障がい者採用ならではの選考の特徴とは?

よくある「ポジションサーチ求人」って!?

初めて障がい者採用枠で転職活動をする時に気になるのは、「通常の選考と何が異なるのか」ということ。求人を見ても「一般事務」、「応募者の方に合わせてポジションを検討します」という内容のみで、具体的な仕事内容がイメージできないこともしばしば。それで面接の準備をするのも至難の業ですよね。でもそれこそが障がい者採用の特徴。障がい者採用においては、障がい内容や程度、必要な配慮事項、希望する働き方等は千差万別です。そのため、職種や求めるスキルを限定して募集するのではなく、まずは応募者のご経験やスキル、ご希望や障がい状況に合わせてポジションを探しながら選考をしていくスタイルの企業が増えているのです。

よくある選考の流れ

  • 1次面接:人事担当者との面接(人柄・経験・希望条件・障がい状況についての確認)
  • 人事担当者がフィットしそうな部署やポジションを探して配属可能性のある部署に打診・プッシュしていく
  • 2次面接:部門担当者との面接(具体的なスキルの確認・業務内容の説明等)

企業により選考回数は変わります。最終面接で役員・部門長面接となる場合もあります。

POINT

ここで注目したいのは、「人事は味方である」ということ。
人事担当者が自信を持って「こんな良い方がいますよ」と配属部門に打診をしていけるように、
そのための材料を応募者自らが提供していくことが1次面接では大事なのです。

よく聞かれる質問 ―面接で何を見られている?―

人事担当者を味方につけ、現場に打診及びプッシュしてもらうためには、最低限以下のポイントで情報提供をすることが必要となります。下記によくある質問例と回答のポイントをまとめてみました。

見ているポイント①:長く働けるかどうか

質問例:「転職理由について教えて下さい。」

POINT

「同じ理由でうちの会社を辞めてしまわないか」という点に対し、
納得感のある転職理由をお伝えできるかも大事なポイント。

見ているポイント②:どんな仕事に適性がある方か

質問例:「どんな仕事をしてきましたか」「あなたの強みは何ですか」「周囲から評価されたことは?」
「どのようなスキルを活かして行きたいですか」「いつも仕事で意識していたことは何ですか」

POINT

特に人事担当者が応募者に合ったポジションを探していく際の参考材料になります。
障がい者採用枠の場合は、適性や強みを活かした配属をしていくことが多いため、
職種が変わっても共通して活かしていけるスキルは何かを整理して伝えられると良いでしょう。

見ているポイント③:お人柄(社風に合うか、ビジネスマナーはあるか)

POINT

基本的なことですが、同じ仲間としてやっていきたいと思える方かどうか見ています。
身だしなみ、会話をする際の雰囲気、コミュニケーションの仕方など、気配りをしましょう。

障がい内容や配慮事項をどう伝えればいいのか?

障がいの内容については、「話すことはできるけど、どこまで話せばいいの?」という疑問をよく耳にします。確かに、どこまでの説明を求められているのかわかりにくいかもしれません。その場合は、まずは「過去」「現在」「未来」の順で整理して伝えるようにしましょう。

障がいについては、過去・現在・未来で整理して伝える

  • 「過去」…発症の経緯、診断名
  • 「現在」…具体的な状態(症状は固定しているか等)
  • 「未来」…将来的にどのような経緯を辿る可能性があるか、医師の見解、業務上の希望配慮事項

希望する配慮はソフト面・ハード面の両面で伝える

  • 過去の振り返り(これまでの経験から困ったこと等から考えてみる)
  • 配慮について「ハード面(設備等)」と「ソフト面(周囲の理解・協力)」に分けて整理する
  • その中で優先順位をつけて整理をして「配慮希望」として伝える
POINT

面接で一番大事なのは、「これはできない」と主張するのではなく、「こういう仕事は難しいけれど、
こういう仕事ならこんな工夫をすれば出来ます」という前向きな表現で伝えていくこと。
企業・応募者双方でどのように工夫をし協力体制を築くのか。要望を伝えるだけでなく、
「自分としてはこのような工夫をして頑張りたい」という前向きな姿勢を伝えることもとても大事です。

面接の準備の心得

まずは相手を知るところから。

どのようなポジションでの検討になるかは面接を経ていく中で決まっていくというのは事実ですが、一方で「どのような職種で検討される可能性があるか」「どのようなスキルを求めているのか(担当者・アシスタントクラス等)」「組織の状況から、どんな人がフィットしやすいのか」等の情報をキャリアアドバイザー経由で聞いてみると意外と企業側の考えや内部の様子を知ることができます。まずは担当のキャリアアドバイザーに事前に情報収集を依頼してみましょう。

どこを重点的に伝えていくか一緒に戦略を立てましょう。

100%自分の全てを伝えるのが面接ではありません。そして100点を取ることが面接のゴールでもありません。企業の担当者が、書類選考の段階で自分のどこに魅力を感じていて、どこを懸念と感じているのか。まずはその仮説を立てることから始めましょう。30点のところがあるなら、それを補う90点のところを探しアピールする、その取捨選択をキャリアアドバイザーと一緒にやっていきましょう。

面接対策・模擬面接サービスをぜひご利用下さい

DODAチャレンジ転職支援サービスにご登録頂くと担当のコンサルタントにて面接対策サービスをご利用頂くことが可能です。面接対策とは、事前に面接が控えている企業の情報提供を元に、どんなお話をしていくか一緒に戦略を立て、その上で模擬面接で受け答えの練習をしていくものです。自分のことを語るのは意外と難しいもの。第三者の客観的な視点を交えながら、よりあなたの魅力が伝わる面接となるよう、一緒に頑張っていきましょう!