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内定・退職・入社

「転職初日(入社日)」の過ごし方と事前準備
~当日の服装や持ち物、あいさつ・自己紹介の例文も紹介~

監修者: 金森 たかこ氏/顔写真

金森 たかこ(マナー講師)

柴垣 和也氏/顔写真

柴垣 和也(社会保険労務士)

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転職初日(入社日)は新しい職場への期待と同時に、うまくやっていけるか不安や緊張も高まるもの。そこで、転職初日に失敗しないためにも、最低限準備しておきたい持ち物や当日の過ごし方、あいさつ・自己紹介のマナーについて、ビジネスパーソン8,733人への調査結果を交えながら解説します。転職初日のあいさつ・自己紹介の例文も用意しているので、入社日を迎えるにあたり、ぜひ参考にしてください。

「転職初日(入社日)」を迎えるための準備

新しい職場では、人間関係も仕事での評価もイチから築いていく必要があります。そのため、「職場になじめるか」「よい人間関係が築けるか」「仕事をこなせるか」という不安を転職経験者の大半が感じています。その不安を払拭するために、多くの転職経験者が行っているのが「転職初日に必要な最低限の準備」「転職後に必要な知識の準備」。中でも、転職経験者が「やってよかった」と振り返る4つのことをビジネスパーソン8,733人への調査をもとに解説します。

当日の身だしなみ・服装・持ち物の確認

第一印象にかかわるので、転職初日の身だしなみには特に気を配りましょう。大切なのは「清潔感」があること。服がしわだらけだったりしないか、靴やかばんが汚れていないかなどチェックしておきましょう。

服装で迷ったら、事前に人事に確認する、職場見学をさせてもらうなどして、どんな服装の人が多いかを確認しておきましょう。会社によってはあいさつ回りや社内見学などで歩き回ることもあります。当日の流れを事前に把握し、当日の動きやTPOに見合った服装を選ぶとよいでしょう。また、持ち物も筆記用具やノートのほか、会社から指示されたものがそろっているか確認しましょう。事前に服装・持ち物をチェックしておくことで、当日に迷ったり、あわててしまったりすることを防げます。

特に転職初日がリモート勤務の場合は、画面からの情報だけで第一印象が決まってしまいます。自宅だからといって気を抜かず、仕事の場にふさわしい服装、髪形を整えるなど、身だしなみに気を配りましょう。

転職初日の持ち物や書類については、こちらで詳しく解説しています。

転職経験者からのワンポイントアドバイス

  • 転職先の服装の規定を事前に確認し、必要があれば早めに買い足しておいた
  • 前職がスーツ勤務だったので、オフィスカジュアルのコーディネートを数パターン用意しておいた
  • 保険などの各種手続きや、転職先に提出する書類の準備を早めに進めた
  • メモとペンは持っていて損はない

あいさつ・自己紹介文の用意

転職初日には、いっしょに働く人たちの前であいさつや自己紹介を求められることも少なくありません。そういった場合に備えて、あいさつや自己紹介文をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。入社間もないあなたを印象づける大切な機会なので、名前だけでなく、所属や前職で何をしていたか、など、伝えたい内容を簡潔にまとめておくとよいでしょう。

あいさつのポイントと例文はこちらで詳しく解説しています。

転職経験者からのワンポイントアドバイス

  • 自己紹介の内容を準備する。何パターンか用意し、その場の雰囲気やその場にいる人に合わせて使えるようにする
  • 大勢の前でスピーチすることになったので、緊張しないよう心の準備をしておいた

出社場所・時間の確認

当日に迷ったりあわてたりしないように、当日の集合時間や交通手段、乗り換え情報だけでなく、道順、建物の出入り口なども調べておきましょう。初日から遅刻、という事態を避けるためにも、可能であれば、前日までに一度会社まで足を運んでみると、当日スムーズに出社できます。

転職初日がリモート勤務の場合は、直前にあせらなくてもよいよう、入室用URLやパスワードを確認しておきましょう。また、業務がスムーズに進むよう、通信環境の事前チェックも大切です。

転職経験者からのワンポイントアドバイス

  • 入社前に朝の出勤時間に合わせて通勤のシミュレーションを行い、道路の混み具合を知っておいた
  • 通勤ルートだけでなく、事故のときなどの迂回方法や代替交通機関まで把握しておく
  • 入社前に、同じ時間帯に通勤ルートを試してみて、かかる時間や道を調べる
  • 遅刻しそうになったので、職場の場所や電車の時間をよく調べておけばよかった
  • 転職初日の流れをざっくりと確認し、集合時間や場所、誰宛に訪問するかの確認をしておいた

