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20代で未経験の転職は可能?
成功させるポイントや転職事例をご紹介!

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大基 雄久/顔写真

監修者:大基 雄久(おおもと・たけひさ) dodaキャリアアドバイザー

新卒から働いてきたけれど、今よりも興味がある業界や職種が見つかったなど、20代で未経験業務への転職を考える人は多いのではないでしょうか。この記事では、そのような方に向けて、そもそも未経験の転職は可能なのか、成功させるためにはどう進めていくとよいかなどを解説します。実際に未経験の転職サポートに強いdodaのキャリアアドバイザーによるリアルな情報を記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事で分かること

  • 未経験の転職に年齢のデッドラインはないが、長期的なライフプラン・キャリアプランを踏まえてタイミングを決めることが大切
  • 未経験求人には3種類あり、自分の状況に応じて応募先を選ぶことが大切
  • 20代で未経験の転職を成功させた事例

20代で未経験の転職は可能? その理由は?

20代で未経験の業界・職種へ転職することは十分に可能です。もちろん、業界や職種によって難易度は異なりますが、20代だからこそアピールできるポイントは多くあります。この章では20代で未経験の転職ができる理由について、二つの観点で解説していきます。

「未経験歓迎」求人の数が増えている

「未経験歓迎」求人の増加率

現在の転職市場では、求人数が増加しています。コロナ下は採用活動を控える企業も多かったものの、2023年ごろから状況が回復し、企業は人材への投資を活発化させているのが背景です。また、少子高齢化により会社の将来を担う働き手を確保する動きも出ています。企業は求人数が増えている中で採用を進める必要があり、結果として「未経験歓迎」の求人数が増加しているのです。

今まで培ったスキルとポテンシャルの両方をアピールできる

20代は、社会人人生で見ると年次は浅いものの、今後の成長可能性を踏まえて採用されるケースは多いです。
一方で、新卒とは異なり、一定の社会人経験があるため、今までのスキルをアピールできる点も強みといえるでしょう。

20代社員は現職で培ったスキルとポテンシャルの両方をアピールできる

業界未経験の場合は職種経験を、職種未経験の場合は業界知識を、業界・職種ともに完全未経験の場合はポータブルスキルをアピールできます。ほかにも関わっていた商材や仕事内容(価格帯、商流や業務工程など)が近しい場合は評価につながる可能性が十分にあるでしょう。

どれに応募すればいい? そもそも求人票における「未経験」の定義って?

一口に「未経験」といっても、中途採用では大きく3種類に分類されることが多いです。それぞれの種類によって求められるものは異なるので、事前に定義を確認しておきましょう。

ただし、もし求人票に書いてある要件と経験が合致しなかったとしても、仕事内容や関わっていた商材が近しいなど、場合によっては書類選考が通過するケースもあります。転職エージェントを利用している場合は、キャリアアドバイザーに相談してみるのがおすすめです。

未経験は3種類ある「完全未経験」「職種未経験」「業界未経験」
概要 見ている点 求人

「完全未経験」の定義

  • 異なる業界・異なる職種からの転職を指す。
  • 基本的には社会人経験がある人が対象だが、社会人経験がない人も対象になることがある。
  • 仕事のスタンス
  • 人柄
  • 成長への意欲

「職種未経験」の定義

  • 同じ業界で働いた経験はあるものの、異なる職種に従事していたケースを指す。
  • 例えば、医療業界の営業から医療業界の企画職への転職など。
  • 業界への理解
  • 応募職種に近しい経験
職種未経験の求人を見てみる

「業界未経験」の定義

  • 同じ職種での経験はあるものの、働いている業界が異なるケースを指す。
  • 例えば、食料品メーカーの営業から、IT業界の営業への転職など。
  • 職種での経験詳細
    (どのような行動をし、どのような成果を出してきたのかなど)
業界未経験の求人を見てみる

今転職すべき? 20代で未経験での転職を迷ったときにまず知っておきたいこと

未経験で転職を考える際は、「年齢によるデッドラインがあるのか」や「どんな求人に応募すればよいか」など、不安を覚えるポイントがたくさんあるでしょう。ここでは、今未経験で転職すべきか、するならいつ・どのようにするとよいかを検討するに当たって、知っておきたい三つのポイントを紹介します。

