日本全国に拡がるネットワークと、約15000社の求人を有する実績を誇るdodaが、全国7大都市圏の最新転職マーケットをご紹介。Iターン・Uターン転職の参考にもなる各都市圏の“暮らしやすさ”データも満載です！

※各都市圏のデータについては、総務省統計局「平成15年住宅・土地統計調査」「平成18年社会生活基本調査」「社会生活統計指標-都道府県の指標-2008」をもとに、doda編集部にて作成
※マーケットリポートは2009年2月現在のものです。

早くから求人が減少傾向にあった札幌では、景況感の悪化に伴い、減少のスピードに拍車がかかっています。特に、SE・プログラマなどのIT系エンジニア職種は、大手企業からの受注減や、東京でのシステム案件が減少したことから、採用が減少。多くの企業で中途採用自体をストップするなど、採用熱の急激な冷え込みが目立ってきていますが、強固な顧客基盤を持つ会社や、独自の技術力を持っている企業では、引き続き採用活動を行っています。一方で、採用ニーズが高まりつつあるのが、パチンコ店やドラッグストアなどのアミューズメント・流通業界。店長候補やスーパーバイザーといった、マネジメント経験者に対するニーズが見られます。経験者や即戦力を求める動きは、他の業界・職種でも同様で、ＭＲ、医療機器、機械、設備等の営業職や、経理・人事職などの管理職（部長・本部長クラス）は、比較的採用ニーズが高く、これまでの経験を活かしてキャリアアップや年収アップをする方が増えています。 北海道の求人をチェックする 無料エージェントサービスに登録し、北海道の転職について相談する

全体の求人数は減少傾向で、特に製造業における採用は大変厳しい状況です。しかし、その他の業界では、例年とさほど変わらないという点が、仙台の特徴です。製造業では、品質管理や生産管理・生産技術といった生産関連のエンジニアを中心に採用が活発でしたが、景気の先行きが不透明であることを理由に、採用を抑制しています。一方、大手企業と取引する地場のIT企業の採用意欲は高い水準を維持しており、組み込み・制御系エンジニアや、業務アプリケーション系のSE・プログラマの採用はしばらく続くと見られます。ITソリューション営業も採用意欲が高く、業務ソフトの導入提案営業の採用は、UIターンの方は、特に狙い目です。ただし、各企業とも採用のハードルは高く、リーダー、管理職候補として、経験者を採用する傾向が強まっています。経理・人事などの管理部門では、恒常的に経理職の採用の緊急度が高く、この傾向も当面続くと想定されます。 東北地方の求人をチェックする 無料エージェントサービスに登録し、東北地方の転職について相談する

全般的に採用マーケットは縮小傾向にあります。採用中の企業でも、経験や専門性を重視する傾向が顕著です。モノづくりに関わる業界では、プラント関連・電池関連といった、環境問題やエネルギー問題を解決するような業界・職種で採用が活発化しつつあります。また、IT業界では、コンサルティングファーム、SIerなどを中心に、業界全体で採用は慎重。ただ、景気後退により消費者が交通費のかかる外出を控え、自宅に居ながらにしてネットサーフィンやネット通販などを楽しむ傾向を反映して、Web系の分野、特にECやコミュニティなどBtoCのサービスを提供している企業において業績好調の企業が多くあります。 景気の波には左右されにくいと言われている営業職も、昨今の景況感の影響が表れ、採用は縮小傾向です。特に消費財メーカーについては、同業界・同商材の経験者をピンポイントで採用する方向にあり、他業界への転職は、狭き門となっています。 首都圏の求人をチェックする 無料エージェントサービスに登録し、首都圏の転職について相談する

