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ランキング・データ・調査

連載 ホンネの転職白書 2012.8.27更新

英語をよく使う職種、海外勤務が多い職種は?

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英語をよく使う職種ランキング TOP20

■仕事上で英語を使用している人は23.8%

仕事上での英語の使用状況を聞いたところ、全体の約4分の1にあたる23.8%が使用していると回答しました。
最も英語の使用率が高い職種は、日常的に外国語を扱う「翻訳/通訳/貿易事務」の60.9%。2番目に高い「ITコンサルタント」(52.8%)は、1.海外顧客や海外展開を目指すクライアントの対応が求められる、2.マイクロソフト社やアップル社など米国企業のマーケットシェア率が高い業界のため共通言語として英語が用いられるケースが多い、3.外資系企業を中心に社内のコミュニケーションは英語で行われている企業がある、といった背景から英語の使用率が高いと考えられます

続く3位〜5位の「商品企画/商品開発」(50.0%)、「法務/知的財産」(46.4%)、「人事」(41.8%)は企画・管理系の職種が並びます。海外の市場ニーズに合わせた商品開発や、国際契約に関する法的検討、海外の人材確保など、企業の海外進出に合わせて組織体制を構築するため、管理部門は英語を使用する機会が多いと推察されます。また、7位の「スーパーバイザー」(41.6%)も、小売・外食業の海外進出にあたり英語を使用する機会が多いと考えられます。

一方、営業系の職種は、最も使用率が高い「医療/医薬」の営業職が19位、続いて「商社」の営業職が20位と、他職種に比べ英語を使用する機会が少ないことがわかりました。

<仕事上で英語を使用する>

順位 職種 割合
1事務系 − 翻訳/通訳/貿易業務60.9%
2システム系 − ITコンサルタント52.8%
3企画・管理系 − 商品企画/商品開発50.0%
4企画・管理系 − 法務/知的財産46.4%
5企画・管理系 − 人事41.8%
6金融系 − 投資銀行業務/ファンドマネジャー41.7%
7サービス系 − スーパーバイザー41.6%
8企画・管理系 − マーケティング/リサーチ40.9%
9企画・管理系 − 経営企画/事業企画38.9%
10企画・管理系 − 購買37.5%
11企画・管理系 − 仕入/商品管理36.8%
12専門職系 − コンサルタント/シンクタンク36.4%
13サービス系 − 旅行・宿泊関連職36.2%
14製造系 − 研究開発/製品企画35.6%
15企画・管理系 − 総務34.5%
16システム系 − テクニカルサポート31.1%
17事務系 − 秘書/受付30.9%
18医療系 − 臨床開発/モニター30.4%
19営業系 − 医療/医薬30.0%
20営業系 − 商社28.3%
平均23.8%
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海外勤務が多い職種ランキング TOP20

■海外勤務の経験がある人は9.0%

次に、海外勤務経験の有無について聞いたところ、あると回答した人は9.0%でした。最も海外勤務が多い職種は「ITコンサルタント」の36.1%で、2位の「翻訳/通訳/貿易事務」(26.1%)を大きく引き離して1位にランクイン。クライアントの海外進出に合わせてシステム構築を海外で行うケースや、オフショア開発やアジアマーケットの開拓に向けたコンサルティングなど、海外勤務の需要が多いようです。同じくシステム系で10位に入っている「テクニカルサポ—ト」(14.4%)も、経営のグローバル化に伴いテクニカルサポート拠点を海外に展開する企業が増えてきたことが背景にあると考えられます。

3位の「スーパーバイザー」(22.2%)は、前述の通りコンビニエンスストアやスーパーなど小売・流通業の海外進出により、現地での出店から運営までを任されるケースが多いとのでしょう。また、資材・部品調達のために海外企業と交渉を行う「購買」(20.0%)が4位、海外進出をする上で欠かせない海外マーケットやニーズを調査する役割を担う「マーケティング/リサーチ」(18.2%)が5位にランクインしています。

また、営業系も「IT/インターネット」の営業職が6位、「商社」の営業職が8位に入っています。特に「IT/インターネット」業界は、中国、タイ、インドなどアジアマーケットへの進出に乗り出す企業が増えており、海外勤務が増えていると推察されます。

