当社は、インターネット広告の黎明期からメディアとともに歩んできました。1996年の設立以来、毎年多くの人財採用を行っており、2018年度には常用雇用者数が1000人に到達する見通しがたっています。障害者雇用につきましても、10年以上前から積極的に取り組んでまいりました。
広告業界における障害者雇用というと、どういったポジションや専門性が活かせるか、もしかするとピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。私たちが取り扱っているインターネット広告は、多くのみなさんが日常的に触れているインターネットメディアやサービスの中に、存在するものです。例えば聴覚障害の方はメールやコミュニケーションツールを私たちよりもはるかに上手に使っていらっしゃるケースも多く見られます。つまり、障害者の中にはITリテラシーが高く、業務にフィットする方も多いと感じています。
現在、当社ではさまざまな障害をお持ちの方が一緒にはたらいています。評価・登用・福利厚生等、雇用形態に応じた共通の人事制度です。入社後にライフプランが変わってご結婚・ご出産され、今は育児休業に入られている方もいらっしゃいますし、登用試験に合格し新しいキャリアに挑戦する、高い成果を出し高評価を得て大きな仕事を任される、このように障害の有無に関わらず入社後のキャリアが実現できていたり、ライフプランの変化に対しても会社として対応できる状況になっています。そして何より職場定着に向けてこの数年で職場の理解も大きく進んできました。
我々の採用方針は、一人ひとりに合うはたらき方を丁寧に探りながら、「チームの仲間として入っていただく」というスタンスで採用活動を行っています。採用が決まって、いよいよ部署に配属される時には丁寧に引き合わせもします。入社者に寄り添いながら、一緒に伴走するような気持ちで職場に送り出しています。