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となりのはたらく調査隊と探る理想のワークスタイル

vol.7

公開日:2020/3/16

仕事をする上でモチベーションの一つとなる、給与や賞与。この仕事を頑張ってよかった!と思える評価制度って?

あなたは、現在の給与に満足していますか? 家族の形や働き方、生活のスタイルによって必要な金額は人それぞれですが、誰もが一度は「今の仕事内容と、自分の収入は見合っているのかな…」と考えたことがあるはず。とはいえ、額面だけで判断するのは、ちょっと待って。給与や賞与だけでなく、手当などの福利厚生も要チェックです。長く安心して働き続けるために知っておきたい、企業の評価制度について調査してみました!

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vol.7 仕事をする上でモチベーションの一つとなる、給与や賞与。この仕事を頑張ってよかった!と思える評価制度って?

なんだか浮かない顔してるな。どうした?

いやぁ、実はここ数年、年収が上がらなくて…。新規の契約増やしたり、同僚のフォローもしっかりしているつもりなんだけどな。お金がすべてじゃないって分かってるけど、もうちょっと頑張りを認めてくれてもいいんじゃないかって。

なるほど、頑張りがきちんと評価されるような制度があれば、モチベーションも上がるのになあ。そういう制度がある会社のこと、知ってる?

いや、ほとんど知らないかも。友だちとか同僚、同期には、給与のことって、ぶっちゃけ聞きづらいし。

確かに聞きづらいよな。でも、給与の形態も企業によって異なるし、賞与や手当、インセンティブに頑張った成果を反映してくれるところもあるみたいだよ。

そうなんだ! それは知っておきたい! 教えてよ、兄さん。

評価制度にもいろいろあるから、一緒に見ていこうか。

知っておきたい給与の
仕組みと評価制度

給与(月給制・年俸制)

制度について
給与と給料という言葉はしばしば混同されがちですが、月々の基本給(=「給料」)に残業代や手当、賞与など、すべてを含んだものを「給与」といいます。給与形態には、月給制をはじめ、年俸制、時間給など、形もさまざま。日本企業は月給制が一般的ですが、グローバル化に伴い、年俸制を取り入れる会社が増えてきました。
月給制は、月々の給与+賞与で年収が決定します。月給とは別立てで支給される賞与は、社員の年齢や勤続年数、会社の業績と本人の成果に応じて算出されます。一方、年俸制は、個人の能力と仕事の成果から1年単位の給与金額を計算するスタイル。一括で支払われることはなく、年間で12〜16分割して支払われるケースがほとんどです。残業代は別途プラスになる場合と、あらかじめ時間外手当込みで年俸の金額が提示される場合とに分かれます。
毎月の給与は安定し、頑張っただけの手当も分かりやすい月給制と、前年の成果や個人の能力がダイレクトに年収に反映される年俸制。年俸制には、1年間のマネープランやプライベートで長期的な計画が立てやすいという利点もあります。

実力が年収でハッキリと示される年俸制も、プレッシャーは大きそうだけど、その分やりがいを感じられそうだ。

諸手当(住宅手当・通勤手当・資格手当など)

制度について
基本給だけでなく、諸手当などの福利厚生も給与の一環。特に諸手当にはさまざまなものがあり、内容・金額ともに各企業によって異なっています。自分の生活環境に見合った働き方ができているかどうか、諸手当の内容をチェックしてみることも大切です。
毎日の暮らしに大きく関わる手当として、住宅にかかる費用の一部を企業が負担する「住宅手当」と交通費分を支給する「通勤手当」があります。オフィスからの距離や、一定の勤続年数、年齢などに応じて社員に住宅手当を支給する企業。特急や新幹線を利用しての通勤が可能になる遠距離通勤手当や、逆に遠距離通勤のストレスを解消して社員のパフォーマンス向上を狙う近距離通勤手当を支給する企業もあります。
また、資格取得時に支給される合格奨励金をはじめ、資格の内容によって月々の給与に反映されるものまで、「資格手当」にもさまざまなケースがあります。例えば宅建、電気工事士や施工管理技士、MBAや中小企業診断士など、企業が定める特定の資格取得者に月々の手当を支給。ほかにも、受験費用の負担や、学習が必要な社員にレッスンを用意する学習支援制度を用意する企業もあります。

給料の金額だけを見ていると気づきにくいけど、手当の内容についてきちんと把握すれば、自分にとって今の働き方が合っているかどうかが分かるんだね。

賞与(ボーナスとインセンティブ)

制度について
ボーナスは夏と冬の年2回の支給が一般的ですが、企業によっては年に1回、3回というところもあります。企業には法律上の支払い義務はありませんが、社員のモチベーションを左右する大きな要素。賞与の有無を企業選びのポイントと考える人も多いでしょう。
また、インセンティブとして、月給にプラスして手当が支給されたり、お金以外(例えば旅行や、ポイント制で商品贈答など)の形で支給されたりすることもあります。インセンティブという言葉は、営業職の仕事の成果報酬のイメージが強いですが、職種を問わず、社内コンペや社内アワードなどでアイデアや取り組みを評価され、昇級や手当が支給されるケースもあります。

なるほど。企業ごとに工夫を凝らした、いろいろなインセンティブがあるんだなあ。やっぱりボーナスは多めに欲しいけど(笑)。

評価制度

制度について
一般的な評価制度は、一定期間ごとに上司が部下を評価し、それに応じて等級が決まって、昇進や報酬に反映されるというものですが、近年は企業の特性を活かしたユニークな評価制度も生まれています。また、昇進・報酬だけを目的にするのではなく、上司と部下とのコミュニケーションの深化や、仕事へのモチベーションを維持するための取り組みも注目を集めています。
・360度評価(多面評価・周囲評価)
特定の評価者(上司)によって評価が偏ってしまうことを避けるために、同僚や部下、関係者など、ともに働く複数の人々の意見を取り入れながら、評価を決定するのが「360度評価」です。一緒に働いている人たちの頑張りに投票し、それを評価することで報酬が決まるというユニークな企業もあります。日々の頑張りをきちんと見てくれている人がいる、という安心感にもつながっています。
・1on1ミーティング
査定時期の評価面談とは異なり、コミュニケーションを目的として週に1回〜月に1回など、短いスパンで行われる「1on1ミーティング」が注目されています。上司にとっては部下の成長を確認することができ、部下にとっては相談がしやすく、信頼関係を築きやすいなど、双方にメリットがあるとされています。

仕事の大きなモチベーションは、職場での人間関係にもあるよね。上司や同僚、部下たちから刺激を受けながら、安心して仕事ができているかどうかも、大切なポイントだ。

調査報告書

仕事をするにあたって大切なことは、業務内容、やりがい、人間関係、働きやすい環境など、たくさんありますよね。自分のライフスタイルにとって、これらの条件が現在の給与に見合っているかどうかを判断するためには、額面的な給与以外の項目にも目を向けることが大切です。暮らしがより快適になる諸手当や、モチベーションを高めてくれる評価制度などを確認し、総合的に考えてみましょう。毎日の頑張りの積み重ねをちゃんと見ていてくれる職場なら、安心して働くことができそうですね。

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