




株式会社レオパレス21 人事部 採用課 主任 佐藤 正平さん

2007年に大学を卒業後、財閥系の不動産仲介会社に入社。営業として活躍した後、人事に異動し人材採用に携わる。その後営業に戻ったが、やりがいを感じていた人事のキャリアを極めたいと考え、転職活動を開始。2012年4月に株式会社レオパレス21に転職する。現在は採用課の主任として、新卒採用やキャリア採用を手掛けている。
ハードワークのイメージを覆すワーク・ライフ・バランスの取り組み
入社して驚いたのは、会社として本気でワーク・ライフ・バランスの実現に取り組んでいたことです。レオパレス21といえば業界内でも営業力に定評があり、成果にコミットする姿勢からハードワークであろうとイメージしていました。かつては長時間労働を美学とする風土があったことは事実だそうですが、リーマン・ショックを機に抜本的な改革が始まり、社長直轄プロジェクトとして「ワーク・ライフ・バランス推進室」を立ち上げ、就業時間の短縮や就業環境の改善に取り組み始めたそうです。私の担当は人材採用ですが、人事部の一員として時折このプロジェクトのサポートをしています。
もともとの習慣を変えるのは容易なことではありませんから、説明会の開催やeラーニングによる啓蒙活動など、社員に意識を変えてもらうところからのスタートです。そのほかにも、ワーク・ライフ・バランス推進室や人事部によるオフィス巡回や、全社員の労働時間のモニタリングと指導など、次々と施策を打ち出しています。

生産性の向上と評価制度のブラッシュアップによって「やりがい」を追求

努力する人材を称え、成果に対して確かな形で報いるというのは、当社の変わらぬポリシーです。就業時間の短縮によって生産性が下がってしまうようでは、本質的なやりがいを得ることはできません。そこで人事部では、例えば限られた時間で高い成果を出せる働き方についての研修プログラム等を開発し、階層別に実施しています。
最近では、人事評価制度の改定もありました。当社は、長く働いてくれる社員を大切にする組織でありたいという思いから、キャリアに応じた昇給と成果に応じたインセンティブを掛け合わせた報酬制度を採っています。この制度の良い部分は残し、さらに磨きをかけることによって、今まで以上に成果を出すことにモチベーションを持てる環境になったと思います。
これらの取り組みによって着実かつ格段に社員定着率が向上しており、レオパレス21の徹底力と実行力を実感しています。採用業務だけではなく、人事として幅広くスキルアップできるだろうと考えて転職を決めましたが、その予想は間違いありませんでしたね。
若手のアイデアから次々に新しい商品・企画が実現
ワーク・ライフ・バランスの取り組みだけは社長のトップダウンで行うという姿勢を明確にしていますが、現在のレオパレス21は基本的に「ボトムアップの風土」です。その風土を示す最たる事例が、全社員提案可能な「アイデア・コンテスト」です。テーマは新商品やプロモーション手法、人事制度の企画など自由で、毎回数百件もの企画が提出されています。会社の公式キャラクター「レオパリスくん」は入社数年の若い人材の提案から実現したものですし、女性デザイナーの提案から女性向け賃貸住宅のブランドが立ち上がるなど、続々と形になっています。
当社は創業以来、先見の明をもって事業を創造し、発展してきました。ベンチャーマインドとチャレンジ精神こそがレオパレス21の強さであり、これから社員のアイデアによってどのようなことが実現していくのかとても楽しみです。私も人事としての経験を広げ、会社経営に貢献できるような施策を提案していきたいですね。

株式会社レオパレス21(東証一部上場企業)
■ 設立
1973年8月17日
■ 本社所在地
〒164-8622 東京都中野区本町2-54-11
■ 事業内容
アパート・マンション・住宅等の建築・賃貸管理及び販売
リゾート施設の開発・運営
ホテル事業
ブロードバンド

