障害者雇用の企業事例
「日揮ホールディングス株式会社」

日揮ホールディングス株式会社日揮ホールディングス株式会社

障害があることで遠慮しない。本当の自分らしさが出せる仕事ライフを!

人々の生活基盤を支える92年の歴史を持つ

 前身の日揮株式会社は1928年に創業し、92年の歴史を持つ会社です。石油精製、石油化学、天然ガス処理、LNGプラントの建設を中心に、世界トップクラスの技術力を誇るエンジニアリングコントラクターです。BtoBビジネスなので、社名を知らない方も多いと思いますが、皆さんの生活基盤を支える事業をしています。
 2019年にホールディングス化し、管轄に日揮グローバル株式会社、日揮株式会社等があります。オイル&ガス分野と発電・医薬事業等のインフラストラクチャー分野、触媒やファインケミカル等の機能材を中心に、それぞれ海外、国内で展開しています。

人は違って当たり前。一人ひとりの人として、一緒にはたらきたい

 これまで当社は、89ヶ国、2万件以上のプロジェクトを遂行してきました。ビジネスフィールドは、中東、東南アジア、北米、極東ロシア等、国境・エリアを越えた地球規模です。そのビジネス環境下で人財に関する考え方は培われてきましたので、「違って当たり前」「多様性を受容する」風土があります。障害に関しても同様です。障害の有無ではなく、一人ひとりの人として受け入れています。
 障害がある社員向けの特別な制度はありませんが、はたらきにくさや困ることがあれば、遠慮なく配慮して欲しいことをお伝えいただきたいです。ハード面、ソフト面ともに、あらゆる障害の方に対応できているわけではないので、ご本人のお話を伺いながら、調整していきたいと考えています。

転職活動者へのメッセージ

 当社は、手を挙げた社員にどんどん任せる社風です。私も新卒入社3年目に、数百億円のプロジェクトにおける建設プロポーザルをベテラン社員と私で取りまとめた経験があります。当時は、大きな責任とプレッシャーを感じましたが、完遂したときは何物にも代えがたい達成感と自分自身の成長を実感することができました。やりたいことがあればチャレンジする、これが、日揮らしさだと私は感じています。
 障害があるからできない、やれない、ではなく、やりたいことに挑戦してもらいたいですね。仕事を通して得られるやりがいは、人生を豊かにすると思うのです。私は、面接の場で、「どういう人生を歩みたいですか?」とよくお聞きしています。あなたは、あなたの人生をどんな人生にしたいですか?この記事を読んで日揮グループを知ったという方、日揮グループではたらくことで、どんな人生が描けるか、ぜひ考えてみていただきたいです!

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グループ人財・組織開発部
人財開発チーム
シニアエンジニア 成川潤さん


障害の有無で区別を感じない職場です

 私は中途採用担当としてエージェント対応、面接調整を主業務に、採用計画や採用要件定義などコア業務にも携わっています。ルーチン業務をこなすだけの仕事ではないので、入社してまだ半年ほどですが、成長の手応えや思考力が上がったと実感しています。仕事面において、障害の有無で線引きされないことが、当社ではたらく魅力であると私は思います。上司である成川は、「つねにゼロベース」が口癖で、マニュアル通り、前任者通りを良しとせず、改善と工夫を求めます。マニュアルはもちろん大切ですが、何も疑問を持たずに行うことを是としない仕事の進め方が日揮グループらしさだと捉えています。
 以前、重工メーカーに勤務していましたが、私が会社から与えられた職務はルーチン業務で、提案したり、工夫することはあまり受け入れられませんでした。また、障害者採用と一般採用でのジョブローテーション制度が異なり、やりたいことがあっても挑戦することが叶えられませんでした。
 数社の勤務経験から、会社によって障害がある社員の受け入れ方に違いがあると感じています。障害者向けの制度があることではたらきやすい方もいらっしゃれば、障害の有無で区別なく、自分がもてる力を発揮できる環境が合っている方もいるでしょう。私には、後者の職場環境が合っていますね。

日揮グループに転職して、自分らしさを取り戻せた!

 私の障害は先天性で、日常で大きな影響を感じることがなく生活してきましたので、障害者であるという意識をあまりしていませんでした。強いて言えば、学生時代に所属していたバスケットボール部で、他の選手に比べ、不自由を感じたくらいです。周りの友人も他と変わりなく接してくれていました。もちろん、左上下肢機能障害でできないことはありましたが、お互い気を遣うことがなかったように感じます。私が、自分の障害を意識するようになったのは、社会に出てはたらき始めるようになってからでした。他の社員にできて自分にできないことがあると申し訳ないと感じたり、周りの方の気遣い・配慮は嬉しいのですが、一方で、遠慮がちになる自分がいたり。自分らしさが出せない、出しにくい、と感じるようになったんです。私のように、社会人になって自分の障害を意識し始める方は、けっこう多いのではないでしょうか。
 その意味で、障害の有無で区別しない当社は、私にとって居心地が良く、自分らしい人生が送れています。

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グループ人財・組織開発部
人財開発チーム
黒木健人さん 左上下肢機能障害


転職活動者へのメッセージ

 今の状況にたとえ不満はなくても、自分が最大限に活かされているかを考えてみてください。私自身、1社目の会社で不満があったわけではありませんでした。しかし、長い人生、このままでいいのか、自分が持てる力を活かせているのかと振り返ったとき、このままでは、充実した人生にできない、と思うようになりました。「障害の有無」で区別される前に、一人の人間です。人として本当は何を求めているのか、どんな人生を送りたいのか、を大事にして欲しいと思います。
 dodaチャレンジのアドバイザーは、私の障害のことはもちろん、これまでどんなことに興味があってどんなときに幸せを感じたのか、どんなキャリアを歩んできたのかを、丁寧にヒアリングしてくれました。自分を理解してくれたという安心感がありましたし、また、自分の本当の価値観に気づかせてくれました。
 私は、やりたいことに挑戦する人生を送りたいと思いました。そんな私にアドバイザーが紹介してくれた日揮グループに転職して、本当に良かったと思います。

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