心臓障害(身体障害)/30代男性/事務職(人事)の転職ストーリー

心臓障害の方の転職体験談心臓障害の方の転職体験談

不安を乗り越えて踏み出した一歩は、新しい自分につながっていた。

A.Y.さん 30代 心臓障害 身体(3級)

転職活動期間
6ヶ月
転職回数
2回
前職
販売職
現職
事務職(人事)

キャリアカウンセリングで、背中を押してもらいました。

私は高校卒業後、大好きなバイクに関わる仕事がしたかったため、バイク用品店に勤めていました。友人の紹介からアルバイトをはじめ、正社員にもなりました。仕事自体も楽しく、勤めることができていたのですが、その職場は残業も多く、給与はいつでもギリギリの状態。なんとかその状況を改善したくて、転職活動をしていました。しかし、いざ新しい会社に移るという段階になって、検査で心臓の疾患が発覚したのです。私が転職をしようとしていた新しい会社では、運転が必須だったので、その時はあきらめざるをえませんでした。

その後、手術をして障害者手帳を取得し、バイク用品店での勤務も再開しました。医師からは「夜間の活動は控えるように」と言われていたため、会社に伝えました。会社の方も、残業しないように配慮してくださったのですが、同時に給料も下がってしまいました。(やはり、このままではやっていけない…)そう感じた私は再度転職活動をはじめ、dodaチャレンジに出会ったのです。

最初は、登録して求人票を見るだけで、あまり積極的に動くことはしていませんでした。しばらくして担当の方からご連絡をいただいたのですが、最初は自分の意思とは別に、どんどん話が進められてしまうのではという不安も感じました。しかし、求人票を見ているだけではわからないことも多く、話だけでも・・・と足を運ぶことにしたのです。結果的にはキャリアアドバイザーの方とお話をすることで、求人票にはない細かな情報を得ることもでき、早くきていればと思いましたね。

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私の足が向かなかったもう一つの理由は、募集職種です。求人票の多くは事務の仕事で、私には事務の経験がありません。事務をやるにも、どんなことをやるのか想像がつかないという不安もありました。しかし、いろいろご紹介いただくなかで、「人事系の事務は一度経験しておくと、今後もしも転職することになったとしても、どんな企業でも活かせる力になる」という話を聞き、「人事」というキーワードに興味をもつようになりました。

とはいえ、未経験ということで、ハードルは高かったですね。面接に入る前に書類選考で落とされてしまうことも多かったです。しかし、いつまでも未経験という壁に阻まれていてもしょうがないと思い、パソコンのスキルアップのために本格的にスクールに通うことを検討していた矢先、ご縁があって内定をいただくことができました。

現在、私は製造メーカーの設置・保守サービスを手がける会社で、人事の仕事にたずさわっています。適性検査で「人事向き」という傾向が出ていたようで、面接時に人事部長から「人事をやってみないか」と直々に誘われたのがきっかけです。入社して何よりもよかったのは、人と関わる仕事のおもしろさにあらためて気づいたこと。思えば、前職の販売職も人と関わる仕事でした。不安だった事務作業についても、思っていたより苦労していません。職場の雰囲気も風通しが良く、役職名ではなく、みなさん「さん付け」で呼び合うほどフランクです。月の残業時間も10時間以内、まさに自分の理想としていた職場環境に巡り合うことができました。

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メッセージ

案ずるより産むがやすし。キャリアアドバイザーの方に背中を押される形で転職活動を行ってきて、本当によかったと思います。現在はさまざまな人事の業務にたずさわっており、学生のインターンシップの受け入れについては主担当として任されています。今後は「総合職にチャレンジしてみないか」という上司からの誘いに従い、ぜひトライしてみたいと思っています。未経験でもあきらめずに頑張れば、きっと自分に合った職場に出会えると思います。

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