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25歳女性の転職事情〜データで見るリアル〜

25歳女性の転職事情 〜データで見るリアル〜 25歳女性の転職事情 〜データで見るリアル〜
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掲載日:2018年4月23日

新卒から社会人になって数年が経ち、仕事にもだいぶ慣れてくる25歳。仕事の面白さが分かってくると同時に、「今の仕事は本当に自分がやりたかったこと?」「もう少しプライベートも充実させたい」といったモヤモヤした気持ちが芽生えてくるころかもしれません。厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、新卒の3割は入社から3年以内に辞めているとか。そんな新卒から3年程度を経た25歳女性の職種や年収といったデータとともに、転職後に選んだ職種など、25歳の転職のリアルをご紹介します。

25歳で転職した女性ってこんな人

【転職前の職種】 【就業状況】 【転職回数】 平均0.2回 【年収】 平均333.0万円

2017年4月~2018年3月にdodaのエージェントサービスを利用して転職した25歳の女性のデータによると、転職前の職種で最も割合が高かったのが「営業系」で30%を占めました。次に多かったのが「販売・サービス系」で20%、そして「事務・アシスタント系」で19%と続きました。就業状況を見ると、仕事をしながら転職活動をしていた人が71%。また、転職回数の平均は0.2回で、転職経験のない方が83%と大多数を占めました。

25歳で転職をした女性の転職前の年収は平均が333.0万円。割合を見ると48%が300万円台で約半数。次に、299万円以下が31%、400万円台が18%と続きました。

※25歳を含む年齢別の(転職希望者の)年収を紹介しているページはこちら(2017年平均年収)

25歳の働く女性のデータいろいろ

1カ月の残業時間 平均16.8時間 冬のボーナス 平均29.1万円 夏のボーナス 平均34.3万円

2017年7月にビジネスパーソン15,000人に調査したデータから25歳の女性の結果を抽出したところ、1カ月の残業時間は平均16.8時間。冬のボーナスは29.1万円、夏のボーナスは34.3万円という結果でした。

※25歳を含む、残業時間、夏・冬のボーナスなどを職種別に紹介しているページはこちら(職種図鑑)

25歳の女性が転職後に選んでいる職種は?

転職後の平均年収

311.3万円

「事務・アシスタント系」に
転職した人の前の職種
グラフ:「事務・アシスタント系」に転職した人の前の職種グラフ:「事務・アシスタント系」に転職した人の前の職種

1位事務・アシスタント系(27%)

25歳でdodaを通じて転職した女性の49%が転職後の希望職種として選んでいた「事務・アシスタント系」(エージェントサービス登録時に希望職種として選択)。実際の転職後の職種としてももっとも高い割合を占めました。

女性からの人気が高い一方で、職種別に有効求人倍率 を見ても分かるとおり、企業側の採用人数が限られているため、競争率が高いのが特徴です。ただ、最近は企業の採用ニーズの高まりによって、「事務・アシスタント系」の求人数も2017年3月と2018年3月を比較すると約1.3倍に増加していて、転職事例も増加傾向にあります。この職種に転職した25歳の女性の転職前の職種は、39%が同じ「事務・アシスタント系」ですが、「営業系」が30%、「販売・サービス系」が18%など、半数以上は他の職種が占めました。

「プライベートを重視できそう」「無理なく働き続けられそう」といったイメージから、他の職種からのキャリアチェンジを希望する女性が多い傾向にある「事務・アシスタント系」ですが、働く環境や働き方だけで転職先を選ぶのではなく、人事系・経理系・広報系など専門領域の「事務・アシスタント系」に挑戦してみるのもおすすめです。20代のうちに専門的な知識や経験を得ることで、5年後、10年後も長く活躍できる可能性が高まるでしょう。

転職後の平均年収

361.5万円

「営業系」に
転職した人の前の職種
グラフ:「営業系」に転職した人の前の職種グラフ:「営業系」に転職した人の前の職種

2位営業系(25%)

25歳女性の転職前の職種でもっとも多かった「営業系」。転職後も2番目に多い25%の女性が選んでいました。

dodaのキャリアカウンセリングでは、ヒアリング力やプレゼンテーション力、情報収集力、課題解決力などの幅広いビジネススキルが身につけられるということで、20代のうちに経験を積みたいという人が「営業系」を志望する傾向があります。また、転職前の職種で24%を占めた「販売・サービス系」の女性からは、これまでの経験を活かしながら、「土日休み」という働き方が実現できるということで人気を集めています。さらに、この職種の年収は「事務・アシスタント系」や「販売・サービス系」よりも高いということも、支持されるポイントです。

「営業系」は職種別の有効求人倍率 が示すとおり、他の職種と比較して市場の中で求人が多い職種。さらに企業の採用ニーズは高まる一方で、2018年3月の「営業系」求人数は前年同月の2倍程度に増えています。

企業ニーズが高い職種であることに加えて、25歳という若い年代でもあるので、もともと「営業系」で活躍されている方はもちろん、ほかの職種の方も自分の希望する業界や領域、働き方をかなえるべく積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

転職後の平均年収

369.2万円

「企画・管理系」に
転職した人の前の職種
グラフ:「企画・管理系」に転職した人の前の職種グラフ:「企画・管理系」に転職した人の前の職種

3位企画・管理系(13%)

25歳で転職した女性で3番目に多かったのが「企画・管理系」で13%を占めました。転職前の職種では8%にとどまっていたこの職種ですが、dodaのキャリアカウンセリングでは、結婚・出産などのライフイベント後も長く活躍するため “専門性”を身につけたいということで、女性からの人気が高いのが特徴です。

人事、経理、総務、経営企画、マーケティングなど多くの専門分野に分かれている「企画・管理系」ですが、25歳の女性が転職先として選んだ職種をより細かく見ると、18%が「経理」でもっとも多く、次いで「人事(採用・教育)」16%と続きました。給与や労務などを含めた人事全般で見ると、25%を占める割合に。つまり「企画・管理系」を選んだ25歳女性の4人に1人は人事系の職種を選んでいました。

「企画・管理系」の求人数も2017年3月と2018年3月を比較すると、およそ2倍に増加。企業ニーズの高まりも後押しして、「企画・管理系」に転職した25歳の女性の転職前の職種を見ると、約70%が他の職種から転職を実現しています。専門スキルや経験が評価されやすい職種のため、年齢を重ねるにつれて即戦力となるスキルや経験が問われる傾向がありますが、ポテンシャルに期待される25歳という年齢の特徴が出ているといえそうです。

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