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社長の哲学/ 株式会社クライム 金井 修社長の哲学/ 株式会社クライム 金井 修

かない・おさむ。1961年生まれ。群馬県出身。学生時代から起業を志していたが、社会人修行のために株式会社群馬富士通(現・株式会社富士通フロンテックシステムズ)に就職。SEとしてOS開発に携わり、金融機関向け営業店端末の開発などを手掛ける。1989年、現・専務取締役である山田浩之氏とともに株式会社クライムを設立し、代表取締役に就任。現在は、一般社団法人全国高等学校PTA連合会の副会長や前橋西ロータリークラブの会長も務め、ITの見識をもって幅広いフィールドで活躍中。

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企業スローガン

『ともかくやってみろ』

富士通の新入社員研修で課題図書として配布されたのが、8代目社長である小林大祐氏の著書、「ともかくやってみろ―私の体験的経営論(東洋経済新報社/現在は絶版)」でした。人間というものは、厳しい環境に置かれた時にこそ、その状況を切り抜けるために知恵を絞り、行動するもの。その努力が成果や成長につながるからこそ、一見無理だと思うようなことでもとにかく挑戦してみるべきだということを言っています。富士通のチャレンジャー精神を表す言葉として語り継がれていますが、会社を辞め、経営者になってからも実践し続けています。

かけがえのないビジネスパートナーと二人三脚で事業成長を実現

大学時代はバブル真っただ中で、学生起業が盛り上がっていました。私自身は学生時代にはかなわなかったものの、会社で3年働いたら起業すると心に決めていました。群馬富士通では、ITスキルを磨く経験を得たことに加え、かけがえのないビジネスパートナーに出会うことができました。それが、現在当社で専務取締役を務める山田浩之です。これだと思ったらすぐに行動に移す私とは対照的に、山田は慎重かつ理論を重視する人間です。私がやりたいと思ったことに対してことごとく反対されるのですが、彼を説得できたものだけをやるという決断をしてきたからこそ、これまで大きな失敗をすることなく会社を大きくすることができたのだと思います。

ITニーズの高まりに後押しされ、創業当時から比較的順調に事業を拡大することができましたが、これまでに2回ほどピンチがありました。1度目は、大手都市銀行の統廃合です。13行あった都銀がバブル崩壊を機に次々と統合し、金融システムの開発案件が激減してしまったのです。当時金融システムの開発を中心としていた当社も、大きな打撃を受けました。それ以降「一業種30%以内」という受託ルールを設け、公共案件や他業種の案件獲得に力を入れるようになりました。2度目の危機はリーマン・ショックの時。業績自体は落ち込んだものの、1度目の危機のときに公共案件を増やしていたことが幸いして開発パートナーに外注できるだけの案件を維持し、危機的状況を乗り越えました。不況によって採用競合が減り、優秀な人材を迎え入れることもできましたし、困難は時として好機にもなるのだと思います。

300名体制のニアショア開発体制を構築し、増大するITニーズに応えていく

日本では、ITエンジニアの不足が深刻化しています。国策として社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)や、アイテムごとに税率を変える軽減税率の導入が検討されていますが、これを実現しようとするとITシステムの改修に莫大なマンパワーが必要になります。これを国内のエンジニアで賄うのは、ほぼ不可能。一方、オフショア開発も円安や国際問題によって採算が合わなくなってきています。そこで当社は、中国やベトナムなどの東南アジア各国からエンジニアを招き、本社がある群馬県に300名体制のニアショア開発センターを構築しています。自治体や国際ビジネス交流協会とも連携して生活インフラや教育体制を用意し、海外エンジニアの育成と活用を通じて、世の中のITニーズに応えていく方針です。また、日本では下火になっているとはいえ、オフショア開発そのものはグローバルで増えていきます。そんな中で、オフショア開発を発注する国と受託する国をつなぐツールとして、自社製品であるレビュー支援ツールを海外展開していきたいとも考えています。

私は創業以来一貫して、「従業員の幸福」の実現を追求してきました。就業環境や待遇の改善もさることながら、これから取り組もうとしているのは技術教育の充実です。先に挙げた山田専務は、私が知る限り国内でもトップクラスの技術者です。彼を社内教育の責任者に据え、あらゆる角度から技術力を高められる教育体制を構築します。技術力の習得に高い意欲を持ち、世界に誇れる企業への発展をともに実現してくれる方に、ぜひとも来ていただきたいですね。

金井氏が考えるいい転職とは?

転職活動はお見合いのようなもの。ハードワークでもやりがいある仕事を手掛けて、給料を上げたいという人もいれば、待遇はそこそこでもマイペースに働きたいという人もいるでしょう。会社を辞めるということは、雇用する企業にとっても、働く人材にとっても不幸なこと。自分自身の価値観にフィットする会社を選び、長く働いていただきたいと思います。ただ、外に出てみないと、会社の価値を客観的に理解することができないということもあるでしょう。私は、今いる人材も辞めた人材も、「クライムっていい会社だよね」と言ってもらえるような会社にしたいと考え、現場の声を聞きながら改善の努力をしています。

COMPANY DATA

株式会社クライム

■ 設立 1989年4月
■ 本社所在地 〒370-0841 群馬県高崎市栄町16-11 高崎イーストタワー13階
■ 事業内容 事業内容:取引先の大手電気メーカーや大手ベンダーからの信頼も厚く売上高は5年連続で成長を遂げているSIerです。コンサルティングからシステム構築後の運用管理/パッケージソフトの企画/開発/販売に至るトータルソリューションサービスをご提案します。

設立経緯:大手電気メーカーのOS開発部門で代表取締役と専務取締役が出会いました。当時地方のソフト会社が開発したワープロソフトの大ヒットがきっかけとなり『自分たちにも出来るはず』との想いを抱き、入社1ヶ月後に起業を約束。4年後の1988年に株式会社クライムを設立しました。
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