Nubee Pte.Ltd.　マーケティングマネージャー　桑水 悠治さん

Nubeeは世界から優秀な人材が集まると言われるシンガポールで誕生しました。私たちは最初からグローバルな事業展開を目指して、スマートフォンという世界統一のプラットフォームに向けてゲームの企画・開発をするつもりだったので、シンガポールに本社を置くことの方が自然だったのです。Nubeeにはアジア圏はもちろん、フランス、ウクライナ、ポーランドなど欧州各国のクリエイターやエンジニアが在籍しています。2011年11月、日本におけるスマートフォンの普及率が高まってきたことを背景に、東京にも開発拠点を設置しますが、あくまでもグローバルに事業を展開していく姿勢は変わりません。

2011年2月にリリースした『Coin Pirates』は全世界累計300万ダウンロード、2011年7月にリリースした『Japan Life』はリリース後75日で、全世界250万ダウンードを達成しました。特に『Japan Life』に関しては、中国、台湾、マカオのiPhoneトップセールスランキングでNo.1を獲得したほか、アメリカでも上位を獲得。昨年生まれたばかりの私たちがグローバルで実績を残すことができる理由のひとつは、親会社であるベガコーポレーションがEC事業で培ってきたWebマーケティングのノウハウを活用できることにあります。このマーケティング力に関しては、ECの成長企業を親会社に持つNubee独自の強みと言えます。

もちろんマーケティングだけで勝てるほど、この世界は甘くありません。圧倒的な速さで進化するスマートフォンのスペックを考えた時、コミュニケーション性だけを重視した、ポチポチとボタンを押すだけのゲームは、いずれ飽きられてしまうでしょう。私たちは、ソーシャルゲームの手軽さとコンシューマーゲーム並みのゲーム性・クオリティを両立するコンテンツ作りにこだわっています。実際、Nubeeでは多くのコンシューマーゲーム業界出身者が活躍しているほか、各自が得意分野で力を発揮できる体制を整えるため、1つのゲームの開発プロジェクトに約15人のスタッフが関わっています。この人数は、現在のソーシャルゲーム開発の常識から考えると、かなり多い方だと思います。