いまや暮らしのスタイルとして浸透しつつあるシェアハウス。そんな中、株式会社グローバルエージェンツが運営する「ソーシャルアパートメント」が注目を集めています。ワンルームマンションに共有部として広くて機能的なキッチンや、オシャレでゆったりとしたラウンジスペースを設けたソーシャルアパートメント。入居者の平均年齢は30歳前後と働き盛りの層が集まっており、仕事に関する情報共有が盛んに行われたり、入居者同士でイベントを楽しんだりしている模様です。

 

そこで今回は、ソーシャルアパートメント恵比寿に伺い、その魅力や入居者のリアルな暮らし方についてお聞きしてきました。ソーシャルアパートメントならではのコミュニティの雰囲気など、気になるトピックが満載です。

 

より豊かなライフスタイルを提供するための住居

ソーシャルアパートメント恵比寿のラウンジ
ソーシャルアパートメント恵比寿のラウンジ

 

原宿、麻布十番、東新宿、浅草、清澄白河など、アクセスが良く居住地として人気が高いエリアに展開しているソーシャルアパートメント。今回は恵比寿駅から徒歩12分、閑静な住宅街に位置するソーシャルアパートメント恵比寿に伺い、グローバルエージェンツ、コミュニケーションデザイン部の吉田主恵さんにお話を伺いました。

 

「ソーシャルとプライベートの両立」を打ち出し、2005年よりソーシャルアパートメントを運営している同社によると、そこでの暮らし方は従来のシェアハウスとは考え方が根本的に異なっているそう。

 

「一般的なシェアハウスですと、多くの人とバス・トイレ・キッチンなどを共有することで、自由度が低い代わりに立地の良い場所に安く住めるというイメージだと思います。ですが、ソーシャルアパートメントは、一人暮らしよりも充実した暮らし方を提案する“一人暮らしプラスα”の考え方で運営しています」(吉田主恵さん:以下同じ)

 

株式会社グローバルエージェンツの吉田主恵さん
株式会社グローバルエージェンツの吉田主恵さん

 

ここで言うプラスαとは、ソーシャルアパートメントならではの「充実した共用スペース」や「安心感」、「良質なつながり」を指すと吉田さん。

 

「ソーシャルアパートメントでは、一人暮らしよりも充実した暮らしを、誰でも安心して継続できるようなオペレーションを組んでいます。たとえば共用部には私物を置かないなど、快適な暮らしをサポートするための最低限のルールを設けています。

 

その上で常に整っていて快適なラウンジでは、さまざまな背景の人たちとつながり、家族に近い距離感での交流が広がっていきます。

 

一般的なシェアハウスでは友人や家族を呼ぶのがNGとされていることが多いのですが、ソーシャルアパートメントはセキュリティがしっかりしているので外部の人を家に呼ぶことも可能で、より人脈が広がる可能性を秘めています」

 

ソーシャルアパートメント恵比寿のラウンジ
ソーシャルアパートメント恵比寿のラウンジ

 

ソーシャルアパートメント恵比寿の屋上
ソーシャルアパートメント恵比寿の屋上

 

ソーシャルアパートメント恵比寿のキッチン
ソーシャルアパートメント恵比寿のキッチン

 

物件ごとの規模は学校のクラス単位に近い40人前後が多いとのこと。狭いコミュニティで人間関係に気を使う、いつも見たことがない人がいる……そんな不安をなくして、程よい距離感を保ちやすいよう人数設定されています。誰でも、なるべく居心地よく過ごせるように配慮されているのは嬉しいですよね。

 

入居者同士のコミュニケーションはどうつくる?

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シェアハウスに住む際、一番気になるのは「どんな人が住んでいるのか?」という点でしょう。ソーシャルアパートメントでは、営業スタッフが入居希望者と実際に話してみて「人柄」を確認したうえで、入居可否を判断しているそうです。

 

「明確な審査基準があるわけではないのですが、内覧の際に物件担当者が希望者の方とお話をさせていただき判断しています。コミュニティに興味があり、一緒に盛り上げてくださるような方が理想的ですね。実際に入居されている方は、積極的にコミュニケーションを取っている方が多いようです」

 

内覧時に可能な限りこの審査を経て、コンセプトやルールを理解した人々が暮らすので、新しく入居を検討する方にとっても安心材料になっているのだそう。平均年齢は30歳前後というものの、下は18歳から上は70代と幅広く、さまざまな職種の方が集まっていると言います。

 

「一般的なシェアハウスと比べると家賃設定がやや高めということもあり、安定した生活を送っている人が多い印象です。そのうえで、原宿の物件はIT系の職種の人が多い、護国寺や清澄白河は外国人が多いなど、場所によっても色がありますね」

 

ネイバーズ宮前平でのパーティー風景
ネイバーズ宮前平でのパーティー風景

 

物件内で生まれるつながりをメリットの一つとして打ち出しているソーシャルアパートメントでは、どのように入居者同士がコミュニケーションを取っているのでしょうか? 吉田さんから返ってきたのは意外な答えでした。

 

「運営側の私たちが何か仕掛けをつくるというより、居心地のいいラウンジや屋上を設けていることで、コミュニケーションが自然発生しているのが現状です。入居者同士のLINEやFacebookグループもありますが、運営側が参加を促すのではなくみなさんが声を掛け合って参加し交流されていますね。

 