未経験業界・職種への挑戦に年齢のデッドラインはない

大前提として、未経験職種への転職を目指す上で、年齢によるデッドラインはありません。重要なのは、今までやってきたことと、転職先の業界や職種、そして会社との相性です。特に未経験での転職の場合、書類選考だけでは判断しきれない要素が大きいため、企業側は面接での評価とあわせて選考する傾向にあります。その結果、その人の今までの経験に加え、人柄やポテンシャル、志望動機も重要な判断基準となることが多いです。

転職のタイミングは長期的なライフプラン・キャリアプランを踏まえて判断する

未経験での転職にデッドラインはないものの、転職を検討する上では、長期的なライフプラン・キャリアプランを踏まえてタイミングを決めることは非常に重要です。

プライベートで子育てや不動産の購入などのライフイベントが生じた際、自分ひとりの気持ちだけで転職を決められない状況もでてくるでしょう。職種経験を活かした転職と比較し、未経験で転職をする場合、今までと同等の条件で採用されないケースもあるためです。
ライフイベントによっては年収や休日、転勤の有無など、働く上で譲れない条件が増え、結果的に、未経験業界・職種に挑戦したいと考えていても、タイミング的に難しくなる可能性もあります。

また、転職を検討している未経験職種を自分のキャリアの軸としたい場合、新しい職種で経験を長く積むほど、将来的な年収アップや高いスキルを身につける機会につながるかもしれません。自分のこれからのライフプランとキャリアプランを念頭に、いつ新しいチャレンジをするかを見極めてみてください。

あわせて読みたい
転職する時期やベストなタイミングは? 有利な時期・年齢別・ケース別で見極める

自分を活かせる「未経験求人」を探す

「未経験求人」には完全未経験・職種未経験・業界未経験がありますが、その中で自分の経験を評価してくれる求人を探しましょう。

未経験の転職で経験を活かす選択肢

これまでお伝えしてきた通り、未経験の採用で評価をされるのは、ポテンシャルや業種・職種経験者としての応用力です。
ただ、未経験の採用に限らず、採用活動全般において、企業はほかの社員との相性や、受け入れ体制との兼ね合いを見て採用判断をしています。そのため、場合によっては十分にアピールできていても、選考が思うように進まない時もあるかもしれません。

そのような場合は、現職との共通点から求人を探してみてください。これまで取引があった業界や、業務でかかわったことのある職種など、未経験であっても過去の経験との親和性や仕事への理解をアピールすることを意識してみましょう。

20代未経験での転職を成功させる3つのコツ

転職と転職活動は同じだと捉えられることが多いですが、転職活動を始めたら必ず転職しなくてはいけないというわけではありません。転職活動で自分のキャリアやライフプランを考えることで、自分の価値観や大切にしたいことが明確になります。結果、転職しても転職しなくても、感じていた悩みが解消した状態で働くことができるというメリットがあるため、思い立ったタイミングで転職活動を始めることをおすすめします。

ここでは未経験での転職を成功させ、希望をかなえるために意識したい三つのコツを紹介します。

中長期的な目標に向けてキャリアプランを立てる

転職活動において、キャリアプランを立てることは大切ですが、特に未経験で挑戦したい職種がある場合は、転職してどうなりたいかをイメージし、そこから逆算してキャリアプランを立てる必要があります。もちろん、1回で希望通りの業界・職種に転職できるのが理想ですが、未経験の場合は経験が不足していてかなわないケースもあるからです。最終的に希望の仕事をするために、何度かステップを踏んで経験を積みながらゴールに近づくのも選択肢の一つでしょう。

仕事内容だけでなく、年収や役職などの目標も数年ごと(3年後・5年後など)や、ライフイベントを迎えるごとに決めておくと、転職後のミスマッチが減るでしょう。

最終的なゴールに向けたキャリアプランを立てる

転職の希望条件に優先順位をつける

キャリアプランを立てたら、次は、転職でかなえたい条件に優先順位をつけていきましょう。転職サイトで求人を検索することで、転職市場のリアルを見ることができます。その中で、自分は何の条件を優先したいのか?を考えるきっかけになり、自分の現在地の把握にもつながります。

