障害者雇用の企業事例
「コスモエネルギーグループ」

コスモエネルギーグループの障害者雇用事例コスモエネルギーグループの障害者雇用事例

障がいがあっても、なくても、すべての社員が「ココロも満タンに」はたらける環境があります

いつの時代も、そしてこれからも、社会に原動力を提供し続ける

コスモエネルギーグループの障害者雇用事例コスモエネルギーグループの障害者雇用事例

コスモエネルギーホールディングス株式会社
人事部 労政・ダイバーシティグループ
C.F.さん(聴覚障がい)

 コスモエネルギーグループは、石油事業を中核に、石油化学・石油開発・再生可能エネルギー事業などを展開する総合エネルギー企業グループです。いつの時代も、私たちは、社会の原動力となるエネルギーを供給してきました。そして、社会を動かし、人のココロを動かす力として、「ココロも満タンに」をブランドステイトメントに事業に取り組んでまいりました。これからも、社会に価値ある存在をめざしていきます。

 コスモエネルギーグループでは、20~60代という幅広い年代で、多様な障がいのある社員が活躍しています。障がいのない社員とはたらく条件は同じで、給与や賞与、昇給など障がいの有無による区別はありません。もちろん合理的配慮をした上ですが、誰もがチャレンジできる機会が平等にある職場だと思います。ジョブチャレンジという社内公募制度があるのですが、障がいのある社員も活用しています。例えば、人事総務の仕事からIT職に職種転換した社員もいますし、年齢や勤続年数によらず、やりたいことに手を挙げる社員も多いです。

「挑む」「伸ばす」「極める」の機会はすべての社員に平等

 私たちは、「調和と共生」をグループ理念の重要な考え方として位置づけ、行動指針の一つに「人を大切にします」を掲げています。また社員に求めることは「挑む」「伸ばす」「極める」の実践です。どれも、非常にシンプルな言葉であり、だから職場に浸透しやすいと考えています。障がいの有無、種別によらず、すべての社員がこの3つを実践できるよう、必要な合理的配慮を提供することも、当たり前の取り組みです。

 必要な合理的配慮については、入社前に丁寧にヒアリングしていますが、実際にはたらいて気づくこともありますよね。こうして欲しい、こう改善できたらもっとはたらきやすくなる、などの要望は、上司との定期的な1on1や人事とのキャリア面談で社員から声を上げてもらっています。

 一例ですが、車通勤する車椅子利用の社員の声で駐車場に屋根を設置したり、オフィスの一部をバリアフリーに変更したりしました。私自身も、聴覚障がいがあり、複数人が話す会議での聞き取りに困っていたのですが、全方向から音声が拾える最新の集音器を導入してもらい、今は問題なく会議に参加できています。そのほか、高さが変更できるデスクや画面読上げソフトの導入など実績はたくさんあります。合理的配慮は、障がいによって、また同じ障がいであっても人それぞれ異なると思いますので、遠慮せずご相談ください。

法定雇用率以上の採用を実現。今後も障がいのある方の積極的な中途・新卒採用をめざす

 2026年7月から障がい者法定雇用率が、2.5%から2.7%に引き上げられます。コスモエネルギーグループの雇用率は、すでに2.7%を超えておりますが、今後も障がいのある方の採用を積極的に行っていきます。私たちは、障がい者採用と一般採用という採用経路は異なりますが、入社後の区別はありません。ですので、スキルアップ・キャリアアップを目指す方や、はたらくことを通してご自身の「ココロも満タンに」されたい方、ぜひ私たちと一緒にはたらきましょう。新卒採用も通年行っていますので、就職活動をされている学生の皆さんもぜひご応募をお待ちしております。


銀行から異業界への転職で、キャリアチェンジを実現

コスモエネルギーグループの障害者雇用事例コスモエネルギーグループの障害者雇用事例

コスモエネルギー開発株式会社
企画管理部 人事総務グループ
H.M.さん(下肢障がい)

 私の前職は銀行で、金融業界からエネルギー業界という、まったく異なる業界への転職でした。職種も、銀行の窓口業務から人事総務職へのキャリアチェンジ、さらに、障がい者枠ではたらくことも初めての経験でした。何もかもが新しい環境で、不安がまったくなかったとは言いません。

 転職を決意したのは、「自分のキャリアを変えたい」という思いからでした。きっかけは、前職の障がい者採用HPに掲載される社員インタビューに登壇したことでした。様々な悩みや思いを持ってはたらいている社員がいることを知り、それが転職を考えるきっかけとなりました。当時の私は、ルーティンワーク中心の業務に物足りなさを感じていて、自分の強みをもっと活かせる場所で挑戦したい、そんな思いもあり、現状を変えたいと心が突き動かされました。

キャリアアドバイザーとの対話で、転職の軸が明確に

 転職活動では、dodaチャレンジのキャリアアドバイザーに相談しました。話を重ねる中で、私の中でまだ言葉になっていない思いを引き出してもらえたと感じました。その思いとは、「障がいがあってもなくても、誰もがやりがいを持ってはたらける職場づくりがしたい」というものでした。このとき、人事総務分野にキャリアチェンジすると転職の軸を決めました。

 当初は、障がい者雇用枠で転職するか、一般枠で転職するかも悩みましたが、dodaチャレンジで障がい者雇用枠の求人を紹介された中から、最終的に、障がいの有無によらず、自分の可能性が広げられる環境が整っているコスモエネルギーグループと出会うことができ、納得のいく転職ができました。

アブダビに海外出張も!新しいチャレンジで自分の可能性が広がる!

 私は下肢障がいがあり、左足は義足です。日常業務では頻繁な階段の昇降や長時間の歩行、重い荷物の運搬は控えるなど、希望する合理的配慮を会社に伝えています。一緒にはたらく社員も障がいを理解してくれているので、障がいがあることで業務に支障は感じていません。

 現在は、コスモエネルギー開発株式会社に出向して、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビではたらく日本語教師の就労フォローと、はたらく環境を整備する仕事を担当しています。遠く離れた地ではたらく社員のサポートで心掛けていることは、話をよく聴くことです。「話して良かった」と思ってもらえるよう、どんな些細なことでも話してもらえる関係性を大切にしています。生活環境も日本とは異なりますので、現地に合わせた柔軟なはたらき方や環境改善にも取り組んでいます。今度、初めてアブダビへの海外出張を予定していますが、現地の方々と会えるのがとても楽しみです。海外渡航は人生で2回目なのですが、その2回目がアブダビになるとは、銀行時代の私には想像もできなかったことです。

 入社してまだ2年なので分からないことも多いですが、自分自身に限界をつくらず、これからも新しいことにどんどん挑戦していきます。

就職・転職活動者へのメッセージ

 入社して感じるコスモエネルギーグループの魅力は、「すべての社員が、自然体でいられる職場」ということ。人としてお互いを大切にしあう風土が根付いており、障がいがあってもなくても、すべての社員が仕事に対して前向きに取り組めるなど、インクルージョンが進んだ職場だと感じています。ご自身の可能性を広げたい、もっとチャレンジしたいと意欲のある方は、ぜひコスモエネルギーグループでその思いを実現してください。