直腸機能障害/50代/事務への転職ストーリー

直腸機能障害の方の転職体験談直腸機能障害の方の転職体験談

ブランクを経て週3日の時短勤務で再就職!「扶養内ではたらく」という選択

S.S.さん 50代 直腸機能障害

転職活動期間
3ヶ月
前職
コールセンター
現職
弁護士法人 事務

大腸がんが発覚し前職を退職。社会復帰には不安もありました

直腸機能障害の方の転職体験談直腸機能障害の方の転職体験談

今から2年ほど前、私は病に倒れ、進行した大腸がんと診断されました。コロナ禍でしたが幸いにもすぐに手術することができ、人工肛門となりましたが、一命を取り留めました。前職は退職し、リハビリと抗がん剤治療をしてから、家族の元へ帰りました。

自宅でリハビリを続けながら、少しずつ「はたらくことで社会とかかわっていきたい」という気持ちが戻り、家族と復職について相談しました。家族からは心配されましたが、最後には、「仕事をしていたお母さんは楽しそうだったから、応援するよ」と言ってくれ、今後の治療のことも考え、夫の扶養内で短時間だけ勤務できる仕事を探すことにしました。

50代で障害配慮が必要、時短勤務希望…きびしい条件だと思いました

就活を始めて、まずハローワークに相談しました。障害があって、50代という年齢で、簡単に就職できるとは考えていなかったものの、面接に進んだ会社の人事担当から言われた「(障害について)大丈夫なの?」の一言で、自分を否定されたように感じ、正直、傷つきました。そこで、「身体障害者 就活」でインターネット検索したところ、評判も良かったdodaチャレンジが目に止まりました。私を受け入れてくれる会社なんてきっとないだろうと思っていましたが、どうせダメで元々なんだから、と思い切って登録したんです。こういうときは勢いが大事ですね。

何度も面接練習をしてくれたキャリアアドバイザー。未経験から弁護士法人へ

登録してすぐに、キャリアアドバイザーからご連絡を頂けて、とても嬉しかったです。オンラインでじっくりお話を聞いてくださり、はたらくことを諦めかけていた私をキャリアアドバイザーが引っ張ってくれました。担当の方は、とても穏やかで、物腰が柔らかく、すごく温かい印象で、勇気をもらいましたね。身体に障害があり、50代という年齢、さらに扶養の範囲内で時短勤務希望を受け入れてくれる会社なんてないだろうと期待していませんでした。どこか「申し訳ないな」という気持ちも抱えながら希望条件を伝えたのですが、そんな中で現職である弁護士法人を紹介していただきました。最初に思ったことは、「え、私で本当にいいの?」でした。

応募することが決まってからは、職務経歴書の書き方に始まり面接対策まで、親身にサポートしてもらいました。例えば、結論から話す、PRする実績は数字を具体的に伝える、志望動機では活かせる経験を伝えるなどはとても勉強になりましたし、何度も面接の練習をしていただいたので、本番は落ち着いて面接に臨むことができました。

なぜ不自由な体になっても、短時間でもはたらいていたいのか

直腸機能障害の方の転職体験談直腸機能障害の方の転職体験談

再就職の原動力のひとつとなったのは、趣味のフィルムカメラでした。10年ほど前から一眼レフで写真を撮ることが趣味で、術後、半年して街に出ると、写真を撮りたいという思いが湧いてきました。自分が好きな趣味にかかるフィルム代や現像代はせめて自分で稼ぎたい、と思ったのがきっかけでした。何が原動力になるか分からないものですね。

前職はコールセンターの派遣社員として、フルタイムで就業していました。子どもが小さいうちは専業主婦だったのですが、育児が落ち着いてきてからはパートタイムで接客業をしたりして、もともと、はたらくことで社会とかかわっていたい気持ちがあったのだと思います。母の介護など一時的に退職もしましたが、その後また元のコールセンターに復職し、仕事をしていることで自分が社会の役に立っている実感を持っていました。その気持ちをくみとって暖かく見守ってくれている家族に感謝しています。

ブランクからの社会復帰

業界未経験の私が、弁護士法人の事務所ではたらけるとは、まったく想像していませんでした。今は少しでも自分が役に立てればと、毎日がとても刺激的です。法曹界の分からない専門用語もたくさんありますが、半年経ってようやく、意味が分かるようになってきて、仕事もどんどん面白くなり、新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。また、週3日の時短勤務であることで、事務所に迷惑をかけないよう仕事の日は仕事に専念できるよう、オフの日は、体も心もしっかり休めてリフレッシュする、そんな時間の使い方・ワークスタイルが、今の私には合っていると感じています。

直腸機能障害の方からのメッセージ直腸機能障害の方からのメッセージ

メッセージ

抗がん剤治療をされた方、そしてはたらきたいと思っている方、自分が望むスタイルではたらくことはきっと可能なので、まずは一歩、踏み出してください。踏み出したら、新しい世界が見えてきます。私自身も、大病を患い身体障害者となって・・・と、諦め半分でdodaチャレンジに登録しました。しかし、キャリアアドバイザーとお話してみると、「もしかしたら人生は変えられるかも。はたらき方は一人ひとり違っていいし、自分で選択できるんだ」と力が湧いてきました。病気になる前とは違って、できることが少なくなった体でも、社会貢献はできるし、私は、今、とても充実した生活・人生を送っています。そして、家族からも、「明るくなったね」と言われて心から嬉しいです。

障害者採用求人専門のキャリア
アドバイザーに転職・就職活動を相談する

会員登録(無料)

まずは就労準備トレーニング。実際の
仕事と同程度の実習で「はたらく力」を。

就労移行支援
「ミラトレ」について

TOPへ