精神障害・発達障害を描いたマンガ8選!キャリアアドバイザーのおすすめ作品を紹介

部屋で読書をする男性のイメージ

精神障害や発達障害をテーマにしたマンガは、障害がある方々の日常や心情をリアルに描いています。これらの作品に触れることで、私たちはさまざまな「学び」や「気づき」を得て、障害者雇用や福祉支援について考えるきっかけにもなるでしょう。

そこで今回は、障害者雇用専門の転職エージェント「dodaチャレンジ」のキャリアアドバイザーがおすすめする、障害への理解が深まるマンガを8作品ご紹介します。うつ病や双極性障害などの精神障害や、ASDやADHDなどの発達障害について、今まさに困り事がある当事者の方はもちろん、障害への理解を深めたい方にもおすすめです。

精神障害・発達障害を描いたおすすめマンガ8選

精神障害・発達障害を描いたマンガを8作品ご紹介します。いずれも丁寧な取材や作者の実体験から生まれた名作ですので、ぜひ一度読んでみてください。

『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』:取材に基づく緻密な描写で精神障害について学べる

タイトル Shrink〜精神科医ヨワイ〜
作者 原作:七海仁
作画:月子
出版社 集英社

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

精神科医の主人公を軸にした物語で、さまざまな精神障害について正確に描いたマンガです。障害特性や症状だけではなく、精神障害者が抱えるつらさや周囲との関わり方など、当事者目線で理解を深めることができます。また、現代日本の社会や精神医療の抱える課題も浮き彫りにしており、精神障害や障害者雇用について考えるきっかけにもなるでしょう。

『リエゾンーこどものこころ診療所ー』:生きづらさを抱える子どもたちを描く

タイトル リエゾンーこどものこころ診療所ー
作者 原作:ヨンチャン、竹村優作
作画:ヨンチャン
出版社 講談社

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

自身も発達障害のある児童精神科医が、生きづらさを抱える子どもたちと向き合う物語です。先ほどの『Shrink』と同じく、発達障害について事実をもとに丁寧に解説されています。親や学校など周囲の対応も描かれているため、「もし我が子が発達障害だったら?」という観点からも学ぶことが可能です。

『君と宇宙を歩くために』:「普通」ができない高校生たちの友情物語

タイトル 君と宇宙を歩くために
作者 泥ノ田犬彦
出版社 講談社

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

生きづらさを抱える高校生たちが、困難と向き合いながら奮闘する友情物語です。他人が当たり前のようにできる「普通のこと」ができず、「どうせ自分はだめだ」と卑下する彼らが、友情を通じて変わっていく姿が印象的で勇気づけられます。発達障害の特性への向き合い方について深く学べる作品です。

『光とともに…〜自閉症児を抱えて〜』:自閉症のある子供と家族のリアルな生活を描写

タイトル 光とともに…〜自閉症児を抱えて〜
作者 戸部けいこ
出版社 秋田書店

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

自閉症のある子どもとその家族の生活を描いた作品です。家族の葛藤や日常生活の大変さ、自治体の福祉政策の未整備の問題や、特別支援学級の様子などが分かります。綿密な取材に基づいて描写されているため、自閉症のある人が抱える困難や生きづらさについて、深い気づき・学びが得られます。

『僕の妻は発達障害』:発達障害者との関わり方のヒントが得られる名作

タイトル 僕の妻は発達障害
作者 ナナトエリ、亀山聡
出版社 新潮社

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

マンガ家のアシスタントと、発達障害のある妻を描いた作品です。二人の生活にはさまざまな困難がありますが、折り合いをつけながら夫婦として幸せに暮らそうとする姿に勇気づけられます。当事者はもちろん、「発達障害者とどう関わるべきか」について悩んでいる方にもおすすめです。

『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~』:精神疾患の困難や葛藤を克明に描写

タイトル 妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~
作者 橘ちなつ
出版社 ぶんか社

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

妊娠を契機に始まるさまざまな異常を克明に描く、作者の実体験に基づいた物語です。まだまだ認知度の低い「産褥期精神病」について、自分で自分の言動をコントロールできなくなることへの恐怖や、薬の副作用・離脱症状、それを乗り越えて回復するまでを丁寧に描いています。多くの精神疾患に共通する困難や葛藤について学べる作品です。

『ムーちゃんと手をつないで〜自閉症の娘が教えてくれたこと〜』:自閉症の子どもと向き合う愛の物語

タイトル ムーちゃんと手をつないで〜自閉症の娘が教えてくれたこと〜
作者 みなと鈴
出版社 秋田書店

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

どこにでもいる「普通」の夫婦が、自閉症のある子どもと向き合い、懸命に生きようとする家族の愛の物語です。作者の実体験をもとに構成されているため、不安や葛藤、障害児支援の課題などがリアルに描写されています。発達障害のある子どもと共に生きていくためのヒントが得られるでしょう。

『精神科ナースになったわけ』:精神疾患への理解を深めるきっかけに

タイトル 精神科ナースになったわけ
作者 水谷緑
出版社 イースト・プレス

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

自らも精神疾患になった経験から、精神科の看護師になることを決意した主人公の物語です。身体的な怪我や病気とは異なり、なかなかイメージしづらい精神疾患について、当事者と看護師の目線から克明に描かれています。精神科や精神疾患への理解を深めるきっかけになる作品です。

