障害者の転職活動Q&A

こんなときはどうする?多くの障害のある方の転職を成功させてきたキャリアアドバイザーがお答えします。

転職活動はいつから始める?

dodaチャレンジを利用して転職した方のカウンセリングから内定までの平均期間は1ヶ月半~3ヶ月。
現職を続けながらの転職活動は、いつの入社を目指すのか、それまでの時期ではたらきながら選考の時間が確保できるのかを、一度想定してみると良いでしょう。

在職中の多忙な中で転職活動を行う場合は、繁忙期を避けるなど業務引き継ぎの時期を考慮し、退職しやすい時期を念頭に置いて転職活動を始めることをおすすめします。転職活動を長期化させないために、事前に丁寧な自己分析をして、希望条件や障害の配慮事項などをしっかり整理しておきましょう。
転職活動に専念するために先に退職するのも選択肢のひとつではありますが、ブランク期間になって企業に懸念されてしまうリスクがあるため、おすすめではありません。
キャリアアドバイザーの支援のもと、先のスケジュールを考慮しながら効率よく面接を調整していくことがスムーズな転職活動のコツです。

転職活動についてキャリアアドバイザーのアドバイス

dodaチャレンジでは、ご本人の志向、現在の状況に合わせ、場合によっては今すぐの転職活動開始をおすすめしない場合もあります。求人環境等も含め、ご本人に合った最適な転職時期をアドバイスしています。

求人にはどのくらいのペースで応募する?

「1社ずつ順番に」応募するより、「複数社を並行して」応募することをおすすめしています。

短期集中で複数社に応募することは、以下のようなメリットがあります。

  • ・業務内容や条件を比較検討しながら選考を受けられる
  • ・面接の回数が増えることで慣れ、リラックスして面接にのぞめる
  • ・複数の内定があった場合、後悔のない選択が可能になる

会社の雰囲気や、障害の配慮について、求人票や口コミだけではわからないことも、面接の場に足を運ぶことで自分自身の目で確かめることができ、思わぬ入社先候補にめぐり合うこともあります。
応募の段階で自分の可能性を狭めすぎずに幅広い企業を見ることで、結果として自分に合う求人に出会える可能性が高まるはずです。

転職活動についてキャリアアドバイザーのアドバイス

dodaチャレンジでは、これまでのご経験や能力はもちろん、パーソナリティやキャリアプランも考慮に入れた上で、非公開の求人情報を含む多くの求人の中から、あなたのスキルを発揮できる企業をご紹介します。

障害者向け求人って、その他の求人と違いはある?

障害者向け求人とは、一般採用とは違い障害者を採用することが前提のため、障害に配慮したはたらき方を実現しやすい採用枠です。

障害者採用とは身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳を所持する方だけが応募できる採用枠です。
障害者向け求人の場合、個々の障害・ご状況に応じて、以下の配慮があることが前提となります。

  • ・通院(頻度/時間)の配慮
  • ・特定の業務を避ける等の合理的配慮
  • ・エレベーター・車椅子トイレなどの職場環境整備や、音声パソコン・文字通訳などソフト面の物理的な補助

障害に配慮されたはたらき方がしやすい障害枠とは言え、企業は仕事で活躍してくれる方を採用したいと考えています。応募の際には配慮を求めるのみならず、
必要な配慮の上で、入社後、どのようにその会社に貢献するのかという意思をアピールすることが大切です。また、求人ポジションによっては入社後の待遇や勤務体系に差がある場合もあるので、面接等を通じて確認するようにしましょう。
一般採用枠は手帳の有無関係なく誰でも応募が可能ですが、障害者の受け入れに慣れていない企業も多いため、障害の理解や必要な配慮事項については、応募企業にきちんと説明して個別に理解いただく必要があります。

転職活動についてキャリアアドバイザーのアドバイス

転職活動を行う中で、応募先にどこまで配慮をお願いしてよいのか、はたらき方について不安に思ったり迷ったりしたら、ひとりで悩まずにdodaチャレンジに相談してください。
担当アドバイザーが他応募者の方の活動事例を元に、一緒に必要な配慮事項を考え、企業にお伝えしていくお手伝いをしていきます。

仕事内容によく書かれてある「オープンポジション」って何ですか?

