
2014年度には14兆円市場にまで成長すると株式会社野村総合研究所の調査により予測されているネット業界ですが、現状としてはEC市場、ソーシャルメディア/アプリケーション市場が成長を牽引しています。EC市場ではBtoCのモバイルが、ソーシャルメディア市場ではプラットフォームを提供する企業の拡大戦略がそれぞれ特に目立ちます。市場が国内にとどまらず海外にも拡大しており、語学力を有していると転職成功のチャンスが高まりそうです。IT業界の採用の中心となるEC/ポータル/ASP業界ですが、アプリエンジニア、インフラエンジニア、クリエイターと幅広い業種で採用が引き続き実施されるでしょう。
自社コンテンツの強みを持つ、業績好調な既存のコンテンツプロバイダーにおいてもソーシャルメディアとの合従連衡が始まり、エンジニアやクリエイターに加えて、ビジネスプロデューサーと企画職を強化するような動きも見られるようになりました。国内外を問わず多くの企業/個人がビジネス参画を進めるソーシャルアプリ市場においては、SAP(ソーシャルアプリケーションプロバイダー)での積極採用が実施されています。短期サイクルでコンテンツ提供するSAPでは特にPHP経験者、Flash経験者への採用意欲が高まっています。
2010年度の上半期同様、ネット広告業界では、営業、エンジニア、クリエイターと職種を問わず、メディアレップ、代理店にて採用が継続されています。株式会社野村総合研究所の調査によると、2014年度には9000億円規模にまで成長すると予測されているネット広告業界ですが、特にモバイル市場がさらに成長していくと考えられています。2010年下半期には企業間競争はさらに激化する見込みで、営業組織を強める、IT投資を強めて広告配信システムを改善するなど採用背景はさまざまです。成長業界で経験・スキルを伸ばしていきたいという転職希望者にはおすすめの業界となります。
ソーシャルネットワーク、オンラインゲーム関連の採用が中心で、特にモバイル領域での採用が顕著です。エンジニア採用は、LAMP経験者、特にPHP経験者の採用が中心で、クリエイター採用では業界経験のあるデザイナー、ディレクターなどの採用が多くなっています。ソーシャルネットワークの現状はゲームを切り口としたものが多く、参入障壁も低いため、大手企業からベンチャー企業まで幅広い業態で採用が実施されています。早期に技術力・経験を高めたい、ゲームが好きでアイデアをカタチにしていきたい、といった自分なりのキャリアプランを考えることが転職成功の鍵となるでしょう。