<海外勤務がある>

順位 職種 日数
1システム系 − ITコンサルタント36.1%
2事務系 − 翻訳/通訳/貿易業務26.1%
3サービス系 − スーパーバイザー22.2%
4企画・管理系 − 購買20.0%
5企画・管理系 − マーケティング/リサーチ18.2%
6営業系 − IT/インターネット16.7%
7金融系 − 投資銀行業務/ファンドマネジャー16.7%
8営業系 − 商社15.7%
9企画・管理系 − 経営企画/事業企画15.6%
10システム系 − テクニカルサポート14.4%
11サービス系 − 旅行・宿泊関連職13.8%
12システム系 − 社内情報システム13.4%
13企画・管理系 − 経理/財務13.0%
14企画・管理系 − 総務12.7%
15システム系 − インフラエンジニア12.3%
16営業系 − メーカー12.2%
17企画・管理系 − 商品企画/商品開発12.2%
18製造系 − 設計/開発11.0%
19企画・管理系 − 法務/知的財産10.7%
20企画・管理系 − 仕入/商品管理10.5%
平均9.0%
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[データ集]全42職種

職種 英語を使用する 海外勤務がある 海外とやりとりがある
営業系 − IT/インターネット28.3%16.7%28.3%
営業系 − 商社28.3%15.7%29.6%
営業系 − メーカー25.2%12.2%21.6%
営業系 − 金融20.1%7.1%7.9%
営業系 − 建築/不動産13.6%5.5%10.9%
営業系 − サービス22.5%8.0%15.2%
営業系 − 医療/医薬30.0%10.0%10.0%
企画・管理系 − マーケティング/リサーチ40.9%18.2%39.4%
企画・管理系 − 経理/財務26.8%13.0%28.5%
企画・管理系 − 人事41.8%8.3%30.6%
企画・管理系 − 総務34.5%12.7%21.1%
企画・管理系 − 広報11.5%0.0%15.4%
企画・管理系 − 購買37.5%20.0%50.0%
企画・管理系 − 商品企画/商品開発50.0%12.2%26.8%
企画・管理系 − 法務/知的財産46.4%10.7%32.1%
企画・管理系 − 仕入/商品管理36.8%10.5%42.1%
企画・管理系 − 経営企画/事業企画38.9%15.6%28.9%
事務系 − 一般事務/営業事務16.9%6.3%11.2%
事務系 − 秘書/受付30.9%6.4%17.0%
事務系 − 翻訳/通訳/貿易業務60.9%26.1%65.2%
システム系 − ITコンサルタント52.8%36.1%44.4%
システム系 − SE/プログラマ18.8%6.7%14.2%
システム系 − 社内情報システム26.0%13.4%22.0%
システム系 − インフラエンジニア25.4%12.3%18.5%
システム系 − テクニカルサポート31.1%14.4%25.6%
製造系 − 研究開発/製品企画35.6%9.2%25.7%
製造系 − 設計/開発27.6%11.0%28.5%
製造系 − 生産技術/生産管理15.1%8.1%12.0%
製造系 − サービスエンジニア19.4%0.0%6.5%
サービス系 − スーパーバイザー41.6%22.2%33.3%
サービス系 − 店長25.0%8.3%8.3%
サービス系 − 店舗スタッフ14.2%7.1%6.5%
サービス系 − 旅行・宿泊関連職36.2%13.8%24.1%
クリエイティブ系 − Webクリエイター26.2%9.5%19.0%
クリエイティブ系 − ゲーム・映像クリエイター15.6%6.3%25.0%
クリエイティブ系 − 出版/編集/印刷関連26.3%10.0%10.0%
専門職系 − コンサルタント/シンクタンク36.4%0.0%27.3%
金融系 − 投資銀行業務/ファンドマネジャー41.7%16.7%25.0%
建築系 − 設計/施工管理11.5%3.6%6.5%
医療系 − 臨床開発/モニター30.4%2.0%19.6%
医療系 − 薬剤師17.8%4.6%11.5%
医療系 − 介護福祉関連職8.2%5.5%5.5%
平均23.0%9.0%17.7%

調査概要

25〜34歳のビジネスパーソン5,000人を対象に、仕事上の英語の使用状況や海外勤務の有無について調査し、42の職種別にまとめました。

【対象者】25〜34歳のホワイトカラー系職種の男女

【雇用形態】正社員・契約社員

【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査

【実施時期】2012年3月10日〜11日

【有効回答数】5,000件

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