知的障害/20代男性/事務職の転職ストーリー

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ネガティブな自分から、ポジティブな自分に変わりました。

K.I.さん 20代 知的障害 知的(4級)

転職活動期間
1.5ヶ月
転職回数
1回
前職
事務職
現職
事務職

職場の先輩に「ありがとう」と言われるのが嬉しい

私が、今の職場に転職して1年3ヶ月が経ちました。私に任されている主な仕事は、勤怠の確認、明細書の作成、保険証などの発送業務です。職場ではいろいろな人と関わりを持って仕事をしていますが、周りから認めてもらえることが嬉しく、やりがいにつながっています。自分でも、「成長した」「心に余裕が持てるようになった」と実感します。

私はパソコンが得意なので、先輩が文書作成で困っているとき、やり方を教えてあげることもあるのですが、「I君、ありがとう」の一言が、先輩の役に立てたんだ!と実感できて、とても嬉しいですね。
パソコンは、母の勧めで中学1年のときに教室に通い始め、高校3年生まで続けました。仕事で活かすことができ、続けて良かったと思います。また、毎月一つずつ新しい業務を覚えるのですが、できることが増えていくのでとても充実し、自分に自信が持てるようになりました。

実は、これまでの私は、物事をネガティブにとらえることが多く、子供の頃から、自分に自信がありませんでした。例えば、走ることが得意でもっと力を発揮できるはずなのに、運動会や試合で思うように走れなかったり、試験や勉強でも不安が大きく、前の日は嫌な夢を見て眠れないなど、何でも悪い方に考えるところがありました。

しかし、今の会社で働くようになってから、私は変わりました。職場の方にも恵まれ、心から信頼でき尊敬できる先輩に出会ったことがきっかけです。先輩は、仕事の効率も良く、周りへの気遣いができ、器がとても大きな方です。「私も先輩のようになりたい」と思うようになり、先輩の背中を見て仕事をしていくうち、だんだん物事を良い方に考えることができるようになりました。

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たまらなく不安だった転職活動を支えてくれたアドバイザー

高校卒業後に入社した会社は、ホテルのレストラン経営の会社でした。パソコン入力などの事務職で、仕事に不満はありませんでしたが、障害者雇用は初めての会社でしたので、相談できる環境にはなく、悩むことが多くなり辞めたいという気持ちが出てきました。それでも、もう少し頑張ろう、1年は続けよう、辞めたら自分に負けだと思って頑張りました。しかし半年経っても職場の状態は変わらず、転職することに踏み切りました。

dodaチャレンジは母に勧められ登録し、はじめてカウンセリングを受けに行ったときは、すごく緊張していました。アドバイザーの方は、親身になって話をよく聴いてくれたので緊張がほぐれ、パソコンが得意だと話すと、その場でパソコンを使わせてくれました。私のパソコンスキルを理解しようとしてくれたことが嬉しかったですね。このアドバイザーなら信頼できると思って安心することができました。

転職活動の1ヶ月半の間、だんだん焦りが出て、本当に働ける場所はあるのか、見つかるのかとたまらなく不安に陥ることがありました。早く入社できるなら、パソコンを使う仕事でなくてもいい、とまで考えていた私に、アドバイザーの方は、「Iさんの将来を考えたら、得意なパソコンを使う仕事がいい」とはっきり言ってくれたんです。心強かったし、その言葉を信じられたからこそ、今の私があると思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。

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メッセージ

最近、ある映画を観て、「生きるって何だろう」と考えることがあります。一人で生きていては、嬉しいとか楽しいなどの感情は出てこないけれど、人との関わりがあるからこそ、自分の感情を知ることができるんだと。今、私が感情を実感できているのは、この会社で働けているからだと思っています。

前職では、人との関わりが怖く、電話がとれなかった私でしたが、いまの職場では、みんなの役に立ちたい、できることはやりたいと心から思うので、電話の取り方を先輩から教えてもらい、自分から電話をとることができるようになりました。多くの人と関わりを持って仕事ができることが、本当に楽しく嬉しいです。 この会社に出会えたのは、dodaチャレンジのおかげです。一歩を踏み出し、行動して良かったと心から思います。

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