会社・業界理解、業務知識の予習復習

会社によっては、転職初日から業務に就く場合も。入社までに会社の就業規則に目を通しておき、職場のルールを把握したり、ホームページなどで会社の組織図や拠点、取扱商品や取引先などのおさらいをしたりしておくとよいでしょう。専門職の場合は、業務知識・専門知識の再確認などもしておきましょう。

転職経験者からのワンポイントアドバイス

  • 同業界への転職だったので知識はあったが、扱う商材が異なっていたので、業界や商品知識はもっと勉強しておいたほうが良かった
  • 早い段階で戦力になることを心掛け、仕事で必要な知識をできるだけ予習した。入社後、スムーズに業務を進められ、顧客の満足を得ることができた
  • 資料作りが多いと聞いていたので、プレゼン資料や表作成などを勉強した
  • 会社のホームページをよく読んだり、仕事に関係がありそうなニュースをチェックしておいたりした

調査概要

  • 【対象者】20歳~59歳の男女、転職回数1回以上
  • 【雇用形態】正社員
  • 【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースを元に実施、doda会員登録の状況については不問)
  • 【実施期間】2023年8月23日~9月1日
  • 【有効回答数】8,733件
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「転職初日(入社日)」までに用意する持ち物

転職初日の持ち物は、企業から指定されたものを用意すればおおむね問題ありません。入社日が近づくと企業から連絡がくるので、それに従えばよいでしょう。ただし、持ち物の種類によっては、役所に発行してもらったり、前の会社から取り寄せたりする必要がある場合もあります。手元に届くまで日数がかかりそうなものは、早めに手配をしておきましょう。

また、持ち物の提出方法にも注意が必要です。中には「郵送」や「宅配便」「メール添付」など、直接持参する以外の提出方法を指定される場合もあります。「本来郵送するべきものを、間違えて転職初日に持参してしまった…」という事態にならないよう、企業からの案内はよく確認しておきましょう。

ここでは、転職初日に持参することが多い、代表的な持ち物について解説します。

雇用保険被保険者証

雇用保険被保険者証とは、「雇用保険」に加入していることを証明する書類で、最初に入社した企業や事業主が加入手続きをすることで発行されます。雇用保険被保険者証に記載されている「雇用保険被保険者番号」は労働者固有の番号で、転職先でも引き継がれます。転職先の会社は、被保険者番号を確認し、雇用保険の資格取得手続きを行うため、雇用保険被保険者証の提出が必要となります。

雇用保険被保険者証は、在職中の企業が保管しているケースが多く、退職時に会社から渡されます。退職時にもらえなかった場合には、前の会社に問い合わせしましょう。前の会社の被保険者番号が分からないからといって新しい番号を割り振られてしまうと、後述のマイナンバーとの連携がうまくいかなくなります。

雇用保険被保険者証とは? 転職時にもらっていないときの対応を見る

住民票記載事項証明書

「住民票記載事項証明書」とは、「住民票」から希望する項目のみを記載した書類のことです。住んでいる市区町村の役所で発行されます。労働基準法によって「社員の氏名、生年月日、性別、住所など」を記載した「労働者名簿」の作成が義務化されているため、それらが分かる書類の提出が必要になります。その際、「本籍地」の記載がある「住民票の写し」ではなく、必要な情報のみ記載された「住民票記載事項証明書」が望ましいとされています。
なお、住民票記載事項証明書の提出自体は、法律上の義務ではないため、提出を求めない会社もあります。

住民票記載事項証明書とは? 住民票との違いを詳しく見る

年金手帳(もしくは基礎年金番号通知書)

「基礎年金番号」は、仕事をしている個人の年金加入記録を管理する固有の番号で、健康保険や厚生年金保険などへの加入手続きに必要となります。そのため、転職先の企業に基礎年金番号が確認できる書類の提出が必要となります。
基礎年金番号を確認するための書類として「年金手帳」が利用されてきましたが、2022年4月から「基礎年金番号通知書」の発行に変更されています。
ただし、2022年3月以前に初めて被保険者資格の取得手続きをした人には基礎年金番号通知書は発行されないため、これまでと同じく年金手帳での対応で問題ありません。

