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面接での正しい自己紹介・自己PRの仕方と回答例文

面接官は自己紹介・自己PRの内容から、「自社でどのような活躍ができる人材なのか」をチェックしようとしています。高い評価を得るためには、自分の実績やスキルが応募先の企業や応募職種でどのように活用できるのかを具体的に示すことが重要です。このページでは、自己紹介・自己PRの組み立て方、伝え方とともに、「これまでの経歴を踏まえ、簡単に自己PRをしてください」「自己紹介をお願いします」「これまでの実績を教えてください」といった質問の回答例も紹介しています。

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1.面接官が自己紹介・自己PRを求める理由

自己紹介・自己PRで面接官が見るのは、主に「応募者が自社で活躍できる人材かどうか」という点です。あなたの経歴や実績、スキルが自社の求める人材像とマッチしているかをチェックします。あなたの自己紹介・自己PRの内容から、入社後に活躍できるということが明確になれば、内定に一歩近づくと考えていいでしょう。

また、自己紹介・自己PRは、面接の冒頭で求められるのが通常です。このとき面接官は、応募者のビジネスパーソンとしてのコミュニケーションスキルも確認しているのです。。「目を見てハキハキと話す」ことが大前提であると覚えておきましょう。自己紹介・自己PRの話し方で与えた第一印象が、面接全体の雰囲気を左右してしまうこともあります。

2.面接で話す自己紹介・自己PRの内容の選び方

それでは自己紹介・自己PRを求められたときにどのような点をピックアップして話せば、面接官に優秀な人材だと納得してもらえるのでしょうか。実はアピールポイントの選び方には明確な基準がふたつあります。

仕事上の実績、実績の裏付けがあるスキルを話す

自己紹介・自己PRから面接官が知りたいのは、仕事に関する強みです。アピールする点は、これまでの仕事で上げた実績や、実績に裏付けられたスキルに絞ってください。「目標数値の120%の売り上げを達成した」といった数値で表現できる実績や、「課題解決力」「統率力」など、キーワードでシンプルに伝えられるスキルがいいでしょう。

「いつも明るく前向き」「優しいと言われる」などといった性格的な強みは不要です。人柄を伝えることはできるかもしれませんが、仕事上の強みを知りたいという面接官の質問意図に応えられていません。また、社会人経験が浅い人は、学生時代の経歴や頑張ったことを話してしまいがちなのですが、これもNGです。どんなに社会人経験が浅くても、仕事で残した実績や成果をベースにアピールポイントを探すことが重要です。

応募先の会社・募集職種で活かせる内容を話す

次に重要なのが、アピールするポイントが、応募先の企業や募集職種で働く際に役に立つということ。当たり前のことと思うかもしれませんが、自分の実績やスキルを強調することばかりを考えてしまい、的外れなアピールをしてしまう人が少なくありません。応募先の企業で求められている人材、募集職種で必要な能力はどんなものなのかを踏まえた上で、一度、考えてみて、関係のある実績、スキルを選んでアピールポイントにするのが面接官の評価を上げるコツです。

求人情報には「求める人物像」などといった項目が直接的に書かれていることもあります。また、「業務内容」や「与えられるミッション」といった項目から、必要とされている実績やスキルを逆算することも可能です。まずは求人情報をベースにして、アピールすべき点を決めるといいでしょう。

応募先の企業にとってより魅力的に映るアピールポイントを探したいと思う人には、その企業の業界内でのポジションやビジネスモデルを考えてみることをおすすめします。なぜなら、同じ職種や業務内容であったとしても、企業によって重視するポイントは異なるからです。

例えば、競合他社が多く、新製品が頻繁に発売される業界で2番手にいる企業の研究・開発職であれば、スピードや効率性を重視されるでしょう。逆に、製品の発売サイクルが長い業界で、安定してトップに位置している企業の研究・開発職であれば、時間をかけてでも高品質な製品を開発できる思考力や緻密さがより強く求められるかもしれません。

