【マンガ】障害者の転職理由から考える、よくある悩みを解消するヒント vol.1

マンガ転職理由

「こんな理由で退職してもいいのかな」「面接で転職理由を聞かれたらどうしよう」——退職を考えるときに、誰もが抱える悩みかもしれません。
ここでは、それぞれのケースで、実際にあったエピソードをマンガでご紹介します。あなたの悩みや不安解消のヒントにしてください。

転職理由01.職場の人間関係・雰囲気の場合

Tさん 20代(ADHD)事務職
俺はADHDがあり障害者雇用枠ではたらいている。物流会社で在庫管理やデータ整理の仕事をして2年目になる。明確な手順書のあるルーティンワークは俺の障害特性に合っていた。そんなとき、上司が変わった。「あれもこれも一緒に、なる早で、だいたいで…」 俺はマルチタスクが苦手。前の上司から引継ぎ受けていないのか?指示は具体的に、ひとつずつと依頼しても、「君に任せるよ」と話が通じない。上司が変わらないなら俺がもっと障害に理解のある職場に転職するしかないー

人間関係が理由の転職、面接でどう伝える?

「前にちゃんと伝えたのに、また忘れられている」──上司が変わった途端、今まであった配慮がなくなってしまった。前の上司は障害に対する理解があったけれど、新しい上司は何度伝えても発達障害の特性について理解してもらえない。やるせない気持ちになりますよね。でも、これはあなたが悪いわけでも、上司だけが悪いわけでもないんです。

障害者雇用ではたらいていても、人事異動や組織変更により、人間関係がうまくいかなくなることは珍しくありません。ダイバーシティの考え方や障害者雇用に関する研修が進んでいなかったり、組織的に障害者雇用に対する考え方の定着が進んでいないことが要因の場合も多いです。一方で周りも「どう接したらいいかわからない」と戸惑っているかもしれません。お互いに気を遣いすぎて、なんだか窮屈な空気になってしまう……そんな悪循環に陥ることもあります。改めて場を設けて具体的に伝え直してみると、意外とすんなり理解してもらえることもありますが、それでも改善がみられないなら、転職を考えるのも一つの選択です。

では、人間関係の悪化で転職する場合、面接でどう伝えたらいいのでしょうか?
大切なのは、正直に、嘘をつかずに伝えること。そして、あなた自身が改善に向けてどんな努力をしたかも一緒に伝えることです。

例えば、「前職では上司が変わり、障害特性への理解が得られにくくなりました。具体的な配慮内容を改めて伝え、定期的に面談の機会も持っていただくようお願いしましたが、なかなか改善がみられませんでした。組織的に障害者雇用の理解が進んでいる環境ではたらきたいと考え、転職を決意しました」。このように、事実と努力、そして前向きな理由を伝えることで、誠実さが伝わります。

面接対策には転職エージェントの力を借りよう

dodaチャレンジのような障害者専門の転職エージェントを利用すれば、企業の職場環境や人間関係についての情報をあらかじめ知ることができますし、面接であなたの希望と企業の採用条件をすり合わせるサポートも受けられます。面接対策では、退職理由の伝え方も個々人に合わせてアドバイスしてもらえるので、不安を事前に払拭して、心持ち穏やかに転職活動を進められるよう、専門家の力を借りてみませんか?

監修者:戸田 幸裕(とだ ゆきひろ)
パーソルダイバース株式会社 人材ソリューション本部 事業戦略部 ゼネラルマネジャー
上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、損害保険会社にて法人営業、官公庁向け営業に従事。2012年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ入社し、障害者専門のキャリアアドバイザーとして求職者の転職・就職支援に携わったのち、パーソルチャレンジ(現パーソルダイバース)へ。2017年より法人営業部門のマネジャーとして約500社の採用支援に従事。その後インサイドセールス、障害のある新卒学生向けの就職支援の責任者を経て、2024年より現職。
【保有資格】
  • ■国家資格キャリアコンサルタント
  • ■障害者職業生活相談員
  • dodaチャレンジで、専任のキャリア
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