考えを持ってみると、「何のために働いているんだろう……」ということが起こりにくくなるでしょう。

 

働く女性にとっての仕事のやりがい、その共通点は「誰かが喜ぶ顔」でした

今回話を聞いた、4人の女性に共通していた仕事のやりがいは、「第三者に喜ばれること」。ユーザー、上司、クライアント、チームのメンバーなど……第三者の成果に対する反応や評価が、仕事のモチベーションになっているようです。もちろん、評価の中には褒めだけでなく、アドバイスやお叱りもあるでしょう。しかし、そういった言葉を自分の糧とし、誰かを喜ばせるための材料とすることで、困難なことにもめげることなく、モチベーションを保った状態で働き続けています。

 

「誰かを喜ばせたい」という気持ちは、仕事のモチベーションとして当然のことかもしれませんが、働いていると、つい自分のことばかりに目がいってしまいがち。ちょっと働く目的を見失いそうになったときは、隣にいる人を喜ばせることから始めてみてください。きっと、それが仕事のやりがいとなってくるはずです。「仕事にやりがいを見出せない……」という人は、今一度「誰かを喜ばせたい」という気持ちを思い出して、仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか?