「現在の転職市場トレンド」をチェックしてるとき、自分が住んでいる地域とのちぐはぐさを感じたことはありませんか? 実は転職にも「ご当地」ごとのトレンドや傾向があるのです。

今回は8大都市圏の転職マーケット情報のうち、前回の北海道から関東圏に続いて、「中京・近畿・広島・九州編」をお送りします。

 

自動車業界活性化で求人数は高水準を維持(中京大都市圏)

・自動車業界の盛況により、東海エリア全般が活況!

・個人消費も増加中。外食産業も求人アップ

・関東と関西の中間エリアだからこそ、経験あるU・Iターン大歓迎

 

人工知能により運転を無人化する「自動運転」や環境に配慮した電気自動車などの開発が進められ、活況を呈する自動車業界。そのお膝元である名古屋市、豊田市をはじめとした中京大都市圏の採用熱は依然として高い状態を維持しています。

 

こうした大手自動車メーカーや大手サプライヤーと取り引きのある中堅・中小部品サプライヤー企業での採用ニーズはもちろんのこと、自動車業界の好調の波はその周辺で働く個人消費の増加にもつながっています。つまり、外食産業も同様に活性化。このタイミングで出店攻勢をかけようと判断する企業が増えており、SV(スーパーバイザー)や店長などの求人が増えています。

メーカーにおいては、冒頭のような新しい技術導入のために基幹システムの入れ替え、新設など、これまで抑制してきたIT投資が再開、あるいは積極化している状況があります。そのため、社内SEのニーズは今後ますます高まる可能性もあるでしょう。

 

関東と関西の中間となる東海エリアは、他の地域で経験を積んだU・Iターン転職者の受け入れにも積極的です。全国の転職希望者がライバルとなりうるので、希望の求人を見つけたらすぐに行動しましょう!

中京大都市圏の求人はこちらから。

DODAのホームページでは、1世帯あたりの平均年収などさらに詳しい中京大都市圏の「暮らしのデータ」も掲載中。

 

メーカーで採用が活発。グローバル求人も増加!(近畿大都市圏)

・求む、モノづくり系エンジニア

・グローバル化に伴い、新規販路拡大のための営業求人が顕著

・多様な業種がバランス良く構成され、求人のバリエーション豊富

 

近畿大都市圏のメーカーの求人数は前年比・113%増と、モノづくり系エンジニアの需要が特に高まっています。

近年は外国人旅行客の増加により、飲食業などの求人が好調です。また、「グランフロント大阪」「神戸ハーバーランドumie」「イオンモール大阪ドームシティ」など、大型商業施設のオープンが続いたため現場のSV、マネジャーをはじめとする販売・サービス職の採用ニーズは高く、未経験からでも挑戦できるチャンスがあるでしょう。

 

こうしたグローバル化の加速に伴い、海外系の求人も増加しています。特に、営業職の大幅な求人の増加は、2013年2月以降、顕著な傾向が見られます。生産拠点をシフトさせるメーカーや販売拠点の新設、強化、製品の拡販を狙う企業から人材ニーズが高くなっているようです。

 

近畿エリアでは、メーカー、小売、サービスがバランスよく構成されており、求人のバリエーションが豊富なことが特徴です。U・Iターンを検討中の方は、求人動向をまめにチェックすると希望の求人に出会えるかもしれません。

 

近畿大都市圏での、大阪の求人はこちら、その他関西地域の求人はこちらをチェック。

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自動車業界の活況が全体の需要をけん引(広島大都市圏)

・地元の大手自動車メーカーが好調! 現場での技術職に引く手あまた

・語学力を強みに、ニーズが高まる外資系企業に挑戦するチャンス

・営業職は、主体的に動ける即戦力への求人高め

 

国内自動車メーカーが増産に乗り出したことで、地元広島の自動車部品メーカーなどの自動車関連企業で採用が活発化しています。特にニーズが高いのが生産技術職。増産計画に生産が追い付かない状態で、現場側の技術職が不足しているようです。なお、設計職の採用ニーズも依然として高い状況です。

 

こうした流れによって、外資系の自動車部品メーカーでも求人が発生しています。海外に生産拠点を新設するメーカーも増えている今、語学力は大きな強みとなるため、自信がある方はぜひチャレンジを。

物流系システムなどの構築・開発の需要により、ITエンジニアの求人も増加傾向にあります。

 

また営業職においては即戦力採用がメイン。少ない人数で切り盛りする地方拠点では、入社後すぐに活躍することが期待されているため、自ら学び、管理していける主体性が求められます。

 

中京エリアに引き続き、自動車関連産業の活況でその他の業界にも良い影響が波及していくと予想されます。いずれの業界・職種においても常に動向を確認しておくことをオススメします。

広島大都市圏の求人はこちらから。

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幅広い職種で求人増加! 情報収集が転職成功のカギ(北九州・福岡大都市圏)

・販路拡大に乗り出す企業が増加。人材補充は中途・未経験どちらもチャンス

・IT系職種の活発化にも要注目!

・アジア地域に近い立地を生かした雇用が特徴

 

営業職の採用ニーズは業種を問わず活発。日本経済回復の兆しを受け、個人消費の拡大を見込み、販路の拡充などに力を入れる企業の増加が要因とされています。現在は即戦力の採用がメインですが、人材補充のため今後は未経験採用も増えていくでしょう。

 

また、飛躍的な成長を遂げてきた九州の通信販売業界は引き続き好調で、SE、Web制作、WebデザイナーなどのIT系職種は要注目。企画・マーケティング職、営業職、管理職など、さまざまな職種で事業強化のための中途採用が活発です。

 

福岡市の企業の中には韓国・中国などアジアに近いことを利点に、東京、大阪、名古屋に本社を構える企業が新たに進出するケースが目立っています。この地域ならではの傾向といえるかもしれませんね。新たな雇用も増えているので、情報収集は欠かさないようにしましょう。

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まとめ

西日本の傾向を見ていくと、エリアの立地を生かした経済の盛り上がりが東日本以上に顕著に現れていました。また自動車産業のように、ひとつの業種が与える経済効果が非常に広範囲に影響を与えていることも分かります。

それは好影響だけでなく悪影響も同じことですので、西日本エリアでの就職を検討している場合は、産業のトレンドや波には常に敏感になっていたいものです。

 

たとえ東京のような首都圏でなくとも、エリアごとの有力企業で自分のスキルを生かせるチャンスはたくさんあります。地方在住だからと悲観的になることなく、むしろ立地の強みを見直し、自分の就職活動に一度生かしてみてはいかがでしょうか?

 

(参考サイト)
近畿失業率3・7%に悪化、〝爆買い〟効果?求人は微増

 

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