視覚障害・下肢障害/50代男性/事務職の転職ストーリー

視覚・下肢障害の方の転職体験談視覚・下肢障害の方の転職体験談

最適な転職ができたのは、親身になってくれたキャリアアドバイザーのおかげです。

T.M.さん 50代 視覚・下肢障害 身体(4級)

転職活動期間
2ヶ月
前職
人事、営業統括等
現職
事務職

55歳での転職活動、そして成功!

現職に転職したのが2017年8月なので、8カ月が経ちました。主に財務経理を担当しておりますが、徐々に私に期待されていること、やるべきことが明確になってきました。
自分で判断できる裁量範囲も広がり、改善策に着手するなど、会社に貢献できている実感や手ごたえを味わい始めています。
チャレンジできる職場環境なので、これからも業務範囲を広げていきたいと考えています。

私は55歳で転職をしましたので、不安はありましたが、親身になってくれたdodaチャレンジのおかげで、人生の大きな転換期を良い形で迎えることができました。
24年間勤めた前職の会社を退職しようと考えたきっかけは、仕事がだんだんと硬直化してきていると感じたこと、経営陣の世代交代の時期に差し掛かり将来を考えたとき、この先十数年、働くイメージが持てなくなってきたことの2点でした。

転職を考え始めた時、ハローワークにも行きましたが、障害者雇用の情報はほとんどありませんでした。そこで、インターネットで「障害者 雇用」で検索をし、情報収集をしたところ、検索結果の上位に表示されたのが、障害者専門のエージェント数社で、それがきっかけでdodaチャレンジに登録しました。
キャリアアドバイザーのきめ細やかな対応と支援体制は、群を抜いて素晴らしいものでしたね。どこから手をつけたら良いかわからないことも多かったのですが、キャリアアドバイザーが親身になって話を聴いてくれたので、安心して活動することができました。

私が転職で希望したことは、2つありました。
1つは、働きやすい環境であること。働きやすい環境とは、人それぞれ違うものだと思いますが、私が大事にしていた点は、障害のあるなしに関わらず、社員がチャレンジできる風土を持つ会社かどうかです。
2つ目は、待遇面です。今後、十数年働く上で、安心できる待遇、制度があることは、これまで以上により良い人生にしていくために大事な条件でした。

私が希望した条件はこの2点でしたが、キャリアアドバイザーは、これまでの私の職務経歴や志向性などを考慮した求人を紹介してくれました。私に「最適な求人」を紹介してくれましたね。自分一人で転職活動をしていたら、現職の会社には出会えなかっただろうと思います。

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転職した会社では、障害のある社員1号でした!

現職の会社は、設立45年以上、100名を超える会社ですが、障害のある社員はいませんでした。私が入社した後、もう一人、障害のある社員が入社し、現在は2名です。私と同じ下肢障害があるのですが、二人とも、朝の出社は早いんです。歩行が困難なこともあり、朝の通勤ラッシュに巻き込まれたくない理由で、9時始業のところ7時15分、7時30分には出社しています。下肢障害が理由で自主的な早朝出社をしているわけですが、会社の制度である早朝出社手当を適用してくれるので、満足しています。

最初は、会社の風土や体制に慣れることから始めましたが、慣れてくると、会社の課題が見えてきて、こうしたら良い業務ができるのではないか、より良い体制をつくってみよう、新しいことに取り組んでみよう、などと意欲が湧いてきております。
55歳にしての転職でしたが、踏み切って本当に良かったと思います。転職してますます仕事が楽しくなり、会社に行くのが毎日楽しみです。

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メッセージ

私のように、会社で初めて障害のある社員として採用されるケースの場合は特に、「できることはする、できないことは会社や周りの社員にヘルプしよう」という気持ちが大切かと思います。こうした気持ちや声が、周りの意識を変えていく、会社を変える力になると思います。

障害者雇用をこれから始める会社もあると思いますが、会社は、働き方の多様性を受けいれる土壌づくりが肝要と考えます。私の場合、視覚障害は先天性でしたが、下肢障害は後天性です。つまり、一般の方が、障害がある社員になる可能性はいつでもあるということです。多様な働き方ができる土壌づくりで私が大切だと思うのは、障害があるなしが理由ではなく、「チャレンジさせてあげよう」「できることはやらせてみよう」という人づくりの考え方ではないかと思います。

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