源泉徴収票

「源泉徴収票」とは、給与、ボーナス、退職金などの総支給額と所得税の金額が記載された書類です。提出が必要な理由は「年末調整」を行うためです。
所得税は、年間の総所得をもとに個人が納税すべきですが、実際は、毎月の給与から暫定の所得税を差し引いて、会社が代理納税をしています。
そのため、年末に総所得を確定し、そこから所得税を算出して、暫定で支払った税金との差額を調整します。これが「年末調整」です。
年末調整は、12月時点で所属する企業が行うため、前職での所得額を確認する目的で源泉徴収票の提出が求められます。

源泉徴収票とはどんな書類か詳しく見る

個人番号(マイナンバー)が分かるもの

マイナンバーとは「日本に住民票を有するすべての人が持つ12桁の番号」で、「社会保障」「税」「災害対策」の3分野で、複数の機関に存在する個人情報が同一人物の情報であることの確認に使用されます。健康保険や厚生年金など社会保険や雇用保険の資格取得手続きなどにマイナンバーの記載が原則必須のため、転職先の会社から確認用の書類提出が求められます。「マイナンバーカード」「住民票の写し」「通知カード」のどれでも対応可能です。
なお、マイナンバーから、会社が個人情報を閲覧することはできません。

マイナンバーを転職先に伝えると過去の職歴もすべて伝わってしまうのか、詳しく見る

健康診断書

労働安全衛生規則43条で「事業者が常時使用する労働者を雇用する際には、医師による健康診断を行うこと」が義務化されているため、「健康診断書」の提出が必要となります。
そのため、内定をもらってから入社日までに健康診断を受けることが多いですが、前の職場で受けた健康診断書での対応も可能です。ただし、健康診断書の有効期限は3カ月のため注意しましょう。
健康診断書に記載が必要な検査項目については、会社によって必要な項目が異なるため、必要な検査項目を確認し、すべてをもれなく受けるように注意しましょう。もし前の職場で受けた健康診断書に、転職先で必要な検査項目がすべて含まれていない場合、不足している項目については追加で受ける必要があります。

身元保証書

「身元保証書」とは「入社者の身元を保証する書類」のことです。保証する内容は「職場の規則を遵守し、ほかの社員と協調性を持って働くことができる人であること」と「故意または過失によって企業に何らかの損害を与えたとき、身元保証人が本人とともに責任を負うこと」となります。
身元保証書の提出は法的義務ではありません。そのため、提出を求めない会社もあります。ただし任意だからと言って簡単に提出を拒むことは、採用取り消しなどのリスクになる可能性があります。事情があって提出が難しい場合には会社に相談しましょう。

そのほかの持ち物

そのほか、扶養控除等申告書や、必要に応じて給与振込先申請書各種手当の支給申請書免許や資格の証明書などが必要になります。これらの書類以外に必要なものとしては給与振込先の通帳、印鑑などが一般的です。また、入社日は入社後の流れなどの説明があるため、メモも用意しましょう。最近では、スマートフォンのボイスメモで録音することや掲示物を撮影することもできますが、録音や撮影が禁止されていることもあるので注意しましょう。さらに、企業から書類などが配布されるため、クリアファイルA4サイズのかばんなども持参しておくと万全です。

「転職初日(入社日)」の流れ(あいさつ・自己紹介の例文あり)

会社によって多少異なりますが、転職初日の大まかな流れは共通しています。当日の流れを把握し、初日の過ごし方の参考にしてみてください。

①出社

遅刻はもちろん厳禁。余裕を持って出勤するようにしましょう。とはいえ、極端に早く出社すればよいわけでもありません。「みんな5分前ぐらいにしか来ない会社だと知らず、30分前に到着したものの誰もいないから入れず、隣の建物の住人に不審者扱いされた」…という転職者のエピソードも。集合場所と集合時間を事前に確認する際に、目安としての到着時間、特に初日から現場配属の場合は、同じ部署のメンバーの出社時間もあわせて確認するようにしましょう。

②事務手続き・オリエンテーション

入社に当たっての必要書類を作成・提出したり、備品の確認をしたり、といった事務手続きや、会社・業務の全体感についての説明といったオリエンテーションが行われることが一般的です。中途入社者の多い会社では入社後研修に1日~数日費やすこともありますが、中途入社者が少ない会社では、必要な事務手続き・オリエンテーション後、すぐに部署に配属ということも珍しくありません。

③あいさつ・自己紹介

新しい職場での第一印象は、その後の人間関係に大きく影響するため、とても大切です。初日はあなただけでなく、「新しく入社した人はどんな人だろう?」と周りの人も少なからず緊張し、様子をうかがっています。まずは自分から笑顔であいさつをしましょう。また、自己紹介を求められたら、自分を知ってもらう絶好の機会なので、職場になじむ姿勢をアピールしましょう。

