インフラエンジニアの転職支援を担当するdodaキャリアアドバイザーの矢崎夏浩です。

前回は「転職で年収アップを実現する面接アピールのポイント」、前々回は「3年後も稼げるインフラエンジニアになるための2つのポイント」と年収アップのためのノウハウを記載してきました。

今回は実際にdodaのキャリアアドバイザーと転職活動をして、大幅年収アップに成功されたインフラエンジニアの転職事例を紹介します。転職成功のポイントはどこにあったのか、具体的な事例から紐解いていきます。

【プロフィール】　Aさん　33歳　男性

【勤務会社】　インフラシステム保守企業にて常駐基盤設計運用業務に従事

【年収】　510万円　→　600万円

【勤務地】　東京

【転職先決定までの経緯】
1）「自社のWebサービスを支える基盤エンジニアになる」という夢の実現のため転職活動を開始。
2）Web企業に評価される経験知識の理解不足、職務経歴書の表現が分からないという理由でdodaキャリアアドバイザーに相談。
3）職務経歴書に記載した業務内容や自己研さん内容が高く評価され、7社のWeb企業から面接依頼。その結果、大手Webサービス企業にて内定。

【年収アップ転職の成功のポイント】
・ご経験の整理と強みの明確化ができたこと。Web企業で求められるミッションクリティカル性と大規模トラフィックの負荷分散経験について、「いつ」「何を」「どのように」を徹底的に言語化。経験の整理と同時に、インフラエンジニアとしての強みを自己認識できたこと。
・職務経歴書の工夫を怠らなかったこと。単なる業務内容の記載だけでなく、普段の業務で工夫した点、苦労から学んだ点などを盛り込み、転職後も成果を出せるという再現性のある経験をアピールすることで、高い評価につながった。

【プロフィール】　Bさん　27歳　男性

【勤務会社】　2～3次請けのシステムインテグレーター

【年収】　350万円　→　420万円

【勤務地】　東京

【転職先決定までの経緯】
1）よりユーザー目線に立ったシステム運用改善を実現したいという思いから社内SEへの転職活動を開始。
2）転職活動当初は社内SE業務への志望動機、自己PRに一貫性がなく、面接での不通過が続いた。
3）キャリアアドバイザーとの面接対策で、企業の求める人材像に対し、自身の経験が活かせることを具体的なエピソードを交えて面接官に伝えられるように志望動機をブラッシュアップ。見事2社の社内SE職で内定。

【年収アップ転職の成功のポイント】
・面接不採用の振り返りを行ったこと。社内SE業務の理解不足から志望動機、自己PRが実業務とずれていたことが不採用の要因であることを把握することで次回の面接対策につながった。
・社内SEの業務理解を促進できたこと。キャリアアドバイザーから詳細情報を得ることで、募集企業の社内SE業務のイメージができるレベルまで理解を深めることができた。
・徹底した面接対策を実施したこと。募集企業の求める人物像に合わせて、自身の志望動機、自己PRを作成。的を絞った自己アピールに成功した結果、高評価での内定につながった。

【プロフィール】　Cさん　30歳　男性

【勤務会社】　2～3次請けのシステムインテグレーター

【年収】　400万円　→　500万円

【勤務地】　東京

【転職先決定までの経緯】
1）構築業務メインである現職から設計業務まで担当できるSIへのキャリアアップ転職を目指す。
2）転職活動当初はWebから企業に直接応募していたが、書類選考を通過できず、dodaエージェントサービスに登録。
3）キャリアアドバイザーがイチから職務経歴書を見直し、再作成。
4）職務経歴書を改善した結果、書類選考の通過率は当初の3倍に。見事希望企業から内定を獲得

【年収アップ転職の成功のポイント】
・書類選考で不採用になる原因究明を行ったこと。
書類選考の不採用理由は職務経歴書の内容が薄く、募集企業にアピールできていなかったことが原因であったため、職務経歴書を改善した。企業が求めることを、”技術”と”技術以外”に分けてポイントを簡潔に整理。効果的に企業にアピールできるよう、キャリアアドバイザーが随時、職務経歴書を添削。
具体的な記載文章までアドバイスすることで「面接で会ってみたい」と採用担当者に思わせる職務経歴書ができ、書類選考の通過率向上につながった。

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どの転職成功事例にも共通していることは、書類選考と面接の通過率を向上させるためにキャリアアドバイザーを上手く活用したことです。景況感の影響もあってインフラエンジニア向けの求人数は増加していますが、企業の採用基準は下がっていません。履歴書・職務経歴書のブラッシュアップや面接時のアピールで高評価を得なければ、転職による年収アップは難しいといえるでしょう。

履歴書・職務経歴書の改善や面接対策は、採用企業が求める人材要件を正確に把握することが大切です。しかし、お一人の転職活動で企業の情報を収集することは難しいのが事実です。転職活動支援のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーを活用すれば、上記のような情報取得が可能となりますので、私たちキャリアアドバイザーをぜひご活用ください。

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