マンガを通じて精神障害・発達障害への理解が深まる

本を選ぶ女性のイメージ

「精神障害や発達障害について知りたい」という方にはマンガから入ってみるのもおすすめです。精神障害や発達障害は外見からは分からない障害であるため、当事者の方は「理解されない」と悩みやすく、周囲の人は「適切な付き合い方や対応が分からない」という課題を抱えがちです。しかし、先ほどご紹介したような作品を読むことで、障害がある方々の心情や状況を疑似体験できます。

精神障害・発達障害がある方は、物語を通じて当事者が抱える困難や、周囲の人との関わり方などについて共感的に学べます。これによりご自身の障害についての理解を深め、「いつどのような困難が生じるか」「どう向き合って乗り越えるか」など、さまざまな観点から考えるきっかけになるでしょう。

マンガで得た学びを日常や仕事に活かそう

精神障害や発達障害の当事者の方は、マンガを通じて得られる気づきや学びを、日常生活や職場でのコミュニケーションに活かすことができます。日々の生活や仕事で困難に直面したとき、マンガの登場人物をご自身に置き換えることで、「どうやって乗り越えるか」というヒントが得られるはずです。

また、障害について描いたマンガは、身の回りに障害のある方がいる場合にも役立ちます。例えば「職場に障害のある人がいるが接し方が分からない」などの悩みがある場合、マンガを読むことで適切な接し方や支援の仕方に関するヒントが得られるでしょう。これにより職場での理解が広がり、障害のある方がはたらきやすい環境の実現につながります。

就職・転職でお悩みの障害者の方は「dodaチャレンジ」へ

キャリアカウンセリングのイメージ

精神障害・発達障害をテーマにしたマンガは、障害の特性や当事者が抱えている課題について学ぶために役立ちます。今回ご紹介した作品を通じて、障害への理解を広げるだけでなく、障害者雇用や支援の重要性について考えるきっかけにしてみてください。

精神障害・発達障害の当事者の方は、ご自身の障害特性について理解したり、障害や症状との付き合い方を考えたりするために、マンガを読んで感じたことが役立ちます。障害者手帳をお持ちの方で、障害者雇用枠での就職・転職を検討中の方は、障害特性に合った配慮を受けながらはたらくために、自己理解を深めることが大切です。マンガを読むことで得られた「気づき」は、ご自身の働き方をイメージする際のヒントにもなるでしょう。

はたらく環境や就労で課題を抱えている障害者の方は、ご自身にとって最適な環境を見つけるために、この機会に「dodaチャレンジ」にご相談ください。障害者の転職活動の第一歩となる障害受容や自己理解について、専門知識があるキャリアアドバイザーのサポートを受けながら、新しい職場を見つけることができます。

【番外編】身体障害がテーマのおすすめマンガ2選

精神障害・発達障害のほかに、身体障害をテーマにしたマンガも障害別にさまざまなものがあります。dodaチャレンジのキャリアアドバイザーのおすすめ作品2選をご紹介します。

『リアル』:障害者になった学生がスポーツと出会い人生と向き合う

タイトル リアル
作者 井上雄彦
出版社 集英社

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

「スラムダンク」で有名な井上雄彦氏が描く、車いすバスケットボールをテーマにしたマンガ。学生が病気や事故で障害者となる絶望と自己受容にいたるまでの葛藤、スポーツとの出会いで前向きになったり苦悩したりする日々を描きます。どのような環境・状況でも前を向いて進むことはできると教えてくれる、魂が震える傑作です。身体障害の当事者はもちろん、周囲の人がどのように関わるべきかということも学べます。

『ヤンキー君と白杖ガール』:ヤンキー青年と視覚障害者の女子高生の恋愛物語

タイトル ヤンキー君と白杖ガール
作者 うおやま
出版社 KADOKAWA

キャリアアドバイザーのおすすめポイント

顔に傷のあるヤンキー青年と、視覚障害のある女子高生の恋愛物語です。視覚障害者が抱えがちな困難だけではなく、周囲で支える人にも苦悩や葛藤があることを分かりやすく描写しています。相手を理解して寄り添おうとする気持ちの大切さに気付ける、心温まる名作マンガです。

公開日:2025/12/24

監修者:戸田 幸裕(とだ ゆきひろ)
パーソルダイバース株式会社 人材ソリューション本部 事業戦略部 ゼネラルマネジャー
上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、損害保険会社にて法人営業、官公庁向け営業に従事。2012年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)へ入社し、障害者専門のキャリアアドバイザーとして求職者の転職・就職支援に携わったのち、パーソルチャレンジ(現パーソルダイバース)へ。2017年より法人営業部門のマネジャーとして約500社の採用支援に従事。その後インサイドセールス、障害のある新卒学生向けの就職支援の責任者を経て、2024年より現職。
【保有資格】
  • ■国家資格キャリアコンサルタント
  • ■障害者職業生活相談員
  • dodaチャレンジで、専任のキャリア
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