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doda転職イベント・セミナー 開催レポート

「自分らしさ」を引き出す、科学的・心理学的アプローチを実践
転職の自己分析に悩む人必見! “レジリエンス”で失敗体験を強みに変換
自分の強みと価値観を再発見するセミナー

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2021.10.29開催レポート

株式会社ヒューマンブリッジ専務取締役の赤田岳彦さんを講師に迎え、オンラインセミナー「転職の自己分析に悩む人必見! “レジリエンス”で失敗体験を強みに変換 自分の強みと価値観を再発見するセミナー」が開催されました。面接対策をしたいけど、「どうやって強みをアピールしたらいいの?」「そもそも自分の強みが分からない…」とお悩みの方へ。本セミナーでは、折れない心を育てる科学的な訓練方法「レジリエンストレーニング」や、強みを伸ばすポジティブ心理学の手法を使ったワークを実際に行いながら、2時間で自分の強みを言語化することを目指します。さらに転職活動において、今回発見した強みや価値観をどのように活かし行動すると良いかを解説。当日のハイライトを、少しだけお伝えします!

登壇者紹介

赤田 岳彦さん
株式会社ヒューマンブリッジ専務取締役/一般社団法人日本エンゲージメント協会理事/レジリエンス認定講師・ポジティブ心理学プラクティショナー

大手医療機器メーカー、大手外資製薬企業でMR(営業)に従事。医師や看護師に向けた研究会・勉強会を企画し講師としても登壇実績を持つ。
現在は、人事コンサルタントとして企業の採用支援や教育体系の構築、内製化支援を行いつつ、レジリエンス研修講師として講演活動に取り組む。
2018年に日本エンゲージメント協会(JEA)の理事として立ち上げに理事として参画。個人や組織のエンゲージメント向上の促進にも携わっている。
 

当日のプログラム

セミナーでは、転職活動や仕事をする上で、レジリエンスの考え方や自分の強みの見つけ方を、ワークショップ形式で詳しく赤田さんがレクチャーします。さらに、これまでの成功体験や失敗経験から、あなたの価値観や強みを分析する方法を解説。面接で自分らしく活き活きと話せるよう、しっかり強みを言語化するノウハウを伝授しました。セミナーの最後には、赤田さんが参加者からのご質問やお悩みにも回答!

1.セミナー内容

  • トークテーマ1

    いま求められる『レジリエンス』とは?

    海外の企業では一般的に必要な能力として浸透してきているレジリエンス。このレジリエンスとは、「逆境を乗り越える力」。スポーツ選手や国内の多くの企業でもレジリエンスは注目されており、この能力が高い人材がさまざまな場面で求められる傾向にあると、赤田さんは話します。レジリエンスが求められる背景やその性質、もたらす効果について解説しました。

  • トークテーマ2

    「強みを活かす」ことの効果

    転職活動では、自己分析や面接対策として「自分の強み」について考える機会も多いもの。
    自分の「強み」を把握し、それを日常生活や仕事で活かすことはレジリエンスを育むためにも大切だと赤田さんは語ります。そのほか「強み」を活かすことで得られるさまざまな効果について、科学的な視点を交えながら、赤田さんが詳しく解説しました。

  • トークテーマ3

    「自分の強みの源泉」を発見する

    自分の強みを発見するべく、まずは強みにつながる「特性」を洗い出すワークを実施。参加者は「26個の強みの源泉に関する3つの質問」に回答することで、「責任感」「クリエイティビティ」「勇気」など、強みの源泉とも言える自分を表すキーワードを見つけました。

  • トークテーマ4

    ストレングスワークショップ

    「強み」は自分自身でそれを理解して活かせるシーンを考えなければ、「短所」に見えてしまうこともあると赤田さんは話します。そこで、トークテーマ3で発見した「自分の強みの源泉」を効果的にアピールするために、過去の成功体験を振り返り、なぜそのときはうまくいったのか、自分の強みの源泉はどんな場面で発揮されていたのか、今後はどんな場面で活かせるのかなどを分析するワークを行いました。