職種や求めるスキルを前もって限定した募集ではなく、選考を通じてあなたの今までの経験やスキル、ご希望や障害状況を元に配属先を決める、という求人です。

「オープンポジション」は障害者のための求人にはよく出てくる言葉です。障害者採用において、障害内容や程度、必要な配慮事項、希望するはたらき方など、一人ひとり状況は異なります。
そのため、職種や求めるスキルを限定して募集するのではなく、まずは応募者のご経験やスキル、ご希望や障害状況に合わせてポジションを探しながら選考をしていく企業が多くあります。
あなたの適性をみて部署や業務内容が決まるためミスマッチも少なく、もし環境が合わない場合も企業の対応として環境を変更することが可能となります。
障害のある方が長く安定して勤めることがきるための採用方法のひとつです。

転職活動についてキャリアアドバイザーのアドバイス

dodaチャレンジでは、あなたの現状や適性とあわせた企業の情報提供を行い、応募時や面接時に具体的な仕事内容がイメージできるようサポートいたします。

求人ページ以外にも詳しい会社情報が知りたい

求人票以外にも企業のHPなどでさらに詳しい事業内容を調べることがあると思います。
その場合、新卒採用ページと(上場企業の場合)投資家向けページに注目してください。

新卒学生や個人投資家に向けて、丁寧にわかりやすく事業説明されているケースが多いです。
実際にはたらく業務内容については、面接を通じて確認するしかありません。面接は企業があなたを知る場であると同時に、あなたが企業を知る場でもあります。
また、面接の場で企業側から社内見学をすすめられるケースもあります。その場合は、社風やはたらく雰囲気を感じ取れる有意義な場としてください。

転職活動についてキャリアアドバイザーのアドバイス

dodaチャレンジでは、キャリアアドバイザーが、求人企業における障害者の就業環境や今までの入社者の活躍状況等について、把握している情報をお伝えしています。企業選びの一助としてください。

面接のスケジュールを組むときに気を付けることは?

できる限り早めの日程にすることをおすすめします。

在職中の方など、面接の設定がうまくいかない方もいるかもしれません。しかし、先延ばしになればなるほど、他の候補者に決まってしまう場合もあります。
企業との面接調整はできる限り早く候補日をあげ、「日程調整がスムーズにできる方」という印象がつくとよいでしょう。
そして面接の準備は、それまでに完了しておくことが必要です。

転職活動についてキャリアアドバイザーのアドバイス

dodaチャレンジの転職支援では、求人企業とのスケジュール調整は、全てキャリアアドバイザーが代行します。スケジュール上の制約、優先させたい面接の要望など、キャリアアドバイザーへご相談ください。

退職交渉はいつ始めればいいでしょうか?

円満退職するため、退職予定日の1ヶ月~2ヶ月前には退職交渉を始めましょう。

新しい会社に入社意思を伝えたら、現職の会社に「退職します」と伝え同意を得なければなりません。
後任が決まらないなど、慰留される場合もありますが、一度内定し入社日が決まった以上、内定先企業も既にほかの候補者にお断りの連絡をしています。
退職交渉ではなく退職の報告であるという気持ちを持って、退職の手続きに入りましょう。
退職交渉のスタートは「直属の上司」に意思表示を。「○月末をもって退職いたします」とはっきりと報告してください。
また引き継ぎも、後任が決まらなければ、マニュアルを整え、人ではなく組織に引き継ぐように考えましょう。

転職活動についてキャリアアドバイザーのアドバイス

dodaチャレンジでは、円滑に退職するために、環境に応じたアドバイスを行うとともに、手続きや注意事項などをまとめた資料もお配りしています。

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