いざ「転職しよう」と思った際、自分に必要なもの何かを考え、Googleで検索してみると、検索結果に出てくるのは“転職スキル”や“資格”とった言葉ばかり……。

 

一般的に、多くの人は「転職できるのは様々なスキルを持っていて、即戦力として働ける人」というイメージを、共通認識として持っていると思いますが、ちょっと立ち止まって考えてみてください!

 

本当に企業は、「スキルがなければ採用しない」と考えているのでしょうか?もしかすると、転職者の勝手な思い込みに過ぎないかもしれません。実は、転職サイト「DODA」の調査によると、転職希望者が間違って思い込んでいることの第1位に輝いているのが、「資格やスキルを身につければ有利になる」とのこと。

 

では、一体何が必要とされているのか、今回は実際に人事採用という立場を経験している人に、本当に必要としているものをお伺いしてみました。

 

スキルに頼っていることは、面接をすればすぐにバレる

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スキルを持っている人の特徴として挙げられるのは、「私は営業のプロです」とか「様々なスキルを持っています」など、自分が会社にとっていかに戦力になる人材であるかどうかを説明してしまうこと。

 

しかし、これだけで採用されることはまずない。人事担当者はそう断言します!その理由とは何なのでしょうか?

 

そう、スキルとはその人を計る一つの物差しにしか過ぎません。必要ないとは言うことではありませんが、あれば必ず転職できるというわけでもないようです。今までの会社で培ったスキルが、次の会社でも必ず活かせるとは限らないからです。

 

「確かにスキルはプラスαの評価材料になるかもしれないが、それはあくまで採用するかどうか、一つの物差しにしか過ぎない。」―― 30代男性

 

では、実際に会社が求めているものは何なのでしょうか?

 

会社が必要としているのは、様々なところで大切と散々言われている“コミュニケーション能力”です。「そんなこと知っているよ」と思う人もいるかもしれませんが、その本当の意味をご存知でしょうか?

 

ここで言う、コミュニケーション能力とは、「相手を気持ち良くさせること」だそう。

 

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実際に、「Amazonは卸の会社ですか?」という、スキル以前に業界の知識がない人を採用した方は、「話している時にきちんと相槌をうち、反応してくれるので、話していて気持ちが良かった。スキルの面はかなり低かったが、コミュニケーション能力は満点に近かったので採用した」と語っています。ここで、採用された方は仕事に真面目に取り組み、みんなから愛される(?)存在になっているそうです。

 

相手を気持ち良くするコミュニケーション。これは、スキルではなく、いかに相手のことを考えて行動できるか、場の空気を読んで行動できるかということ。コミュニケーションは苦手だ…と思っている人も、少し意識を変えて常日頃から気をつけて生活していれば、自然と身に付けられるはずです。転職にも必ず役立つでしょう。

 

業種、会社によって変化する採用環境で共通しているコト

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転職をしようと考えたとき、「会社が求める人材に自分は当てはまっているのか?」と考えてしまうことはありませんか?

 

頭を悩ませることも大切ですが、会社が求める人材は非常に流動的。同じ会社でも、欲しい人材はすぐに変化してしまうんです。

 

「この会社は自分にあっているのか?」と自問自答している間にも、その基準が変化してしまう可能性も……。また、会社に新しい風を入れたい場合、今まで雇ったことがない人を雇うこともあり、さらに業種が異なれば・・・と、採用される人材は常に変化し続けていますし、多種多様。

 

ですが、この変化し続ける採用環境の中で、ブレない基準もあります。それが、“会社にフィットできるか”。

 

会社にフィットするということは、スキルではなく、その人自身がどのような意識のもと仕事に取り組めるのかどうかということ。会社にフィットしそうだなと感じる人は、自分の過去の実績に加えて、新しく就く仕事に対して、どのようなアプローチを取るのか具体的に示してくれるそう。すると、採用側も実際に働いている姿を想像できるため、「活躍してくれるのではないか」と期待が持てるみたいです。

 

人事の9割が思っている!?採用基準とは?

 

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世の中に数多いる人事担当のおよそ9割が、口を揃えて言うだろうと思われるのが“最終的な採用基準は一緒に働きたいと思うかどうか”。スキルがいくらあっても、一緒に働きたくないと感じることもしばしば……。

 

「仕事は出来るけど性格が悪い人と、仕事はできないけど性格がいい人であれば、雇うのは絶対に後者」―― 30代男性

 

この一緒に働きたいと思ってもらえることが、転職が成功するかどうかを大きく左右することになります。とはいえ、一体どこを見て一緒に働きたいと感じているのでしょうか?そして、採用者はどこに注目しているのでしょうか?

 

それは働く姿勢にあると言います。これは仕事に対する熱量とも捉えることができます。

 

実際に雇ってみたけれど、仕事に対する姿勢があまりにも低いと「採用して失敗したな・・・」と思ってしまうそう。仕事にきちんとした姿勢で向き合っていないと、皆と同じことをするだけに留まってしまい、成長する可能性も低くなってしまいます。

 

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仮にスキルが全くなかったとしても、仕事に対して真摯に向き合う姿勢や、成長を垣間見ることができれば転職が成功するケースは多くあります。

 

実際に聞いた話ですと、「仕事に対してとても真面目に考えているが、スキルは全くない人を編集者として採用したら、最初は全ての原稿を修正しなければいけないほどだったが、その後、すごい勢いで成長していった」というケースも。これぞ、仕事に対する姿勢がきちんとしているからこその成果と言えるでしょう。

 

本当に会社に必要とされるのは、短期間ではなく、長期的に仕事にきちんと向き合い、成長していける人と言えそうです。

 

自分は何がしたいのかという軸を形成するべき

意外にも人事はスキルを求めていないことが分かりました。スキル自体、あることに越したことはありませんが、それだけで採用されるということは、まずないでしょう。ネットで必要と書かれているからといった理由で、むやみに資格を取ったり、スキルを上げようしたりするのはあまり意味がないような気がします。

 

それよりも仕事に対しての姿勢や仕事で成し遂げたいことなど、仕事軸となる部分を見つける方が、会社が求める人材に近づけるのかもしれません。スキルだけを得て、即戦力として働くことばかり考えていると、長期的なスパンで考えている会社とのズレを感じてしまうこともあるでしょう。

 

もちろん、即戦力を求めている会社もあるかもしれませんが、スキルだけではない部分の方が重視されていることを忘れないでください。

 

・コミュニケーション能力
・会社にフィットできるか
・仕事に対する姿勢、仕事軸

 

転職する際は、この三点に気をつけながら行うと良い結果を得られる可能性が高くなるかもしれません。

 

あなたが仕事を通じて、成し遂げたいことは何ですか?