  • トークテーマ5

    失敗体験を強みに変える

    失敗を乗り越えた経験からは、自分が何を大切に仕事に取り組めば良いか、どんな場面で失敗しやすいのかなど、多くの気づきを得られると、赤田さんは話します。転職活動を成功させるためには、この失敗体験を強みとして話せるようになることは重要です。なぜ失敗をしたのか、その失敗をどう乗り越えたのか、そこからどんな学びを得たのか、さらに面接を受ける企業でどのようにその経験を活かしていけるか、ワークを通して分析方法をお伝えしました。

2.質疑応答

セミナー当日は、参加者の質問に赤田さんが回答しました。その内容を少しだけご紹介します!

Q.面接対策に時間と労力を割いたのに、面接官との相性が悪かったり、転職エージェントから伝えられた不採用の理由に納得がいかなかったりすることがあります。すぐに気持ちを切り替える方法や面接疲れを回避する方法など、アドバイスがあれば教えてください。

赤田さん:転職活動はなるべく楽しんでいただければと思うのですが、ストレスのかかる場面はありますよね。気持ちを切り替える方法としては、例えば「縁がなかったんだな」くらいに思っておくなど、落ち込みすぎないことは大事かなと思います。人間性は評価されていても、その企業にはマッチしなかったということもありますので。また、面接疲れを感じているとのことで、もしかしたら面接であまり自分らしく話せていないのではないかと思いました。面接で話す内容に「強み」という要素を入れていただくと活き活きと話せて、疲れも少なくなるのではないでしょうか。ぜひ、自分の強みを活かした転職活動を心がけてみてください!

また、不採用の理由については、転職エージェントにとことん聞いていただくのが良いと思います。お伝えできない部分はあると思いますが、自分のどんなところが評価されていて、どんなところが評価されなかったのか、その企業で自分の強みを活かせると面接でしっかり伝えられていたのか、転職エージェントにしっかり確認して今後に活かしていただければと思います。

Q.面接で「新卒採用時の就職活動での失敗談」を話しても良いのでしょうか?

赤田さん:どんどん話していただいていいと思います。ただし、失敗を分析して、今後それを繰り返さないために具体的に何をするか決めておくことが大切です。二度と同じ失敗は繰り返さないとアピールできるよう、今日のセミナーを参考に、その失敗談を活かして強みやレジリエンスにつなげる話を考えてみてください。

Q.どうしてもネガティブになってしまうとき、すぐできる立ち直り方などがあれば教えてください。

赤田さん:運動する、音楽を聴く、お風呂に入るなど、気晴らしをするのが良いと思います。あとは、瞑想(マインドフルネス)。こちらは、正しい瞑想のやり方にのっとってやってみてください。科学的にも、運動をすると、脳からベータエンドルフィンという物質が出てストレスを解消してくれる、音楽を聴くとドーパミンという物質が出てストレスを打ち消してくれる、といったデータが出ているので試していただくと良いと思います。

 

転職について悩んでいる人へのメッセージ

最後に、転職に悩みを抱える方たちに向けて、赤田さんからメッセージをいただきました。

赤田さん:新しいことを始めたいと考えているけど、なかなか第一歩が踏み出せていない方は、過去の失敗経験が原因となっている場合が多くあります。「また失敗してしまうかも」、「きっとやっても意味がない」と、失敗経験が自分をその場に踏みとどまらせてしまっているのです。いまのお仕事を続けるにしても、転職して別の仕事を始めるにしても、本セミナーで行っている分析やワークに取り組んでいただくことで、自分の「強み」や「大切にしている価値観」に気づき、自分らしく活き活きと仕事するきっかけを得ることができると思います。また、その失敗体験を強みに変えるための考え方や、転職活動に具体的に役立つためのヒントもお伝えしています。

転職活動は新しい自分になるためのきっかけになる大切な取り組みなので、たくさん悩むことがありますが、皆さんが自分らしく活き活きできる仕事を見つけるため、このセミナーが糧になればと思います。私も皆さんの悩みに真摯に向き合っていきますので、新しいことを始めたいと思っている方は、ぜひご参加ください!

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