毎日のように顔を合わせるなかで、お互いがどんどんなじみ深い存在になっていき、そのうち一緒に出かけたり、部活のような活動が始まったり。物件内のメンバー同士で会社を立ち上げた人もいます」

 

グローバルエージェンツ側が仕掛けるのは年に2回ほどの全物件向けのイベントのみで、それ以外は入居者自らの声掛けによりクリスマスパーティーや旅行などが行われているとのこと。なんだかサークル活動みたいで楽しそうですよね。各イベントは「参加したければでOK!」というゆるさも魅力。

 

入居者インタビュー①:ソーシャルアパートメント原宿に住む国分さん

入居者インタビュー①:ソーシャルアパートメント原宿に住む国分さん

 

取材に伺った日はちょうど、物件の垣根を超えた交流イベントが行われていました。そこで、参加されていた2名の入居者の方に、それぞれの暮らしの様子をインタビューさせていただきました。

 

——いつからソーシャルアパートメントに住んでいるのですか?

 

2016年3月からなので、2年ほど経ったところです。

 

——原宿の物件の特徴を教えてください。

 

多種多様な職業の方と出会えるのが、すごく魅力的だなと思っています。私はメーカー勤務ですが、IT系のエンジニアやメイクアップアーティスト、海外から来ている留学生など、会社では出会えないような人たちとのつながりができました。

 

——暮らしの中で、窮屈に感じることはないですか?

 

守らなくてはいけないルールがいくつかありますが、それはお互いに住みやすさを守るためのものと理解して暮らしています。他の人に迷惑をかけないよう、きちんと生活するようになったので、一人暮らしより良かったかもしれません(笑)。

 

ソーシャルアパートメント原宿のラウンジ
ソーシャルアパートメント原宿のラウンジ

 

——ソーシャルアパートメントで暮らしてみて、仕事に良い影響はありましたか?

 

私は仕事で英語を使う場面が多いのですが、一緒に暮らしている外国人の方と英語でコミュニケーションを頻繁に取っていることが仕事にも生きていますね。あとはちょっと落ち込んでしまったときメンバーに話を聞いてもらって元気になれた、なんてこともありました。

 

——普段、入居者同士でどのように過ごしていますか?

 

ラウンジで食事をするだけじゃなく、外に飲みに行ったり年始に初詣をしたり、クリスマスなどのイベントごとにパーティーをしたりしています。会社や学生時代の友人だけじゃないコミュニティができて、世界が広がったなと感じています。

 

入居者インタビュー②ソーシャルアパートメント二子玉川に住むみほこさん

入居者インタビュー②ソーシャルアパートメント二子玉川に住むみほこさん

 

——いつからソーシャルアパートメントに住んでいるのですか?

 

2016年5月に二子玉川の物件ができた当初に入居したので、ちょうど2年ですね。

 

——知らない人と空間をシェアするスタイルでの暮らしは初めてでしたか?

 

はい、以前は一人暮らしをしていたので、こちらが初めてでした。私は不動産関係の仕事をしていてシェアハウスという暮らし方に興味を持っていたので、実際に住んでみようと思って。そうして見つけたのが、ソーシャルアパートメントです。二子玉川の物件は他の物件と比べて75世帯と人数が多く、いろんな国の人がいてすごく刺激的ですよ。

 

——最初からコミュニティの雰囲気になじめましたか?

 

私は自分から積極的にコミュニケーションを取っていたので、すぐになじめました。物件のイベントに参加したり、ラウンジでみんなと一緒に食事をしたりすれば、すんなりと仲良くなれると思います。

 

ソーシャルアパートメント二子玉川のラウンジ
ソーシャルアパートメント二子玉川のラウンジ

 

——プライベートな時間はしっかり持てるのですか?

 

二子玉川の物件は、個室にバス・トイレ・キッチンが完備されているので問題ないですね。個室からまったく出てこない人もいるぐらい(笑)。

 

——ソーシャルアパートメントの暮らしの一番良いところは?

 

家に常に誰かしらがいること。仕事が終わった後、外でワイワイ飲むのは疲れるけど家で1人で飲むのは寂しいというときに、1杯だけ付き合ってくれる誰かがいてくれるのが本当にありがたいですね。私より先にソーシャルアパートメントに住んでいた知り合いに「一度住んだら抜けられないよ」と言われたことがあるんですが、実際に住んでみてその意味がわかりました。

 

一人暮らしでは得られない「良質なつながり」が魅力

ネイバーズ宮前平でのパーティー風景
ネイバーズ宮前平でのパーティー風景

 

一人暮らしにはないルールはあっても、ソーシャルアパートメントでの暮らしは、それ以上の価値が得られるライフスタイルといえるのかもしれません。別の居住者の生き方に刺激され、自身もキャリアチェンジしたり、海外留学を決意する人もいるそうです。

 

これまで当たり前だと思っていた自分のスタンダードが覆り、世界が広がる感覚を覚える方も多いのだとか。出会いを楽しみながら、誰かの当たり前を受け入れてライフスタイルをつくっていくことで、自分自身の成長にもつながりそう。

 

一人暮らしはちょっと寂しい、新鮮なコミュニティを見てみたい、自分をガラリと変えてみたい。そんなあなたは、一度ソーシャルアパートメントをのぞいてみてはいかがでしょうか?

 

~取材協力~

株式会社グローバルエージェンツ:https://www.social-apartment.com/

 

(取材・文:小林 香織/編集:東京通信社)

 

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