障害者雇用の企業事例
「ヤフー株式会社」

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障害があることで限定されたくないあなた。一人ひとりの「才能と情熱を解き放つ」仕事をしませんか。

2012年に大きく転換。人事コンセプトは「才能と情熱を解き放つ」

多様な人財が尊重され、活躍できる職場

当社のミッションは、「情報技術で人々や社会の課題を解決する」ことです。一人ひとりのユーザーの皆さまに使いやすいサービスを目指し、現在、提供するサービスは100以上、月間ログインユーザーは4500万人を超える規模です。また、このマルチビッグデータを利活用できないかと、新たに産官学連携で、社会的課題を解決する事業に取り組み、人々の生活と社会がより良くなるための「未来」を創り続けています。

スピード感をもって大きな成長をし続けた当社が大きく転換したのは2012年。当時の社長が社員に向けたメッセージは、「社員一人ひとり、あなたが大事です!」というものでした。そのとき誕生した人事コンセプトが「才能と情熱を解き放つ」です。一人ひとりが最大限の能力を発揮し、組織力を最大化する企業風土につながり、多様な人財を尊重する文化が根付きました。

その結果、障害がある社員の職域も広がりました。現在営業やサービス企画、エンジニア、ウェブデザイナー、カスタマーサポート、人事や法務などの管理部門と幅広い職域で活躍しています。

最大限の配慮と整った制度

「才能と情熱を解き放つ」のコンセプトに基づき、私たちは、障害の有無に関わらず、社員一人ひとりの可能性を限定しないことを大切にしています。配慮は最大限に、そして遠慮はしない、ということです。入社前にご本人と、どのような配慮があったら望ましいのか、必要なのかを双方納得するまで話をし、不安を残さないように心がけています。

また社員が「才能と情熱を解き放つ」を実現しやすいよう、職場環境を整えています。例えば全社員共通の制度で、月5回使える「どこでもオフィス制度」があります。通勤の負荷を減らし業務効率や生産性向上を目指します。また、毎週実施する上司との「1on1ミーティング」では悩みや課題を共有することで、日々気がかりになっていることや問題の解決につながっています。障害のある社員向けの制度で、「ノーマライゼーション休暇」もあります。年間6日の休暇を付与し、体調管理や維持に活用してもらっています。

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ピープル・デベロップメント統括本部
コーポレートPD本部 採用・育成部
リーダー 名倉政彦さん

転職活動者へのメッセージ

今後も当社では、障害がある社員の積極採用を行っていきます。一人ひとりが持てる力を最大限に発揮できる環境でお迎えしますので、「障害があることで、自分の可能性を限定されたくない」方に、ぜひご応募いただきたいです。そして、当社は、情報技術の会社ですので、「情報技術の仕事が大好きな方、情報技術を使って社会課題解決をしたい方、管理部門として事業を支えたい方」に仲間になっていただきたいです。ご応募お待ちしております。

障害者雇用の知識を得て障害者手帳を取得

転職者インタビュー

1年前に障害者採用枠で入社し、採用業務を中心に担当しています。前職は大学卒業後に新卒で一般採用枠で入社しました。私は、聴覚に障害があるのですが、当時、障害者手帳を取得しておりませんでした。日常会話であれば、補聴器や相手の口の動きで理解でき、発話もできるので大きな支障はないと考え、就職も一般採用枠で活動しました。前職の会社は区別なく対応してくれていましたので、在籍した7年の間に、営業、総務、労務と多岐にわたる業務で仕事の領域を広げてきました。しかし、聴覚に障害があったことで、内心困ったことがありました。それは電話対応です。相手の話が聞こえにくい、聞き取れないなど、電話はとても苦手でした。一般採用枠なので、他の社員にできて自分にできないことがあっても良いという考えが私にありませんでした。電話をとらないことは、甘えになるのではないかと、ストレスを感じていました。4年後、人事労務に異動したことがきっかけで、障害者雇用の知識を得ました。これまで障害は不利になると思っていましたが、特性として受け入れる会社がとても多いことを知ったんですね。そこで障害者手帳の取得に至ったわけです。

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ピープル・デベロップメント統括本部
コーポレートPD本部 採用・育成部
Sさん 聴覚障害

転職して、可能性が広がった!

取得から数年を経て、より大きな組織で、活躍の場を広げたいと考えるようになり、転職活動を始めました。人事の仕事をしていたので、dodaチャレンジの存在は知っていましたが、知人の勧めもあり、評判が良かったので登録をしました。実際、求人情報も豊富で、キャリアアドバイザーは親身に支援してくれました。特に業務の棚卸しや何ができるのかを言語化することに苦労したのですが、アドバイスは的確でした。面接の練習も行ってくれたので、本番ではあまり緊張せず、伝えたいことを話すことができたと思います。
思い切って転職活動に踏み切って良かったですね。仕事の可能性が広がったと感じます。これからチャレンジしたいのは、新卒採用の面接官です。特に障害のある学生の支援をしたいですね。私もそうだったのですが、はたらくことにとても不安を感じています。インターンシップから関わって、はたらくことへの不安を取り除いて、当社で、社会で、力を最大限発揮できる応援をしたいと考えています。

「才能と情熱を解き放つ」ことができる環境

とてもはたらきやすいです。障害がある社員が当たり前の存在であること、会社全体が、配慮することに慣れている、と感じます。会議でも、会話内容をリアルタイムでテキスト化するアプリを使用してくれますし、自然に屈託なく「聞こえる?」と聞いてくれたり、周りの社員のオープンマインドが心地良いです。
また、制度面でもしっかりしています。特に、ノーマライゼーション休暇はとても助かります。ノーマライゼーション休暇を使って、補聴器センターがすいている平日に補聴器のメンテナンスに行けるので時間を有効に使えます。あと、席が固定されず、フリーアドレスなのも気に入っています。聴覚の障害で、周囲がざわざわしていると聞き取りづらいです。音が気になるときに、比較的静かなエリアに移動し話し合いができるのは良いですね。聴覚に限らず、障害の特性に応じてはたらきやすい場所で仕事ができるのは、効率も良いと思います。

風土も制度においても、当社は「才能と情熱を解き放つ」ことができる環境です。障害があることで、ご自分の可能性を限定せず、広げたいと考える方は、ぜひ当社にチャレンジしてください。

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