業界内でのポジションやビジネスモデルから、応募先の企業の特徴を見極めることで、より効果的な自己PRができるようになるというわけです。

適切なアピールポイントが見つからないときは

異業種、異職種への転職にチャレンジする場合は、応募先の企業、応募職種にダイレクトに役に立つような実績やスキルが見つからないかもしれません。そんなときは、視点を一段上げて考えてみるのがコツ。つまり、「仕事」「ビジネス」という観点で応募先企業、応募職種と、自分の実績、スキルとの共通点を探してみるのです。

例えば、どのような仕事にも「目標」というものが存在するため、「目標達成志向」はあらゆる仕事で評価されるポイントとなります。目標に対してどのようにアプローチし、達成したかを実績を含めて伝え、応募職種にも応用できることを説明できれば、面接官の質問意図に沿った回答となります。

3.面接での自己紹介・自己PRの伝え方

面接はコミュニケーションの場です。どんなに応募先の企業、応募職種で役に立つ経歴やスキルを持っていたとしても、伝え方が上手でないと面接官から良い評価を得られないこともあります。自己紹介・自己PRの伝え方のポイントをしっかりと覚えておきましょう。

結論から話し始め、具体的な行動、将来の展望につなげる

自己紹介の中で自分の実績やスキルをアピールするときや、「自己PRをしてください」と言われたときは、結論から話し始めるのが鉄則。論点が整理されて相手に伝わりやすくなるからです。仕事、ビジネスにおける結論なので、基本的には実績を最初に述べることになるでしょう。「前年対比で〇〇%の売り上げを達成した」「店舗で〇人のアルバイトの教育を担当し、お客さまからのクレームが〇件減った」などといったものが該当します。

続いて、その実績を達成するために具体的にどのような行動をしたのかを説明します。また、そのように行動をした背景となった考え方についても話すとより説得力が増すでしょう。実績を達成するための具体的な行動=スキルといえるので、この順番で話すことができれば、そのスキルが仕事で役に立つことをスマートに伝えることができます。

締めに話すのは今後の展望です。前段で説明した実績、スキルを応募職種でどのように活かしたいと考えているかを伝えることで、面接官にポジティブな印象を与えることができます。

ただし、基本的には背景も含め簡潔に話すことを心がけてください。自分が言いたいことを一度にすべて伝えようとすると話が長くなり、面接官が本当に聞きたかった部分が伝わらない場合もあります。まずは簡潔に述べるにとどめておき、その後は面接官に委ねると、面接官自身が気になる点を深掘りしてくれます。

明るく謙虚な姿勢で伝える

面接でのコミュニケーションで意識しなければならないのは、面接官に「この人となら一緒に働きたい」と思ってもらうことです。そのためには、前向きに明るく話すというのは大前提。不機嫌だったり、不安げだったりする人と働きたいとは思えないはずです。

また、いくら自分の実績やスキルに自信があっても、絶対に不遜な態度をとってはいけません。面接官は、技術はあるけれど人間的に尊敬できない人よりも、多少技術で劣っても謙虚な人のほうが、組織で活躍できる可能性が高いと判断します。高慢な態度や横柄な物言いにならないよう、謙虚な姿勢を心がけてください。

4.面接での自己紹介・自己PRの質問例・回答例

続いては自己紹介・自己PRに関する実際の質問例と回答例を紹介していきます。面接官からの質問の言葉によって、回答のポイントが異なることも多いので、ぜひ参考にしてください。

「これまでの経歴を踏まえ、簡単に自己PRをしてください」と言われたら

【OK回答例】
私は現在の職場でパソコン販売の法人営業を行っています。現在は大手衣料品メーカーなど、18社の顧客を抱えています。実績としては上半期目標の115%を達成し、営業担当38名中1位の売り上げを作ることができました。その要因は、ニーズを的確に把握したことにあると考えています。食品系の会社はIT化に出遅れているという情報を得て、大手食品メーカーに話を聞きに行きました。ヒアリングを重ねクライアントのニーズを把握し、自社パソコンによるIT化が具体的にどれほどの利益を生み出すか算出して提案しました。その結果、顧客獲得につながり売り上げを達成できました。このようなニーズ把握力を活かし、御社での新規顧客獲得に邁進したいと思います。

