障害者雇用の企業事例
「株式会社豊田自動織機ITソリューションズ」

株式会社豊田自動織機ITソリューションズ株式会社豊田自動織機ITソリューションズ

積極的に正社員採用!あなたらしくはたらける社風の良さが魅力です

ITの力で親会社である豊田自動織機を支える会社

 世界各地に拠点を持ち、日本のものづくりを牽引する豊田自動織機の情報システム部門から1991年に分離・独立した会社が、私たち豊田自動織機ITソリューションズです。ITの力で親会社の豊田自動織機を支え、社会を動かしていく存在であると自負しています。事業領域は多岐にわたり、業務システムの開発、サーバーやネットワークの構築、製品の組込みソフト開発を行っております。また、豊田自動織機の案件で培ったノウハウやシステムを親会社以外の一般企業にも提供しています。

即戦力の経験者、未経験者、どちらも正社員で積極採用します

 私たちは、積極的に障害者採用を進めています。即戦力となる経験がある方には、ご自身の力が発揮できる部門でご活躍いただきます。また、経験がなくても、私たちが求める人物像にマッチされた方であれば、お人柄重視で採用しています。具体的には、何事にも工夫する努力をし、改善の意欲がある方です。当社は、「トヨタ生産方式」の哲学に基づいて事業を行っています。その哲学に共感できる方と一緒にはたらきたいと考えています。

 2020年9月現在、当社ではたらく障害のある社員は、身体障害のある方が7割、精神障害のある方が3割です。個々人によって、はたらく上で必要な配慮が異なるため、個別に状況を確認し、配属先の上長と相談をしながら環境づくりに努めています。採用面接の場で、「どんな配慮があったら良いか」とお伺いしますが、実際にはたらいてみないと分からないことも多いため、入社後に定期的に面談を行うなどフォローをしています。

転職活動者へのメッセージ

 当社は原則、正社員で障害者採用を行っていますので、長期的にスキルアップをはかりながらはたらきたい方にお越しいただきたいです。一方で、最初からフルタイムで就業することに不安がある方はパートタイムでの就業も可能です。面接時に遠慮なくご相談ください。雰囲気の良さや社風を魅力に感じてくれている社員が多く、離職率も直近10年平均で2.8%と低いので、安心して長くはたらいていただけると思います。
 SEやIT関係での専門職経験がある方には、ご本人のご希望を考慮した上で十分なスキルを発揮できる部門や職種をご用意いたします。未経験の方でも、人事や総務、経理などの管理部門、営業事務や一般事務などのバックオフィス部門でお迎えします。

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人事部 人事課
杉坂直樹さん


エンジニアとして高みを目指すために転職

 ITインフラ部門でPCやスマートデバイスの運用業務を担当しています。自分を成長させられる環境でプログラミングスキルを磨き、実力をつけてこれから多くのことにチャレンジしていきたいと思っています。

 前職のエンジニアリング会社では、最初は社内システムエンジニアとしてPC・サーバーの運用管理、PC不具合対応など社内サポート業務を担当していました。その後、客先への委託業務が中心の開発部署に異動となったのですが、自身でプログラミングができないこと、また聴覚障害のある私には客先社員とのコミュニケーションをとることに困難を感じていたことから、この環境ではエンジニアとしての成長が望めないと転職を考えるようになりました。

一般採用枠と障害者採用枠、どちらで転職するかで悩み、dodaチャレンジに相談

 大学では情報系の学部でプログラミングを学び、卒業後、前職に一般採用枠の正社員として就職しました。大学・前職での経験を合わせると14年のIT経験があります。その経験を活かせる求人があるのか、まずインターネットでリサーチしました。そのとき初めて障害者採用での求人に触れ、想像以上に大手企業の障害者雇用求人が多いことを知りました。聴覚障害に理解のある職場の方が力を発揮しやすいのか、あるいは、責任ある仕事を任せてもらえるのだろうかと、次々に疑問や不安が出てきました。しかし、いくら一人で考えていても答えは出ないので、dodaチャレンジに登録。キャリアアドバイザーに相談してみようと思いました。

 キャリアアドバイザーに相談してみると、私の意向を汲み取り理解を示してくれたので、障害者採用枠への転職でもスキルを高め成長できる転職の希望が持てました。転職するからには目的をもって転職がしたい。自分に何ができるのか、得意領域は何かを明確にするため、キャリアの棚卸しを行いました。次に自分の強みを理解するための自己分析に取り組みました。転職活動において一番力を入れたのはここです。そのおかげで転職の目的は「IT領域でいろいろなことに挑戦できる環境で自分のスキルを高める」と明確化できました。
 その他、譲れない条件は前職の年収以上であることもキャリアアドバイザーに伝えました。一般採用枠で正社員のキャリアがあるので、障害者採用枠で転職しても現状以上の年収は譲れない条件でした。

 その上でキャリアアドバイザーに紹介してもらったのが、豊田自動織機ITソリューションズの求人でした。障害者採用ポジションでは障害の特性や必要な配慮事項、希望するはたらき方など、一人ひとりマッチングする条件が異なります。自分だけで個別の条件や配置ポジションの交渉まで行っていくのはなかなか難しいのが現状です。dodaチャレンジに登録していなければ、当社への転職は叶わなかったと思います。

 障害があるから採用されたのではなく、聴覚障害があっても、私のこれまでの経験を評価し、仕事への意欲に期待して採用してくれたと思っています。今後は業務に必要なスキルを向上させ、もっとエンジニアとして実力をつけていきたいです。また、Python(パイソン)などの技術も学び、幅を拡げていきたいと考えています。

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ITインフラ部 ITインフラ3課
加藤秀樹さん 聴覚障害


転職活動者へのメッセージ

 私のように、仕事をしてみて初めて「障害に向き合いながら、やりたいことをどう実現させるか」の問題に直面する方も多いと思います。一般採用枠の正社員から障害者採用枠での転職は、正直葛藤が大きいです。「転職して本当に大丈夫?」「今の会社を辞めて他の会社でも自分は通用するのか?」など不安がありました。
 私が転職できたのは、一歩踏み出したとき、「周りに期待されたい」「自分にはまだやれる力がある!もっとエンジニアとして成長したい」と本当の気持ちに気づいたからです。
 dodaチャレンジには障害者の転職に関する情報と支援があります。不安に思ったら、ひとりで転職活動をするよりもプロと一緒に行う方が納得のいく転職ができると思います。

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