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更新日:2024年3月5日

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仕事・キャリアの悩み資格

正社員になるには?資格があれば転職で有利になりますか?

派遣社員としてこれまで8年にわたり複数の会社で働いてきました。現在の勤務先では多くの仕事を任せてもらえていて、現状に特に不満はありません。一方で、一つの会社でできるだけ長く働けるよう、正社員を目指したいという気持ちもあります。正社員を目指すなら、何か資格を持っておくほうがよいでしょうか?

(30歳/事務アシスタント/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

正社員になるには求められる人物像を理解することが大切です

正社員になるために自身の価値を高めておこうという主体的な姿勢は素晴らしいですね。ただ、「○○の準備が必要」「○○の資格が有利」というアドバイスは、正直難しいところです。

求められる人物像は、業種や職種、企業によって、さらには部署やポジションごとでも異なり、一律に定義することはできません。

さらに、求められる人物像というのは、具体的なスキルや知識、資格だけを指すものではなく、パーソナリティに関係する要素もあります。

例えば、金融系の業種や経理・労務関連の職種であれば緻密さや正確性のある人材が求められる傾向にあります。サービス業や営業・販売職では外向性やコミュニケーション能力が重視されることが多いでしょう。

企業が求める人物像は?

派遣と正社員の違いを理解する

派遣社員から正社員への転職を目指すには、求められる人物像を知るとともに、正社員と派遣社員の違いも理解しておくことが大切です。

正社員

正社員は雇用期間の定めがない無期雇用である半面、時給制ではないため業務量によっては残業が発生したり、休日出勤が必要になったりすることもあります。

会社の状況によっては転勤を伴う人事異動なども発生し、与えられる役割が大きく変化することもあります。

時には部署をまたいだプロジェクトに携わることもあるなど、業務の遂行能力だけでなく、組織に対する適応力や柔軟性も求められます。

課せられるミッションや責任が大きい正社員ですが、雇用期間の定めがないことで安心して長期的な視点でスキルアップやキャリアアップを目指せる可能性が高いのが特徴です。

派遣社員

派遣社員は契約で定められた範囲の業務を行い、時給制で働きます。労働時間もあらかじめ定められているほか、責任の範囲も正社員とは異なります。

自分の時間が確保しやすく、スキルを活かしてさまざまな企業で働けるなどのメリットがありますが、雇用期間が決まっているため、長期的なキャリアが構築しづらい点もあります。

派遣から正社員に転職したい。正社員経験なしでもできますか?

正社員を目指すには自己分析が重要です

正社員になりたい 自己分析

会社側からすると、正社員は雇用期間がなく長期で多額の投資になるため、採用する際は慎重な判断が行われます。

dodaの「女性の平均年収ランキング職種別(2023年版)」では、質問者さんと同じ女性の事務アシスタントの平均年収は327万円です。

もし30歳の今から正社員として入社してその会社で65歳まで働くとすると、それまでの給与の合計は1億円を超える可能性があるのです。

しかし、転職で事務アシスタント職を希望する人は多く、ほかの職種と比べて求人倍率が低いため、正社員への転職は簡単ではありません。正社員を目指すのであれば早めに動き出すことがおすすめです。

まずはこれまでの経験を整理して、自分の得意分野や強みが何なのか、自己分析をしてみましょう。

自己分析でアピールポイントが明確になれば、強みやスキルを活かせる志望企業の絞り込みもできますし、書類選考や面接にも自信を持って臨めるでしょう。

自分の強みや能力が分かる「キャリアタイプ診断」

これまでの経験から得意分野や自分の強みを分析する

自己分析では、これまで携わってきた業務を細かく書き出していくことから始めます。

複数の会社での経験があるということですが、それぞれの業界や業務内容は違っても、何か共通して取り組んできたことや、仕事をする上でいつも意識してきたことがあるはずです。

例えば、「業務改善のための提案を行った」「ミスを減らすためにチェックリストを作成した」「業務の効率化のためにOAスキルに関する勉強をした」など、創意工夫したことはないでしょうか。

「売り上げ目標を120%達成した」といった数字で表せる成果でなくとも、これから正社員として働く上で強みとなる経験やスキルが整理できるでしょう。

そして、企業を探す際には、経験を活かせる業種や職種を選ぶことをおすすめします。

特に30代の転職の場合、企業は一般的に即戦力となる人材を求めていますが、これは業界知識や類似する業務の経験があれば教育コストが少なくて済むからです。

転職時の自己分析のやり方(ツール・チェックリストつき)
派遣社員から正社員になるために、どうやって経験をアピールすればいい?

周囲に評価されたことをアピールポイントにつなげる

職場の人から評価されたことも思い出してみてください。得意だったり簡単にできたりすることは「当たり前にできることなので、スキルとしてアピールするほどではない」と思われがちで、見落とされる傾向があります。

しかし、自分では思いもよらないことが強みにつながるケースもありますから、過小評価はせず、とにかくリストアップしましょう。

自分の強みがわからない場合、どうやって見つければいいですか?

資格を取るなら現場で活かせるスキルが身につくものを

「アピールできる資格やスキルが欲しい」という相談を多くいただきますが、漠然とした不安からやみくもに資格の取得を目指しても、スキルアップにつながるとは限りません。

それよりも、先述したように、これまでの経験を整理する中でアピールポイントを明確にし、そのアピールポイントをさらに磨く努力を重ねるほうが良いでしょう。

「現場で求められているスキル」を身につけることを意識してみてください。

事務アシスタントへの転職で、あえて具体的な資格を挙げるとすれば、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)や簿記検定、TOEICなどを候補に入れると良いでしょう。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOSは、マイクロソフト社製のオフィスソフトのスキルを客観的に示せるものですから、これまでの業務で身につけた操作スキルの復習を兼ねてトライしてみるのもおすすめです。

簿記検定

簿記検定は経理業務に役立つものですが、営業や企画分野でも数字に強いということで重宝される汎用性の高さがあります。

TOEIC

英語力は、業種・職種を問わず広く通用するスキルの筆頭です。企業活動のグローバル化が加速する中、英語力へのニーズがなくなることはないでしょう。

キャリアの可能性を広げるためにも英語の勉強に取り組み、定期的に検定試験などを受けて自分の英語力を数値化しておいても良いかもしれません。

転職を有利にする資格とは?種類や役立つ場面を業界別に解説

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