よしおか・みほ。音大卒業後、レコード会社に入社。原盤制作に従事。その後、デジタル出版社でディレクターとして100以上の作品を手掛ける。2005年、大手モバイル企業でモバイルFeliCaに対応したマーケティング事業を立ち上げる。携帯事業者への企画提案、各省庁等との渉外を担う部長職を務めた後、2010年 株式会社クラリティ・エンターテインメント設立。Mixiアプリ「たのしい☆みん顔!生活」で220万人を超えるヒット作を生み出す。
おすすめの本
「V字回復の経営—2年で会社を変えられますか」(三枝匡 著/日経ビジネス人文庫)
経営者という立場ではない人に読んで欲しい本です。会社には良い時も悪い時もあり、若い頃この本を手にとった時は、ちょうど夜明け前のプロジェクトに参画していた時。あまりにも自分の置かれている状況と酷似しており、ドキリとしました。後から思えば、どの現場にも当てはまる要素が多かったように思いますが、現場主義のトップが背負う孤独と決意に胸打たれ、自身を奮い立たせるには十二分なパワーと迫力があった一冊です。
“面白い”という感情は、人の心が動いた瞬間に生まれる
当社は、社名の通り「エンターテインメント=面白いもの」を生み出し、提供している会社です。一言で“面白い”と言っても曖昧な印象になりがちですが、我々は“面白い”という感情は、人の心が動いた瞬間に生まれるものと定義しています。例えば、幸せなこと、嬉しいことだけでなく、ホラー映画を観てヒヤッとして心を揺さぶられることも“面白い”という感情のひとつ。大切なのは、人の心に波を作って動かすこと。刺激だけを与えられ続けても、人の心はすぐに慣れて、動かなくなります。携帯電話のキーボタンを押すというアクションに対し、どんなリアクションを与えられるか…可愛い! カッコイイ! 時にはがっかり〜! そんな感情の揺れが“面白い”と感じさせてくれる瞬間。我々は、そんな人の心を揺さぶる“面白さ(エンターテインメント)”を提供し続けたいと思っています。
商業主義に陥らず、程よい利益でキラリと光る企業でありたい
大切にしたいのは、我々とお客さまが“面白い”と感じるものを自分たちで形にしていくこと。つまり、オリジナルのエンターテインメントを追求することです。当社には優秀なエンジニア、クリエイターが在籍しており、営利だけを考えれば人気のゲームをコピーした製品を作る受託開発を行った方が時流的には大きな利益を得られるでしょう。しかし、短期的なものだけに目を奪われていては、企業のブランドは構築できません。商業主義に陥って、似たようなサービスを安易に作るのではなく、他社と違う事を恐れず、生みの苦しみを味わい、常に革新的でクリエイティブであり続けなければならないと思っています。そうして、我々の目指す“面白い”ものを提供し、お客さまの心を少しでも動かすことができ、その対価として利益を頂戴できたなら、本懐を遂げたといえるでしょう。小さくてもいいから、人の記憶に残り語り継がれるようなキラリと光る会社でありたいですね。欲に負けず、いつまで我慢できるかわかりませんが(笑)
吉岡氏が考える“いい転職”とは?
いい転職とは、その先にある新たな人との出会いで自分自身が成長できる事なのではないでしょうか。出会いを通じて、自分を見つめ、人から学び、広い見識を持てるようになり、自分の世界がさらに広がる。色々な考え方を持つ人がいる社会で、転職した先で、素晴らしい人たちと出会う、それこそ、“最高にいい転職”というのが自身の体験談です。
COMPANY DATA
株式会社クラリティ・エンターテインメント
■ 設立 | 2010年3月16日 |
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■ 本社所在地 | 〒135-0064 東京都江東区青海2-7-4 the SOHOビル 411 |
■ 事業内容 | ソーシャルゲーム・モバイルエンターテインメントの企画・研究・開発・運営 |
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