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更新日:2023年8月10日

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仕事・キャリアの悩み市場価値強み・自己PRよくある質問

手に職となるスキルを身につけるにはどうすればいいですか?

これまで営業、事務と経験してきましたが、これといった能力が身についていないように思っています。出産後も安定して仕事が続けられるように、何か手に職をという思いがありますが、どのような能力を身につければよいでしょうか?

(31歳/営業事務/既婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

「手に職をつける」専門職は、経験が重視される点に注意して

「手に職をつけたい」というお話は、多くの女性からお聞きします。資格を取ったり、特定のスキルを身につけたりすれば、どこでも安定して働けるのではないか、と考える人は多いようです。まずは「手に職をつける」とはどういうことなのか、どんな職業が当てはまるのかについて詳しく見ていきましょう。

「手に職」の一般的な意味と代表的な職業

「手に職をつける」とは、一般的に「なんらかの専門的なスキルや資格を持っていて、それを仕事に活かしていること」を指す場合が多いようです。例えば、看護師や医師、薬剤師のような医療系、弁護士や税理士などの士業系、美容師やネイリストなどの美容系、またPCインストラクターや研修インストラクターなどの講師系などが挙げられます。

専門職の多くは、求人需要が高いことから給与設定が高かったり、転職しやすかったりするメリットがあります。また、独立を目指しやすいという点でも有利です。

ここでは、一般企業の中の職種に絞って、手に職をつけられる仕事とスキル習得の難易度について紹介します。

SE

IT技術やクラウドコンピューティングが急速に発達している環境の中、常に人手不足で一定の需要がある職種です。SEにはさまざまな種類がありますが、すべての場合に共通するスキルとしてプログラミングスキルは必須です。未経験からチャレンジできるポジションもありますが、技術は日進月歩で進化していくため、日々勉強を続ける姿勢が必要になるでしょう。

スキルや人脈を身につければ比較的副業や独立もしやすい職種ともいえます。

Webデザイナー

ビジネスのWeb化・デジタル化にともなって、今は多くの企業が自社のWebサイトやECサイトを運営しており、需要が増えている職種です。デザイナーにはIllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトを扱うスキルが必要ですし、コーディングにはHTMLやJavaScript、CSSなどの知識も欠かせません。

未経験からチャレンジできる教材やオンラインスクールなども増えてきているので、そこで基本的なスキルを身につけてから転職を目指すのも一つの方法です。企業で働くだけでなく、将来的にはフリーランスとして働く道もあるでしょう。

経理事務

どんな企業でも必ず必要な部署なので常に求人がなくなることはありませんが、簿記3級以上の知識が必要とされることがほとんどです。営業事務などで細かい数字を正確に効率よく扱っていた経験は活かせるかもしれません。

ほかには、医療事務や福祉系なども、資格を取って未経験から始められる職種として挙げられます。

未経験転職の難易度には注意

資格取得やスキルアップに取り組む姿勢は大切ですが、中途採用は基本的に実務経験があることが重視されるため、資格を取りさえすれば自分の希望の会社や職種に転職できるとは限りません。もし、取得した資格を活かすために未経験の業界や職種への転向を目指す場合は、書類審査や面接になかなか通らず転職活動が難航することや、年収が一時的に下がることも覚悟した上で臨みましょう。

未経験に限らず、転職において何を重視するのか、優先順位をつけることが大切ですので、自分の中で整理しておく必要があります。

自分の今の職種のスキルを磨くことで「専門性」が育つことも

質問者さんは営業や営業事務を経験してきたとのことですが、これといった能力が身についていないように感じる理由は、何かが要因で成長している実感を得られていないからなのかもしれません。

今までの経験を活かしながら、環境や裁量を変える転職をすることで、自分がスキルアップできる、成長できると感じられる営業職や営業事務職に出会えるかもしれません。新しい職種にゼロからチャレンジするよりも、今までの仕事を磨くことで自分の専門性を高めるのも一つの方法です。

今、身につけたいスキル「ポータブルスキル」に注目

手に職 女性

ここまで「手に職をつける」という観点から専門性の高いスキルを紹介してきましたが、最近のビジネスシーンでは、業種や職種が変わっても持ち運びができる「ポータブルスキル」が重視される傾向にあります。

ポータブルスキルとは

ポータブルスキルはそのまま訳すと「持ち運び可能なスキル」となり、業種・職種を超えて多くの仕事で活用できるスキルを指します。具体例としては、課題解決力、提案力、交渉力、洞察力や判断力、リーダーシップなどのいわゆる「ソフトスキル」に当たるものです。

こういったソフトスキルが重視されるのは、「急速な技術の進歩に適応あるいは対抗するには、人間的なスキルが求められるから」とも考えることができます。例えば営業の提案力一つをとってみても、顧客の立場に立って温かみのある話し方をするだけで、雰囲気が変わって成果につながることがありますよね。こういったスキルは、AIのようにひたすら学習するだけでは身につきにくいものです。

かつてのように終身雇用が一般的だった時代には転職は一般的ではなく、一社だけで通用するスキルがあれば十分だったため、ポータブルスキルという概念は重要視されていませんでした。しかし最近の求人市場では中途採用の増加に伴って、ポータブルスキルに関心が寄せられています。

ポータブルスキルを身につけるには

このように、ポータブルスキルが評価される現代では、できるだけ早く身につけておくことで自身の市場価値が高まり、あらゆる分野で活躍の場が広がるでしょう。また、未経験の分野への転職も有利になります。

仕事を続けながら効率よくポータブルスキルを習得するには、これまでの経験で好きだった仕事、褒められたエピソードなどを思い返してみてください。その中で得意とするポータブルスキルが思い当たったら、それをさらに磨いていけるような仕事の進め方やキャリアの築き方をするとよいでしょう。日々の業務をこなす際にスキルを意識すること、また常にアンテナを張っておくことも大切です。もし社内にポータブルスキルに関する研修制度があれば、積極的に参加してみるとよいでしょう。

自己分析には、厚生労働省がホワイトカラー職種のキャリアチェンジ・キャリア形成のために開発した測定ツール「ポータブルスキル見える化ツール」が便利です。

ポータブルスキルの身につけ方が分からない

厚生労働省「ポータブルスキル見える化ツール」

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