株式会社スーパーナース

東京都

入社した社員が笑顔で働く姿を見て、採用して良かったと心から思います。

初めて、障がいのある方を採用。手探りで始めた2016年。

人事部担当者から

当社が、障がいのある方の採用に取り組み始めたのは、2016年春のことです。人事である私が中心となりましたが、障がい者雇用の見識もなく、制度もない中、手探りで始めた取り組みでした。戸惑いもある中で推進していけたのは信念があったからです。私たちは、看護師専門の人材会社ですが、人が持つ能力やスキルを発揮できる環境づくりを目指す会社として、多様性のある働き方を実現すべく、障がいのある方を受け入れることは、社会的責任として必要ではないか、その一心でした。

従業員数100名強、全社員が見渡せる規模で、一人ひとりが担当する業務は多岐にわたり属人化していく傾向がありました。つまり、「その人にしかわからない業務」が多い、業務が標準化できていないことが課題として見えてきました。障がいのある方を受け入れる際、障がいの状況に応じ個に合わせた業務を配分できるかが重要であると考えたため、まず業務の棚卸しを行いました。

いきなり全社的に行うことは難しいと判断し、私が所属する人事・業務部から始めました。一から筋道を立てて仕事を組み立てていくわけですが、棚卸しをしていく中で、私自身が担当する業務においても、「ふわっと判断していることが多い」と実感しました。誰がやっても、同じクオリティの成果が出るようにするためには、この「ふわっと判断する」ことがないようにしなければなりません。自分のやり方を見直す良いきっかけにもなり、業務の棚卸しの結果、フローチャートが完成しました。

株式会社スーパーナース 
人事・業務部 リーダー
河合恭平さん

DODAチャレンジの専任担当のおかげで採用成功へ

いよいよ、採用活動です。DODAチャレンジは当社専任の担当がついてくれるので、何でも相談できる環境が心強かったです。社内で取り組んでいるのは私と上司の2人で、専門家がいるわけではありませんし、この取り組みを理解・認識している社員はほとんどいません。不安や疑問があったとき、親身に対応してくれるDODAチャレンジが頼りでしたね。

こうした経緯を経て、DODAチャレンジから1人目の稲葉さんが当社に推薦されました。知的障がいがおありで、パソコンが得意だとのこと。人事・業務部では派遣スタッフの勤怠入力があるので、その入力を任せられるのではないかということでした。業務のフローチャートが参考になって、当社に合う稲葉さんを推薦してくれたのだろうと思います。

1次面接は、当社側は、私と上司の2名で、稲葉さんはDODAチャレンジのご担当の方とご一緒でした。最初、稲葉さんはとても緊張をされていましたが、私たちも、障がいのある方との面接は初めてでしたので、内心緊張していました。DODAチャレンジの方が同席してくれたことは、私たちにとっても安心でしたね。その後、社長面接を行い、面接の結果、「稲葉さんと一緒に仕事がしたい!」と、内定を出させていただきました。

今では、稲葉さんは、できる業務がどんどん増え、入社時に任せようと考えていた業務以外も任せるようになっています。業務のフローチャートによって、稲葉さんは何ができるかできないかは明確になりましたが、それにとらわれすぎないことも大事です。稲葉さん自身の成長をよく見て、新しいことも任せてみることですね!
稲葉さんの採用後、2人目の障がいある方の採用も実現しています。今後はいろいろな部署でも受け入れられるように、全社的に働きかけていくことが私のミッションです。

これからは私が、障がいのある社員の力になりたい!

転職者インタビュー

入社したとき、最初に河合さんが、「1%でも分からないことがあれば確認するように」とはっきりと言ってくれたので、100%の自信がないときは、何でも聞くことができました。席も隣で、質問がしやすい環境だったことも安心でした。今では、質問する機会もほとんどなくなりましたが、最初は、30分に1回くらいは質問していたように思います。いつ質問しても、河合さんが親切に応対してくれたのが嬉しかったです。慣れてくると、私もだんだんと状況が見えてきて、「今、河合さんは忙しそうだから後で確認しよう」とか、「この確認は今しないといけないからここで質問をしよう」といった判断ができるようになりました。間違えずに仕事ができたとき、河合さんから「ありがとう」「もう終わったの。早いね!」と言われると、やりがいを感じます。

これからも当社は、障がいのある社員が増えていくと思うので、私が河合さんに言ってもらって嬉しかったことや、してもらって感謝したことを、今度は、自分がやれる役割になりたいです。

株式会社スーパーナース 人事・業務部 
稲葉さん 知的障がい

身構えすぎないこと。一人ひとりに向き合おうとする気持ちが大事

これまで障がいのある方の採用実績がない企業の人事担当者は、ある日、突然、上司から、「障がい者雇用を始めるから」と担当者に任命される方も多いと思います。私もそうでした。知識も乏しく、会社としても制度が整っていない中、不安いっぱいで暗中模索でした。しかし、振り返ってみて思うことは、担当者として任命されたことは、子どもを授かることと似ているのなあということ。親として環境が整ったから子どもを授かるわけではなく、子どもを授かるときが親になるタイミングだった、ということだと思うのです。採用担当になるときも同じで、「障がいのある方の採用担当者」になるタイミングだったのだと。私はそう思うようになってから、肩の力を抜くことができました。また、どのような障がいのある方を採用するかと身構えるのではなく、どんな子どもが生まれるか楽しみだなという親のような気持ちで、応募して下さる方と向き合えば良いのだと思います。


障がいのある方の採用も一般の方の採用も、同じ中途採用だと私は考えています。気を遣いすぎることなく、身構えすぎないということです。ただし、配慮すべきことには対応する必要があるので、自分に知識や経験がないときは、DODAチャレンジの担当者に相談すると良いと思います。