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更新日:2021年2月22日

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仕事・キャリアの悩み管理職

管理職を打診されているが、自分に務まるか不安

会社の方針で女性管理職の比率を上げることになり、私も管理職にならないかと打診されています。ただ、結婚したばかりでこれから出産も考えているため、悩んでいます。そもそもマネジメント職になるなんて考えてもいなかったので、私に務まるか不安しかありません。

(29歳/メーカー・営業/既婚・子なし)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

石橋寿子(いしばし・ひさこ)
国家資格 キャリアコンサルタント

新卒で塾の運営会社へ入社。その後、英会話学校に転職し、約7年間、新規・既存顧客に対しカウンターセールスを担当。マネジメント経験を経て、当社に入社。現在、営業職・販売サービス職に従事している方々を中心に幅広く転職サポートを実施。
プライベートでは1児のママ。長期的なキャリアプラン、人生プランをともに考えるパートナーとなれるような提案を心がけている。

管理職という肩書にとらわれすぎないで

女性活躍促進の流れで、「管理職を打診されているけれど迷っている」という女性の悩みが最近増えています。中には自己評価が低く、「私なんて」と尻込みしてしまう方もいらっしゃいます。

質問者の場合、女性管理職を増やす企業方針が出たということは、これまで女性管理職が少なかったのだと思います。そのため、イメージがつきづらく、不安が募っているのかもしれませんね。

今と違う立場で「何がしたいか」を考える

管理職になることなど想像していなかった人からすると、「管理職になること」だけで頭がいっぱいになり、「管理職になるべきか、断るべきか」という思考に陥ってしまいがちです。そこで、管理職になって「何をするか」を考えてみてはいかがでしょうか。

管理職というポジションになると、それまでとは違う視点や角度、責任で仕事をすることになるため、視野が広がるとともに人に与える影響も大きくなっていきます。まずは、管理職として自分に何ができるか、何をしたいか、そして、自分はどのように成長できるかを想像してみてください。

「責任が増す」「忙しい」といったネガティブな印象があるかもしれませんが、その立場だからこそ得られるやりがいや喜び、将来の可能性も一段と高まります。

その上で、「ぜひやってみたい」と思うことが見つかったら、管理職という職務を引き受ければよいと思います。あまり管理職という肩書だけにとらわれすぎず、自分を主語にして「何をしたいか」を考えてみましょう。

管理職になるメリットにも目を向けてみましょう

思わぬ打診を受けて不安になっているようですが、管理職になるメリットもたくさんあります。

ポータブルスキルが身につき市場価値が上がる

どの業種・職種でも一定の評価を得られるスキルに、ポータブルスキルがあります。マネジメントスキルもその一つ。管理職になることで汎用性の高いマネジメントスキルを自然と身につけられることは、大きなメリットです。

会社の意向による部署異動、転勤などでこれまでの専門スキルが通用しなくなった場合にもポータブルスキルは役に立ちますし、転職を検討する場合にも、マネジメント経験はアピールできる大きなポイントとなるでしょう。

収入が上がる

一般的に管理職になると、基本給が上がることに加えて管理職手当がつく企業がほとんどです。ただし、残業手当や休日出勤手当が出なくなる可能性があるので、給与や手当がどう変わるのか、事前に会社に確認しておくとよいでしょう。

視野が広がり、影響力が高まる

管理職になると、より上流の事業判断がなされる会議などに参加する機会が増えます。その場で意見を求められたり、フィードバックをもらったりする機会もあるでしょうから、より多くの情報を判断材料として得られるようになり、視野が広がるでしょう。

また、部下を持つようになると、チーム全体で成果を出すことがミッションとなるため、責任の範囲が広がり苦心することもあるかもしれません。でも、その分、目標を達成したときの喜びは大きいですし、モチベーションにもつながると思います。

時間がコントロールしやすくなる

管理職になると、自分の裁量で判断できる範囲が広くなるため、ある程度メンバーに権限委譲することで業務量を調整できるようになります。また、情報量が増えて状況判断がしやすくなって自らスケジュールの組み直しもできるようになり、時間をコントロールできる場面が増えるでしょう。

不安を和らげるためにできること

管理職 不安

初めて管理職を引き受けることになった際、ストレスをためすぎないようにするためにも、不安を抑えるポイントをチェックしましょう。

評価された結果、今があると思って自信を持つ

管理職の打診を受けたということは、これまでの仕事に取り組む姿勢や実績が評価されたということにほかなりません。質問者は「私に務まるか不安」と思われているようですが、会社があなたのこれまでの仕事ぶりを客観的に判断した結果ですので、そのことをまずは素直に喜んで、自信を持ちましょう。

経験者に相談してみる

新たな職務に就くと、いろいろな責任を考えて心配になることもあると思います。管理職の先輩たちも、戸惑いながら、迷いながら、ときには失敗をしながら経験を積んできたはずですから、遠慮なく相談してみましょう。会社の上司や先輩だけでなくプライベートの知人でもよいので、ぜひ話を聞いてみてください。

マネジメント経験者の話を聞くことで勉強になるのはもちろんですが、なにより、悩んでいるのが自分だけではないと分かるだけでも、気持ちが楽になるはずです。

メンバーとの日々のコミュニケーションが大切

チームで円滑に仕事を進めるためには、一人ひとりの役割が違ったとしても全員が同じ目標に向かって取り組める環境が大切です。業務効率をアップさせて生産性を高めることは、管理職の役割です。

とはいえ、チーム全員が同じ方向を目指して進むのはそう簡単ではありません。各メンバーの得意・不得意や性格などを把握するよう心掛けたり、困っていることがないか聞く機会を設けたりして、自分とだけでなく、社員同士の関係性をサポートしていく努力も必要になるでしょう。

また、自分や部下の行動に責任を持ち、問題が起きたときには責任を取る、という姿勢は、上に立つ者としてとても大切です。真摯に取り組む態度が周囲の信頼を得ることにつながるでしょう。

周囲に協力を求める

管理職になったからといって、一人ですべてを抱え込んでしまう必要はありません。慣れないポジションに就いて大変だということは、もちろん周囲も分かっているはずです。現場の問題を自分だけで解決しようとするのではなく、チーム全体で協力して乗り越えるという意識を大切にしてください。

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