仕事をする上で、誰もが一度は転職を考えるもの。しかしひとえに“転職”といっても、様々なパターンがありますよね。

給与のことなどを踏まえ同じ業種でより待遇の良い会社へ転職する人もいれば、“やりがい”などを追い求めて、全く異なる業種へ転職する人もいるでしょう。同じ業種へ転職する場合、これまでの経験をもとに志望動機などを考えることができますが、異業種への転職では志望動機のことなど、悩むことが多いのではないでしょうか?

 

「業界が異なると、人も異なる」と言うほど、業界ごとにそれぞれ特徴があり、扱っている商品・サービスも大きく異なります。

異業種への転職は、魅力的に思える一方、現実的に考えると「自分が今働いている職業と全く関係ないし・・・」とついつい転職に対して弱気になってしまいがちではありませんか?経験がないので、何を書いたらいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな異業種への転職を考える際、志望動機は何を書けばいいのでしょうか?今回は5つのステップに沿って、紹介していきます。

 

異業種の転職に求められるのは「3つの軸」

 

志望動機の説明に入る前に、異業種の転職の際に、必要となるものを紹介します。必要になるものと言っても、物体ではなく、考え方のようなものだと思ってください。ここは大きく3つに分かれます。

 

1.転職をする明確な理由
2.前職ではどうだったのか?
3.転職したいという熱意

 

この3つの軸は異業種への転職をする際、より重要になるものであり、ここがきちんと考えられていなければ、うまく異業種で転職することはできないでしょう。ではこれを一体どのようにして志望動機に書くのか、ここから本題に入っていきたいと思います。

 

ステップ1:【自分が本当にしたいことって何?】

 

異業種への転職となると、「なぜ業界を変えてまで、転職をしようと思ったのか?」、ここが非常に重視されます。これは異業種へ転職する人にとって一番重視して考えるべきこと。「なぜ自分は異なる業種でチャレンジしようと思ったのか?」ここはしっかりと突き止めて考えてください。

ここを自分できちんとまとめることができないと、転職をする本当の理由を見つけることはできません。すなわち、この転職をする理由を明確に文章として書けるかどうかで、転職が成功できるかが決まると言っても過言ではありません。

 

ステップ2:【自分史を作って、さらに具体化】

 

なぜ業界を変えてまで転職をしたいと考えているのか、その志望動機を自分で突き詰める際に必要なこととして、自分が何をしてきたのか落ち着いて考える必要あります。ここで役に立てたいのが、仕事をしていた当時の自分史を作ること。

入社時から、現在に至るまでで起きたことを順番にまとめていきます。転職を考えたタイミング、仕事がつまらないと感じたとき、業界を絞ったときなど、志望動機を書く際に必要なものに気づくことができるでしょう。

しかし、ここにはあまり時間をかけず、さっと書いてみることをお勧めします。この自分史は何に興味を持ってきたのかなど、どちらかというと転職のきっかけを知ることが主軸。あくまでも転職をする明確な理由を探す材料にとどめておきましょう。

 

ステップ3:【働く姿をイメージできるような志望動機に!】

 

異業種への転職を考える上で、「自分が今までやってきたことは志望動機に活かすことができるのだろうか?」と疑問に感じる人は多いのではないでしょうか?

ここは特に心配いりません。今までの経験は志望動機に活かすことができます。ただし、志望動機の内容は業種が変わっても活かせるスキルがあることを打ち出していく必要がなります。業種が異なり、未経験だからこそ、何かしら前職と接点を見出さなければ志望動機の印象が薄くなってしまうでしょう。

 

また、ここで注意すべきことは、その会社に入り、働いていることをイメージさせるようなことを書いてあるかどうか。前職の会社と志望を出す会社を比較して、前の会社のダメなところで、次の会社で新しいことを始めたいなどは、実際に働くことが非常にイメージしづらいので、やめましょう。

 

ステップ4:【なぜ、前職の会社ではダメだったのか?】

 

転職は大きくわけて、ポジティブとネガティブ、2つの種類があります。ポジティブな理由による転職は志望動機などで困ることは少ないと思いますが、ネガティブな理由で転職を決意する人は志望動機を考える際、困ってしまいがち。

これまで勤めていた会社に対する不満などは少なからずあるかもしれませんが “今の自分には前職の会社は合わなかった”や“ノルマがきつかった”など、前職をネガティブに言うことは避けましょう。ここで見られるのは、自分のやりたいことが志望動機に落とし込んであり、しっかりとしたビジョンを持って働ける人かどうか。

前職のことを悪く言っていては、逃げてきたのではないかと思われても仕方ありません。「自分はここで働きたいんだ!」と熱意を見せることが大切です。

 

ステップ5:【志望動機を自己PRと結びつけられたら、文句なし!】

 

最後になりますが、志望動機は自己PRと結びつけられているとGood。なぜなら、自分の強みを活かして会社でどう活躍していくのか、人事がイメージしやすいからです。

異業種へ転職をする際は、「なぜ転職しようと思ったのか?」を考えるとともに、自分の強みもきちんと分析しましょう。その2つをもとに考えていくことで、自分にしかない志望動機が出来上がっていきます。そして、自分の言葉で書かれた志望動機は人事の心を打つもの。たかが志望動機・・・と思わず、時間をかけて作るようにしましょう。

 

志望動機は熱意を持って突き詰めて書くこと

最近ドラマでやっていた業界などを、ドラマを見たからということで志望するような人も少なからずいます。転職を決意するきっかけは人それぞれですが、その思いをただ志望動機にしたり、面接で口にしたりしていては、決して採用されることはありません。

多くの場合やりたい事は何なのかを突き詰めて考え、熱意を持って仕事をすることを志望動機で書かなければなりません。思い切って異業種に転職をするわけですから、生半可な気持ちではうまくいくことはないでしょう。

自分でなぜ自分はここで仕事をしたいのか、きちんと落とし込んでから転職の第一歩を踏み出すようにしましょう。そのためにも、ここで紹介した5つのことを意識して志望動機を考えてみてください!