求人検索を通じて自分の価値観を把握する手順

ただし、条件だけで応募企業を決めることはおすすめしません。未経験だからこそ、最初は職種や業界の幅を広げて情報収集しましょう。より事業成長の度合いが高い未知の企業や、自分に合う企業が見つかる可能性もあります。

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未経験歓迎の求人を探す

どの求人がよいのか分からない…という方は、キャリアカウンセリングを受けてみるのがおすすめ! 事前の準備は不要で、電話やオンラインで気軽に情報収集が可能です。

/イメージイラスト

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自分を評価してくれる企業に出会うために応募を続ける

転職活動を始めてからは、自分を評価してくれる企業に出会えるまで粘り強く応募を続けましょう。特に未経験で転職を目指す場合、求められる経験とのミスマッチによって選考が通過しにくいケースがあります。実際、dodaの調査結果(※)によると転職を成功させた20代の平均応募社数(未経験・経験者不問)は27.9社でした。

また、同じくdodaを利用して2023年1月~12月の1年間に内定を得た人のデータ(※)によると、「1社以上の内定を得るために、5社の面接を受けるのが平均であり(面接数のうち約20.0%が内定につながる)、そのためには22社の求人に応募するのが平均である(応募数のうち約22.7%が面接につながる)」ということも分かっています。

20代が1社から内定を得るための応募求人数と内定数の関係性

※出典:doda 「転職成功者の平均応募社数」(2024年2月)

もちろん、1社だけ受けた結果、その会社から内定が出て入社を決める方もいますが、未経験の転職は初めての仕事への挑戦となるため、不明点が多いはずです。だからこそ、複数社での選考を通じて、仕事内容や働き方を具体的にイメージして納得した転職活動につなげましょう。

また、転職活動の中で、今の自分は何を評価してもらえるのか、何をアピールできるのか、どんな会社が評価してくれるのかが見えてくることで、自己理解にもつながるでしょう。応募や選考準備が作業になってしまうと、転職活動の意味が見いだせず、継続するのがつらくなってしまうので、あくまで達成したい目的を見据えた上で進めていくことが大切です。

20代で未経験の転職を成功させた事例

ここからは、dodaのキャリアアドバイザーに転職相談にいらした20代の方で、未経験の転職を成功させた事例を紹介します。具体例を参考に、自分の転職活動やキャリアプランに活かしていきましょう。

「専門性を身につけたい…!」店長から営業職に未経験転職!

プロフィール

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仮名:Aさん
転年齢:26歳
転職歴:飲食店 店長(5年間)
転転職先:産業機械メーカー 営業職

Aさんの転職理由は?

イラスト

現職で身につくスキルに不安を感じられた点が理由です。

Aさんは飲食店の店長として働かれていましたが、幅広い業務を担当していたためスキルが身についていないと感じ、将来的に市場価値を高めるために技術を身につけたいと、転職活動を始められました。

未経験での転職を目指すに当たってどのような不安を抱えていましたか?

イラスト

ご自身の経験に自信がないこと、また、転職活動ができる期間に限りがあることから、希望の転職はかなうのかと不安に感じていらっしゃいました。

Aさんは幅広い業務を担当していたこともあり、「これが強みだ」と明確に説明できることがなく、自分の経験に自信を持てていない状況でした。また、短期間で転職を成功させる必要があることに加え、難易度が高く感じる未経験の転職をかなえられるかを不安に感じていらっしゃいました。

どのように転職活動を進めましたか?