内容には、前職の仕事内容などに加えて、趣味や最近の関心事など仕事以外の話題を交えることで、周りの人との距離を縮めることができます。しかし、プライベートな情報が業務に関する話よりも長くなると本末転倒になってしまうため、気をつけましょう。

転職初日のあいさつや自己紹介で盛り込んでおきたいのは以下の3点です。

  • 名前・経歴
  • 会社に対して感じた魅力
  • 自分が貢献できる点のさりげないアピール

大切なのは「さりげない」アピール。あなたのキャリアは強みとして大事ですが、新しい職場はゼロからのスタートというスタンスで、「こういう点でお役に立ちたい」という謙虚な姿勢で臨みましょう。
また、あいさつ・自己紹介は「笑顔で」「ていねいに」「はっきりと」がポイント。
表情はにこやかに口角を上げ、職場の皆さんに話しかけるようなイメージで話すと緊張が和らぎます。また、聞き取りやすい声で、早口にならないように意識しましょう。

関連部署へのあいさつ回りや部署全体でのあいさつなど、どのような形で自己紹介を求められるか分からず不安な場合は、1分用と3分用の2種類のスピーチを用意しておくとよいでしょう。以下が例文となります。参考にしてください。

【例文】業界・職種経験がある職場への転職の場合

本日からお世話になります、堂田太郎です。前職では○○業界で営業として5年ほど従事しておりました。

この会社は日々新しい取り組みにチャレンジして社会に大きく貢献していると感じていたので、入社することができて本当にうれしく思います。
これまで培ったお客さま視点の営業経験を活かし、微力ながら、会社の成長に貢献していければと思います。

不慣れな点も多く、皆さまにはご迷惑をおかけするかと思いますが、一日でも早くお役に立てるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

【例文】業界・職種の経験がない職場への転職の場合

おはようございます。本日からお世話になります、堂田太郎です。前職では○○業界で××をしていました。出身は○○県で趣味は△△です。もし同じ趣味の方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。

転職初日ということもありかなり緊張していたのですが、先ほどから皆さんが積極的に声をかけてくださったり、いろいろ教えてくださったりと、とても温かい職場だと感じました。これから皆さんといっしょに働けるのが楽しみです。

未経験の職種へのチャレンジではありますが、のみ込みは早いタイプであると自負しておりますので、一日も早く会社に貢献できるよう、一生懸命頑張ります。
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

リモートワークの場合の自己紹介やあいさつのマナー

最近は会議などをオンラインで実施するケースも増えており、自宅からのリモート環境であいさつを求められることもあります。

リモートで気になるのが「目線」です。カメラ位置が目線と合うように、PCの高さを調節しましょう。本番では、身だしなみを整え、出席者と目線を合わせる気持ちでカメラをしっかり見つめ、笑顔であいさつをしましょう。

また、PCマイクは周りの音声が入り、声が届きにくいため、イヤホンマイクを使いましょう。会議開始前のマイクチェックも大切です。話し方としては、対面よりもややゆっくりと大きな声で話すことを意識しましょう。

チャットツールやメールの場合のあいさつのマナー

入社のあいさつができなかった人には、メールやチャットツールであいさつをする場合もあります。最近はリモートワークも増えており、面と向かってあいさつができない代わりに、文面であいさつや自己紹介をするという場面も増えています。メールなど文字情報のみのコミュニケーションは感情が伝わりにくいなど難しく、文章として記録が残るため、以下で挙げるポイントを押さえて文面を作成しましょう。

文面としては「直接ごあいさつができなかったため、メールにて失礼いたします」など、初めてのあいさつがメールやチャットツールになってしまったことへの配慮を示すとよりていねいです。あいさつの中身は、所属部署・名前・前職の経験などの自身に関する基本情報を中心に記載します。
口頭での自己紹介やあいさつと同様に、趣味や家族構成といったプライベートの話題を盛り込んでも問題ありませんが、業務に関する話よりも長くならないように注意しましょう。