顧客数、売り上げ115%達成、営業成績1位獲得など、具体的な実績がずらりと並び、「これならうちでも活躍してくれそうだ」と面接官に思わせるような要素をアピールできています。また、成績を上げた要因とどんなアプローチをしたかについて簡潔に示されています。そしてそれが、自分の能力は応募先の会社でも再現可能であるという根拠となっています。締めの言葉で「そんな私の能力を御社で活かしたい」とまとめることで、伝えたいことを明確にしているのもポイントです。

【NG回答例】
性格は明るく、誰とでも屈託なく話すことができます。そのため、友達が多く、飲み会ではいつも幹事を務めています。

性格的な内容は面接での自己PRにふさわしくありません。明るく誰とでも話せることと、スムーズに仕事ができることとは結びつかないからです。その根拠となる飲み会の幹事というのもプライベートな領域の話題なのでやめましょう。それよりも、仕事の経験や実績を述べ、志望企業の業務で活躍できる内容とその具体的根拠となる情報を伝えてください。

「自己紹介をお願いします」と言われたら

【OK回答例】
転職花子と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。私は、○○大学を卒業後、株式会社△△で経理を2年間担当し実務経験を積んできました。その後株式会社□□で3年間、決算業務や固定資産管理などを担当し、業務処理のスピードと正確性を磨いてきました。このような経験が御社でも活かせると考え、応募いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

「自己紹介をお願いします」と言われたときは、名前とあいさつに続いてこれまでのキャリアにおけるアピールポイントを伝え、最後に締めのコメントを置くとすっきりとまとまります。計1~2分で簡潔にまとめるとよいでしょう。アピールポイントは、応募職種や業務内容に沿ったものをピックアップします。もし未経験の職種を受ける場合は、その職種と共通点があって、実務で活かせそうなキャリアを選択して盛り込みます。

【NG回答例】
学生時代にはサッカー部の主将として、部員をまとめてきました。また、地区大会で優勝した経験から、努力をして結果を残すというのがどういうことか理解しています。

「自己紹介を」と促されているのに、自分の名前を言わず、経歴も説明できていません。これでは、コミュニケーション能力不足とみなされてしまいます。また、学生時代に輝いたエピソードは本人にとっては思い入れが深いでしょうが、いくら熱を込めて語っても面接官にはまったく響きません。なぜなら、それが仕事につながるかが具体的に見えないからです。面接官が知りたいのはあなたが自社で活躍できる人材かどうか。それに対する回答となるのは、「前職で○○の実績を上げた」など、あくまで仕事での経験や実績です。

「これまでの実績を教えてください」と言われたら

【OK回答例】
前の会社では○○事業において、Webサイトの設計とデザインを担当し、1年間で受注案件数110%増を達成いたしました。その要因は、リリース後まで見通し綿密な計画を立てたことにあると考えています。Webデザイナーにはデザイン力だけではなく、その先を見据える構築力が不可欠だと私は考えています。そこで、設計段階からマーケティングリサーチを行ってデザインに反映させ、そのうえで公開後の数字の予測を立て期間ごとの評価スキームを作り、アフターフォローを徹底しました。これによりクライアントからの信頼を得て、Webサイトのスムーズな運営につながり、受注件数を増やすことができたと考えています。実績を重視しプロジェクト全体を見通す力は、きっと御社のお役に立つと思っています。

会社の売り上げに貢献したことを示す具体的な数字とともに、成績が上げられた理由についても簡潔に説明がなされており、納得できる内容です。自分なりのやり方でPDCAを行い、それを成果と結びつける工程もよく表れ、次の職場でも同じように活躍してくれることが期待できます。実績の話から自分の能力、「見た目だけではなく、運用のことも見据えている」という自らの考え方をうまく表現し、アピールできています。

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