自動車業界の収益悪化が大きく影響し、特に愛知県では、有効求人倍率の落ち込み幅が全国と比べても大きく、製造系企業を中心に、採用は大幅な減少傾向にあります。ただし一部大手部品メーカーは長期的な視点から、採用活動を継続。ハイブリッド技術や電気自動車への移行に備えたモーターや電池の開発に対するニーズが見られ、省エネや代替エネルギー関連で、空調や太陽光発電などの分野で採用の動きがあります。また、国産完成機のプロジェクトで活気づく航空機産業やパチンコなどアミューズメント関連機器会社の回路・組み込み制御系エンジニアの採用も継続しています。IT分野では、自動車をはじめとする製造業向けのシステム開発案件が減少し、求人は減少。採用基準も高く、開発実務を担う3次請け企業の採用意欲も低調となっています。一方、少子高齢化に伴い、医療系・保険の営業職は求人の落ち込み幅が小さく、外食系企業の採用ニーズも高い状況です。ただし、全体的にマネジメントの経験を兼ね備えた即戦力が求められる傾向にあり、経理・人事職など、管理部門については、昨今の景況感の悪化により、最もコスト削減の対象となりやすい部門のため、非常に厳しい状況となっています。 中部地方の求人をチェックする 無料エージェントサービスに登録し、中部の転職について相談する

景況感の悪化から、関西でも採用のニーズが低下しています。特に大手製造業では、グローバルな売り上げ比率が高い会社が多く、経営環境の悪化に伴い採用ストップの企業が増加しています。そんな大手製造業の中でも、太陽光発電や電気自動車向けバッテリーなど、エネルギー・電池分野での採用ニーズが高い状況です。また、建築業界では、商業施設、ビル、プラント関係の大型工場などの改修工事が多く、若手の採用が比較的多くなっています。IT業界も、製造業不振の余波を受け、プロジェクト縮小・打ち切りにより、中途採用には慎重な姿勢を見せていますが、医療関連向けにシステムを提供しているベンダーや、インフラをメインに展開しているベンダーなど、一部の中小企業を中心に、採用を継続しています。その他、採用ニーズの高い業界として、教育業界や外食・流通業界が挙げられます。しかし、全体としては即戦力を求める企業が多く、マネジメント経験など採用のハードルは高くなっているのが特徴です。 関西地方の求人をチェックする 無料エージェントサービスに登録し、関西の転職について相談する

日本を代表する自動車や造船、半導体関連メーカーなど、広島県に本社がある企業のみならず、他県からも多くの企業が進出するこの地域。完成品製造企業が多いこともあり、サプライヤーに加え、高い技術力を誇る工場設備機械メーカーも多いエリアです。その特徴からも、アメリカの個人消費低迷の影響を大きく受け、輸出型製造業の採用意欲は低下。求人数も減少しています。しかし、半導体メーカーや設備メーカー、食品素材メーカーなど、地元の優良企業では、積極的に採用を行っています。また、プラントの施工管理、空調設備・電気設備の施工管理など、設備系・プラント系のエンジニア求人ニーズは、堅調に推移していますが、IT系企業に関しては、開発案件数の減少により採用に積極的な企業は減少傾向にあります。社内SE職に関しては一定の需要があるものの、求められる人材も、経験者にシフトしています。金融業界や医療業界など、全国展開している企業の地方拠点における営業職の募集や、販売・接客業の募集は定期的に発生しています。 中国・四国地方の求人をチェックする 無料エージェントサービスに登録し、中国・四国の転職について相談する

アジア地区における重要拠点となっていた福岡エリアでは、大手自動車メーカーや大手精密機器メーカー、重機メーカーなどの生産拠点が新設されてきましたが、世界的な景況感の悪化の影響を受け、設備投資を削減。拡大路線を歩んできた製造業も、一変して減産に入りました。それに伴い、各企業とも、現場の要望はあるものの、景気の先行き不安を理由に、採用を中止するケースが目立ちます。また、未経験者の採用を行う企業はほとんどなく、業界経験かつ職務経験のある即戦力を求める傾向にシフトしています。IT系職種においても求人は減少傾向にありますが、今まで外部に委託していた社内のシステムを内製化しようとする動きの高まりから、社内SEの求人は、比較的堅調に推移しています。また、健康食品や化粧品などを中心とした通信販売業界は、国内の個人消費者を販売対象としていることから世界恐慌の影響をさほど受ける事なく、比較的採用意欲も安定しています。 九州地方の求人をチェックする 無料エージェントサービスに登録し、九州地方の転職について相談する