【例文】メールやチャットツールでのあいさつ・自己紹介

件名:【入社のごあいさつ】□□営業所 第2係 堂田太郎と申します。

□□営業所 各位

本日〇月〇日付で、□□営業所 第2係に配属となりました堂田太郎と申します。

直接ごあいさつができなかった方がいらっしゃるため、メールにて失礼いたします。

簡単な自己紹介となりますが、出身地は〇〇県で、年齢は△△歳です。
前職では4年間、金融業界で個人向け営業を担当していました。

学生時代は野球部に所属していて、現在も休日は草野球をしています。

前職での営業経験を活かして一日も早く貢献できるように努めてまいりますので、ご指導をいただけますと幸いです。

これからよろしくお願い申し上げます。

□□営業所 第2係
堂田太郎

④引き継ぎ

転職初日はPCやメールの設定、あいさつ回り、社内見学で終わってしまうことがほとんどですが、会社によっては初日から業務の引き継ぎが始まる場合もあります。

業務の引き継ぎで注意したいのは「分からないことは自ら聞く」という姿勢です。場合によっては先輩となる方が年下だったり、またあとで聞けばいいかと思ってしまったりすることで、その場で聞かないという判断をしてしまうかもしれませんが、一度教わったことを何度も聞くと、マイナスの印象を持たれてしまうことも。教わったことはメモをするということはもちろんのこと、こちらから聞きたいことをリストにしておき、スムーズに確認できるようにしましょう。

「転職初日(入社日)」に関するよくあるギモン Q&A

お昼休みをどう過ごせばいいか悩みます。自分からランチに誘うべきでしょうか? それとも誘われるのを待ったほうがいいでしょうか?

転職初日、特に午前中は入社後の事務手続きやオリエンテーションなどが行われる会社が多く、職場の同僚とは別行動をしていることが一般的です。オリエンテーション中のお昼で、中途入社者が複数人いる場合は、同期入社同士の親睦を深める意味でも、お昼に誘ってみるといいでしょう。初日の午前中から職場に配属されていたとしても、お昼に声をかけてもらえるとは限らないので、「お昼は皆さんどうされているんですか?」など積極的に声をかけていきましょう。

転職初日に菓子折りを用意したほうがいいでしょうか。

転職初日に職場へのあいさつの品として「菓子折り」の持参が必要か迷うかもしれませんが、特に用意する必要はありません。配属される部署の人数やメンバー構成が分からない状態で菓子折りを用意することは難しく、部署の雰囲気やメンバーの好みが把握できていない状況で、菓子折りを用意しても、必ずしも喜ばれるという保証もないからです。

配属される部署の人数やメンバーの雰囲気が分かっている状況で、どうしても持参したい場合は、常温で保存可能で個包装、日持ちがするものを選びましょう。

転職初日にすることがなく、手持ち無沙汰になってしまったら、どうすればいいでしょうか。

転職初日にすることがなくても気にする必要はありません。中途入社する方は「戦力になりたい」と意気込んで転職初日を迎えると思います。しかし、会社はいつものように通常業務を行っているので、中途入社した方に対しても「後日OJTで教えていけばいい」というスタンスでいることが多いです。「自分が期待していたほど、この会社から求められていないのかも…」などと悲観する必要はありませんので、安心してください。
とはいえ、周りが忙しいようであれば、積極的に手伝いに行く心構えでやることを見つけていくのもよいと思います。

思っていた内容とギャップがあり、転職初日で辞めたくなってしまったら、どうすればいいでしょうか。

入社早々、「思っていたのと違う…」と感じることがあり、当初の想定と実態が異なってしまったことによる失望感から「辞めたい」と思ってしまった場合、「初日」という早いタイミングで結論を出してしまうのではなく、まずは1カ月など、しばらく様子を見てみましょう。例えば、仕事内容が想定していたものと若干異なった、といった場合でも、肩慣らしの意味で本来の担当業務とは異なる業務を割り振られているのかもしれません。与えられた仕事にチャレンジすることで信用を高めていくなど、チャンスに変えてみましょう。

悩んだ際はこちらの記事も参考にしてください。

仕事に行きたくない・仕事がつらい…原因を把握して、無理せずに乗り切る方法 社風が合わないことがストレスに…条件は良くても会社になじめません…

準備やシミュレーションをしっかり行い、「転職初日(入社日)」に臨もう!

ここまで、転職初日の準備と過ごし方についてお伝えしてきました。転職初日は直接業務にかかわることが少ない分、「身だしなみ」「あいさつ」「姿勢」といった点があなたの印象を左右するポイントとなります。事前に準備できる点は準備し、笑顔であいさつ、自ら積極的に話しかけるなど、好印象でスタートできるような姿勢を心がけましょう。

dodaでは、転職先に入社した後の悩みや不安に応えるコンテンツも用意しています。
今後に備える意味でも、ぜひご一読ください。

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転職“3ヶ月の壁”を乗り越えるには? 転職後に感じるストレスと効果的な解消・克服法

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