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フィリピン転職マニュアル

※新型コロナウイルス感染症や、海外への渡航・滞在についての最新情報は、厚生労働省、外務省など、公的機関のWebサイトの情報もあわせてご確認ください。各地域の最新の転職状況については、相談デスクでもご相談いただけます。

「海外転職」と一口に言っても、求人の傾向は国やエリアによって異なりますし、求められる能力、面接の進め方もさまざまです。そのため、「転職活動の進め方が分からない」「面接の準備方法が分からない」という不安は誰にでもあります。フィリピンの転職活動についてはもちろん、その後のキャリアについてもご紹介します。

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1.フィリピン転職の概況と求人の特徴

フィリピンでは、自動車産業と電子・電機産業を中心に日系大手製造企業が多数進出しており、マニラを中心に日本での就業経験を持つ人を対象とした求人は増えています。求人の多くがそれら日系企業ですが、外資系企業でも日本での就業経験を持つ人向けの求人は増えています。

求人が多いのは、製造業のほか、建設業、オフショア開発やコールセンターを請け負うBPO産業、コンサルティング、商社、サービス業などです。営業職の求人が圧倒的に多いですが、加えて、秘書兼経営サポート、経営企画、経理などの求人があります。

フィリピンでは英語が公用語の一つのため、日本からフィリピンへの就業希望者の多くは、「英語のスキルを向上させたい」と考えており、若手・未経験者が多いことも特徴です。求められる英語レベルは職場・ポジションによってさまざまですが、ローカルスタッフとコミュニケーションを取れるレベルの会話力は必要となっています。

2.フィリピン転職で身につくもの

フィリピンでは英語が公用語ということもあり、職場で日常的に英語が用いられることが多く、ほかの東南アジア諸国に比べて英語力の向上は期待できます。フィリピンは日本から英語留学する人も多く、英語初心者に対して寛容な国のひとつです。そのため、英語初心者にとってもなじみやすく、英語中級の方は上級、ネイティブレベルまでレベルを上げることが期待できます。
また、若手であっても、マネジメントを経験できる求人が多いこともフィリピン転職の魅力の一つです。日本では考えにくいようなスピードで部下を持つことになるケースが多いので、マネジメント能力を身につけることができます。

フィリピンは人口が1億人(2021年5月現在)を超えており、成長も著しい国の一つでもあるため、多様な個性を持つローカルスタッフをマネジメントするチャンスがあります。そのような中でマネジメントの経験を積むことができれば、それは市場価値を高めるキャリアのひとつとなります。

3.フィリピンの面接

企業にもよりますが、フィリピンでの転職は非常にスピーディーです。そのため、求人応募から内定まで3~4週間程度の場合がほとんどとなりますので、求人に応募する前に面接の準備もしっかり整えておきましょう。

面接の回数

フィリピンでの転職活動では、多くの企業で、面接は2回程度となっています。

一次面接

大手企業の場合、現地の日本人人事担当者と所属部門の部門長が担当することが一般的です。規模が小さい企業では、一次面接から現地社長が担当するケースもあります。

また、日系企業では日本語で面接が行われるケースも多いですが、最近ではローカルの人事も同席することが多いため、英語での自己紹介、質疑応答などの準備はしておく必要があります。なお、必ずと言っていいほどフィリピンへの転職の理由を聞かれます。「なぜフィリピンで転職したいのか?」「どれくらいの期間、フィリピンで働けるのか」という点についてはしっかりとした答えを準備してください。

最終面接

日系大手企業では、面接官は現地社長または日本本社の人事担当者が担当します。日本と同様に最終面接では具体的な職務に関する内容よりも、カルチャーフィットやあなたの人柄面を見られることが多いです。一次面接時に応募先企業のカルチャー等について質問してその企業の理解を深めるなどして準備を進めましょう。

面接時の服装

フィリピンの面接でも基本的にはビジネススーツを着用しましょう。また、清潔感を意識してください。

面接のときに気をつけること

一次面接、最終面接ともに、Web面接のケースがほとんどです。
Web面接でもフォーマルな服装で面接に臨んでください。また、照明の明るさや周りの雑音、背景など面接時の室内の環境には十分注意してください。また、10分前を目安に事前にオンラインにしておきましょう。

4.フィリピン転職 Q&A

フィリピンの転職活動について、よくある質問を紹介します。

Q

フィリピンに住んでいなくても転職活動はできますか。

A

もちろん問題ありません。現地法人への転職の場合、採用の責任者がフィリピンにいることが多いため、一次面接はWeb面接のケースも多いです。日系企業では日本本社の人事も採用に参加することが増えており、日本にいる場合は本社で面接を行うケースもあり、その企業の雰囲気などを感じることができます。

Q

求人が多い時期はありますか。

A

最近では、一年を通して採用を行っている企業が増えています。

Q

面接は英語ですか。

A

求人内容にもよりますが、日系企業であってもほとんどの企業で英語での面接が実施されます。

Q

内定から入社までの流れを教えてください。

A

内定後は、およそ1週間以内にその内定を承諾するか辞退するかを回答するのが一般的です。入社までの期間はビザの発給状況にもよりますが、内定承諾後、およそ1~2カ月となります。なお、フィリピンでは渡航後にビザ発給の手続きを行います。

5.各地域の転職マニュアル

6.関連情報

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