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特別篇:井上雄彦×京谷和幸

井上雄彦×京谷和幸1on1リアルトーク

チャレンジの先には、必ず喜びがある

車椅子
京谷
車椅子バスケの試合で世界のいろんなところへ行くんですけど、海外ではプロとして活躍している人がけっこういるんですよね。シーズンの期間だけ法人と契約してプレーするという。
井上
日本の選手はどういう感じなの。
京谷
国内で車椅子バスケで収入を得ている人はいませんね。仕事とバスケは別で、仕事がほとんどメイン。就業後、7時頃から練習するのが主流だと思います。問題は、代表選手だったりしても、仕事によって練習時間が取れなくなるということ。理解ある会社が就業時間を調整してくれたりするケースも中にはあるけど、それはやはり個々人で働きかけるしかない。で、ぼくは何かできないかと思って、6月から「DODAチャレンジ」という障がい者専門の転職サービスでアドバイザーをしているんです。ぼくの経験や知識が、障がい者と企業をうまくマッチングすることにつながっていけば、現状を少しずつでも変えていくことができると思って。
井上
障がい者を取り巻く環境から変わらないと、車椅子バスケも強くならないと思うんだよね。国際的な試合とかで日本代表に勝てって言っても、裾野が広がらないと頂上のレベルも上がらないんだよ、絶対。
井上さん×京谷さん
京谷
変えていきたいと思います。簡単なことではないと思うけど、チャレンジしたい。ぼくは逆境になればなるほど闘志が湧くんです。挫折や失敗は人生につきものだと思うし、その挫折や失敗が大きければ大きいほど、それを乗り越えたときに人間として成長できると思うので。逆境だと思ったときは、その先を見てチャレンジしていけば、逆境が逆境じゃなくなってくると思うんです。
井上
いまチャレンジすれば先がよいものになるみたいなことがわかるんだ?
京谷
いままで逆境の連続でしたから(笑)。事故のときも人生のドン底だと思ったし。でも、これ以上落ちることはないんだって思ったら、開き直って前向きになれたんです。それに、自分の周りには助けてくれる人がいっぱいいるから。家族だったり、仲間だったり、そういういろんな人たちの助けがあって、乗り越えられました。逆境に直面している人は、そういうときこそ周りを見てほしいですね。
井上
事故のあと、自分が逆境の最中に周りが見られたの?
京谷
すぐそばに妻がいましたから。妻は、ぼくが車椅子になることをわかっていながら入籍してくれたんです。もし妻がいなければ、いまの自分はありえない。そういう人が必ずだれにでもいるんじゃないかな。
井上さん×京谷さん
井上
ぼくはね、毎週プチ逆境というか、そういうのがある(笑)。体や命に関わるような逆境はなかったけれど、仕事でも乗り越えるのが本当に難しい場面はやっぱりあって。そういうときって、結局そこから目をそらしたら前に進めない。ちゃんと目をそらさずに真正面から取り組むというか、そうすると状況が厳しければ厳しいほど、余計なことを考えなくなるんだよね。
京谷
自分でそういう境地に追い込んでいるんじゃないですか?
井上
追い込んでるところはあるよね。なんでだろう……。『リアル』の感想を読者からメールとかでもらうことがあるんだけど、よくあるのが「自分はぬるいと思った」とか「いろいろやらなきゃいけないと思った」とか。みんな、自分が成長するためには、逆境みたいなものが必要だって本能的にわかっているんだろうな。「居ても立ってもいられない」とかね。逆境を求めるのは、人間がみんな持っている性質なのかもしれないね。
京谷
結局、いまぼくは逆境を楽しめるような生き方ができているからいいのかなと思っています。確かにそのときはつらいけど、いままでの経験でチャレンジの先には必ず喜びがあるってわかっているから。
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