障害者雇用の企業事例
「株式会社LIXIL」

株式会社LIXILの障害者雇用事例株式会社LIXILの障害者雇用事例

「ありのまま」を歓迎。「誰もが自分らしく働ける職場」を目指して、一人ひとりの障がい・特性に寄り添う採用を心がけています。

パーパスが醸成した「人にやさしい企業文化」

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Human Resources部門 日本人事総務オペレーション
アクセシビリティ推進室 リーダー 三善泰生さん

 100年以上の歴史あるブランドを展開する私たち株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」をパーパス(存在意義)に、事業を行なっています。キッチン、洗面台、インテリア建材、お風呂やトイレ、窓や玄関などラインナップは多彩です。皆様の身近なところにも私たちの商品があるのではないかと思います

 商品づくりの根底には、「世界中の誰もが願う」の思いがあり、これまでも多様な視点をイノベーションに活かしてきました。その積み重ねにより、LIXILはインクルーシブな企業文化を持つ、人にやさしい会社になっています。

社員の声で実現させていく「誰もが自分らしく働ける場所」

 職場環境においても、障がいの有無に関わらず「誰もが自分らしく働ける場所」を目指し、障がい者 採用の面接では「自分らしく働ける合理的配慮事項」を丁寧にお伺いしています。障がいの種別が同じでもその特性は十人十色ですから、選考時や、入社前後、入社後の定期面談で、一人ひとりに向き合う機会を大切にしています。

 これまでも、従業員の声や業務内容に合わせて、働きやすい環境を整えてきました。例を挙げると、会議での文字起こし、字幕表示やPC拡大鏡の導入、段差を極力減らし通路幅を広くする、また床のカラーを変えて通路と執務エリアを区別しやすくする、音や光を遮断した個別ブースを設置するなど多数あります。また、テレワークも推奨していますので、フルリモートではたらく社員もいます。
 「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」のために、まずLIXILが、「誰もが自分らしく働ける場所」として職場環境を整えることは、ごく自然なことと考えています。

キャリア採用、新卒採用ともに求めるものは3つ

 私たちが採用で大事にしていることは3つあります。会社の行動指針でもある、「正しいことをする」「敬意を持って働く」「実験し、学ぶ」の3つで、これらに共感いただき、実践する努力ができる方を求めています。具体的には、周りの人に誠実で公平に行動ができる、素直な心で相手の話を聴く、失敗を恐れずチャレンジできる方と働きたいと考えています。その実践のために必要な配慮を行ないますので、遠慮なくお伝えください。

 LIXILには障がいのある社員は350人ほど在籍しており、内訳は身体障がいのある方が約50%、精神障がい・発達障がいのある方と知的障がいのある方がそれぞれ25%ずつです。障がい者雇用枠については、キャリア採用、新卒採用ともに行なっており今後も積極的に採用していきますので、世の中の住生活に変化を起こしたい方、当事者の視点から新しい住まいの価値を創造したい方、ぜひ一緒に働きましょう。

ADHDの特性が活かせる業務で強みを発揮!

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LHT 営業本部 アウトバウンド推進部 アウトバウンド推進グループ
メールマーケティングチーム N.Mさん(ADHD、聴覚過敏)

 私は新卒でLIXILに入社し、法人向けに商品情報を発信するメールマガジンを担当しています。商品の最新データやカタログを見て情報の整理をしたり、発信内容の構成や文章を考えたりする仕事です。私には視覚優位の障がい特性があり、目から入る情報を優先して処理する今の業務はとても向いています。また、一人で行なう作業が多く、マイペースで進められる点も私に合っていると感じています。

 上司と相談しながら企画を考えたり、取引先のお客様や営業担当から、「分かりやすい情報をありがとう」「こんな情報を待っていた」など感謝の言葉をいただいたり、「次回はどんな情報を送ってくれるの?」と期待されることもあり、充実感とやりがいがあります。

キャリアも待遇も一般枠と同じ

 就職活動を始めた頃は、障がい者雇用枠にするか、一般枠にするかはまだ決めかねていましたが、就活中に一般枠で働くことへの不安もうまれ障がい者専門のエージェントに登録しました。そのご縁で出会ったLIXILは、1次面接から印象が良かったことを覚えています。キャリアも待遇面も、障がい者雇用枠が一般枠と同じと知り、そこでLIXILが第一志望になりました。他に数社から内定をいただきましたが、入社の決め手は、面接で私を理解しようと一生懸命話を聞いてくれたことです。私に合った仕事内容や働く環境を一緒に考え、提案してくれました。この会社なら発達障がいのある私も安心して長く働ける、そう思いました。

ありのままの自分を話せた会社はLIXILだけだった

 面接で嬉しかったことは障がいの説明に基づき、「その症状のためにはどんな環境がいいか?」「O時間にO分休憩をいれるのはどうか?」「こんな音は苦手か?」など、あらゆる角度から深く尋ねてくれたことです。
 外国人観光客向けのお寿司のインストラクターのアルバイト経験から、私には自分の専門知識や経験を相手にわかりやすく伝える強みがあることや、新しいアイデアを出したり企画したりすることが好きだと伝えました。一方で、ルーティン業務、細かい数字の取り扱いはあまり得意でないこともお伝えました。さらに、視覚優位の特性を活かしたいこと、自分で業務を組み立て、集中できる環境で仕事がしたいと希望しました。こうした希望や特性を踏まえ、人事や配属先の上長が提案してくれたのが、フルリモートで取り組めるデジタルマーケティング業務でした。

障がいの自己理解は、キャリア形成に役立つ

 当初、自分に合う仕事のイメージがあまりついていませんでしたが、様々な経験や自己分析によって得た自己理解 が職種の可能性を広げ、キャリア形成においてとても役に立つのだなと改めて思います。
 入社して1年ですが、今後はメルマガの効果分析やアプローチ方法の提案など、できる業務を増やし、会社により貢献できるデジタルマーケターへ成長したいです。

転職活動者へのメッセージ

 自分に合った環境を見つけるコツは、「自分を他の人と比べない」ことです。自分にできること、好きなことに気づくことが大切です。自分を試す経験ととらえて、いろいろなことにチャレンジしてみてください。やってみたからこそ、「これは私に向いている」「これは不向き」が分かり、「本当は苦手だけれど工夫したらできた」という経験から自信につながることもあります。障がいの自己理解は、実際に自分で経験してみることが大事です。失敗を恐れずチャレンジができる方は、当社に向いていると思います。得意を活かして自分らしく働きたい方、ぜひご応募をお待ちしています。