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過去の経験だけでなく、ご自身の価値観を洗い出し、他者に負けないアピールポイントを発掘。
また、「どのような状態であれば希望がかなった転職といえるのか」を一緒に考えました。

強みのアピールや価値観の整理
まずは、キャリアカウンセリングで今までの業務を一から振り返っていただきました。 具体的には、「どのような業務を行うことが多かったのか」「Aさんが業務の中で意識していたことは何か」「困難をどのように工夫をして乗り越えたか」を重点的に伺いました。また、「仕事において何をやりがいと感じるか」「自分が頑張れる原動力は何か」などの質問を通じて、価値観を整理しました。
自分にはスキルがないと思っている方は多いのですが、そんなことはまったくなく、見つけられていないだけなんです!
ご経験をヒアリングした際、Aさんが特に力を入れていたことは、「コミュニケーションをとりながら、チームで協力して何かを成し遂げること」というお話がありました。

転職でかなえたい条件の整理
当初は手に職をつけたいとのご希望からエンジニア職を志望されていましたが、Aさんの強みを発揮し、専門性が身につくメーカーでの営業職をご提案。
ご納得いただくことができ、ここから複数の業界でメーカー営業求人を中心に「完全未経験」で転職活動を進めていきました。

dodaの転職エージェントで特にサポートできたポイントは何ですか?

イラスト

ご本人の特性(経験や価値観)と、転職で成し遂げたいことを照らし合わせ、確実に希望がかなう選択肢を新たにご提案しました。

振り返っていただいたご経験や価値観から、客観的な視点で強みを整理し、他の方に負けないアピールポイントに変換していただくことができました。
また、それぞれの職種でどのような将来像を描けるのか、どのような理由で転職をしている方が多いかを理解している転職エージェントだからこそ、Aさんの転職理由や希望条件から、メーカー営業という新たな選択肢をご提案できたかと思います。

Point

dodaの転職エージェントで特にサポートできたポイントは何ですか?

未経験だから…とご自身の可能性に制限をかけ過ぎず、アピールポイントとなる経験や、希望がかなう求人を探していきましょう!
分からないと感じたときは、第三者に相談するのがおすすめです。

キャリアカウンセリングで多くの方に転職相談をいただきますが、「未経験だから…」とバイアスをかけて、転職の可能性に制限をかけてしまう方は多いです。

しかし、昨今の転職市場の活発化により、これまでであれば難しいとされていたような人気職種でも、未経験で挑戦できる可能性が広がっています。アピールポイントを見つけ、納得できる応募動機を整理し、粘り強く転職活動を進めていけば、希望の転職をかなえることが可能です。転職エージェントにご相談いただいた場合は、キャリアアドバイザーが経験の深堀りや強みの発見、ご自身の適性に応じた業界・職種提案をさせていただきますが、転職エージェントへの相談にハードルの高さを感じる方は、近しいご友人にご自身の強みを聞いてみるのも一つの手段です。

また、dodaでは、強みの整理や自己分析ができる診断ツールをいくつか用意しています。この後にご紹介しますので、自己分析をもとに、ご自身の希望のキャリアをかなえられる転職を目指しましょう。

客観的に自己分析できるdodaのおすすめツール3選

dodaでは、自己分析・強みの発掘につながるツールを多数ご用意しています。未経験の転職を検討する際の参考情報として、ぜひご活用ください。

客観的に自己分析できるdodaのおすすめツール3選

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未経験の転職を一人で進めるのが不安な方はdodaエージェントサービスの利用がおすすめ!

未経験での転職は年齢にかかわらず可能です。キャリアへの考え方が変化する中で、転職市場で「未経験歓迎」求人の数が増加傾向にあり、未経験職種へ転職するチャンスは広がっています。また、20代は今までのスキルとポテンシャルの両方をアピールできるタイミングのため、転職を考えている方にとっては、さまざまな選択の可能性があるといえるでしょう。

しかし、未経験の転職は、経験したことのない業界・職種の理解を深めたり、何をアピールすべきかを探す際に、一人では難しいと感じる方が多いです。そのような場合は、ぜひ転職エージェントにご相談ください。

dodaエージェントサービスは、2024年 オリコン顧客満足度(R)調査 転職エージェント 20代ランキングで3年連続1位を獲得しています。スキルや転職の軸の深掘りや整理はもちろん、ご自身の適性・条件に合った求人紹介も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。

/イメージイラスト

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