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転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード

Vol.46

公開日:2019/6/24

大手企業だけど昭和気質…無駄なこだわりに疑問を感じて転職を決意

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大手企業だけど昭和気質…無駄なこだわりに疑問を感じて転職を決意

シャリ/30歳/男性/はじめての転職

新卒で超大手IT企業に入社。将来まで安定が望める会社でしたが、現状を維持するだけで新しい技術を取り入れず、昭和気質が色濃く残る社風。2年を過ぎたころから漠然と転職を考えるようになったシャリさん。30歳で主任になるのが通例だけど、そしたらますます技術から取り残されてしまう! この会社で化石になるのはイヤだと29歳で転職を決意!

大手SIer ITエンジニア
外資系 IT ベンダー 技術コンサルタント
  • 30代
  • 男性
  • やりたいことが分からない
  • はじめての転職
  • 仕事が面白くない

ゴリラさん

このまま昭和気質のこの会社にいたら、自分の市場価値が下がってしまう!

——元のSIerは残業も多く、超多忙だったと思いますが、それが転職のきっかけに?

いいえ、違います。確かに忙しかったですけど、それが理由ではないんですよ。

——では、成長産業のIT業界で、しかも大手の会社をなぜ辞めようと?

この先30年、この会社で定年まで働いても幸せそうじゃないなと、上司たちを見ていて思ったんです。

——幸せそうではない!? もう少し具体的に伺えますか?

クライアントが割と保守的だったというのもあるんですけど、ITは日進月歩の世界。それなのに前職の会社では扱う技術が古くて、でも上司や同僚はリスクを嫌うので、古いままでもいいやって人が大半だったんです。受注金額も上がらないし、業績が伸びる兆しがなく…、明るい未来は見えませんでした。上司たちは現状維持に必死でしたね。

——入社7年目、29歳のときに転職活動を始めたんですね?

そうです、30歳になると主任に昇格するのが暗黙の了解だったので…。現場でやってる技術が古いのに、主任になって徐々に技術の現場から離れていくと、もはやIT業界の化石になってしまうんじゃないかという危機感がありました。このままここにいたら、自分の市場価値はどうなってしまうんだろう?という思いが年次を重ねるにつれて強くなったんです。

経費で合わない1円に費やす多大な時間と労力…ぼくは何をやってるんだろう?

——きっかけは、ほかにもありますか?

経費申請ですかね。

——え!? 経費の申請ですか?

先ほども話しましたが、一時的に費用はかかるけど長い目では費用を抑えて効率化できるからと新しい提案をしても、ろくに検討もしないで現状維持。それなのに、交通費の申請が1円でも合わないと、あちこちから突っ込まれて一大事なんですよ。IC運賃がどうだとか細かくて。この時間と労力を使って、もっとほかにやるべきことがあるじゃないか? 自分たちの時間単価を理解できてる? と思いましたね。もちろん、経費の計算を軽視するつもりはないんですけど。

それが一つのきっかけとなって、先々のことも含めていろいろなことを考え始めました。 新しい企画は会社がとても保守的なのでなかなか通らないし、提案しても「今度でいいよ」になっちゃう。1円でネチネチ言われて、もううんざり。本質的ではないことにこだわる会社なんだなぁと冷静に分析して、ここにはいられないと…。

でも、そのときはまだ会社を100%辞めたいと思ったわけではなかったんです。やりたいことも見つけてなかったし、いってみたい業界もなかったので、転職活動を通じて、自分にどれだけ声が掛かるのかを見学にいくような感覚ですね。最初はゆるくというか、ぬるっと転職活動を始めたんです。

バリバリの日系から外資系企業へ!戸惑いもあったけど、将来の選択肢が増えた

——そして今は転職して2年が経つんですね。前の会社とのギャップなど感じますか?

かなり昭和な社風の会社から外資系への転職。前の職場では、あんなに経費の1円にこだわっていたのが、 今は大きく異なっていなければいい、という会社ですから。新しい企画提案もガンガン通るし、自宅で仕事するのもOKだし、スカイプで当たり前に打ち合わせとか、今でも多少の戸惑いはありますけど、本質的な仕事に集中できているという実感はありますね。

——ギャップが大きくてハードそうですが、大手を辞めて後悔は?

それはまったくないですね。前の会社ではインフラエンジニアだけだった経験に、今はコンサルの仕事もプラスできた。新しい武器を身につけて、自分の価値を上げられる転職になったんじゃないかな。

——では、これからもずっと今の会社で?

うーん、それは分からないですね。日系企業も外資系も経験して、大手とそうでもない企業というカルチャーギャップも体験済み。職種の幅も広がったから、これから先、もしまた転職するとなったら、たくさんの可能性がある気がします。

編集後記

絶対に転職すると思ったわけでもなく、切羽詰まった状況でもなく、「ピンとこなかったらこのまま残ってもいいや」くらいの思いで、転職活動を始めたシャリさん。しかし、いざ転職活動を始めると、意外と新しい会社で働く自分の姿や、転職成功のイメージが膨らんで転職へと気持ちが傾いたと言います。シャリさんは、企業の規模やカルチャーが前職と正反対の企業に転職したことによって、この先どこにいっても大丈夫という自信を得ました。大きなきっかけがなくても、実際の転職によって選択肢が広がっていきますよ。

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